ほぼライブ【第4日目】隆雄を散策後、高速鉄道で台北へ

第4日目(令和6年《2024》4月30日)

朝は、一旦6時前に目が覚めるが、身体を十分に休めるために2度寝。7時45分に起床して、トイレとシャワー(トイレットペーパーをトイレに流せないので、この2つはセット)を済ませて、外に出ると眼の前にはブランチ屋。

アイスコーヒーと米国式ベーコンバーガーで朝食。代金は140元(約700円)で、東京価格と変わらない!

※以降の記事は台北に向かう新幹線内で執筆予定。取り敢えず、写真を先行アップロード。

それでは、15時15分発の高速鉄道(日本製新幹線)に乗車したので、執筆再開!

ホテルのチェックアウトは11時までなので、それまで市内散策。外へ出ると空は快晴、既に気温も30度まで上昇。

この交差点の真下が美麗島ドーム。はるか先に見えるのがランドマーク高雄大楼。

美麗島から高雄港に向かう地下鉄路線の改札を抜けてホームに降りると、そこは反対方向に向かう列車のホーム。この路線は方向によって改札が異なる様子。改札に行って、係員に間違えた事を伝えると、係員用のゲートを使って隣の改札内に誘導してくれた。

地下鉄で1駅・約1kmの市役所前駅で地下鉄を降り、約700m歩いた所にあるのが「高雄市労工博物館」。約6年前にも来たことのある博物館だが、一人旅ではなかったため、本ブログには未掲載。

館内に入ると、初老(72歳と言ってありますいました)の男性が台湾語で話しかけてくるが、micが日本人だと分かると、たどたどしい日本語で展示内容を説明してくれる。話によると日立の台湾事業所に勤務していたようで、東京事業所などに出張経験もあるとのこと。

展示内容は以前とは変わっていて、歴代の労働争議の説明コーナーが新設。

やはり公的セクターの民営化は争議に結びつきますネ!

鉄道や航空関係というのも争議が発生しやすいですネ!

近年では、賃金より勤務時間などが問題化するようです。

次に入ったのが、労働者が現在抱える問題点の説明コーナー。最初に説明されていたのは公的部門における非典型雇用。

次が若年労働者の貧困問題。案内の男性に「日本も同じです」と言うと、「こうした問題は日本を真似て発生している」との答え!

「大東亜戦争」以前からの歴代労組指導者の紹介コーナー。

他にも安全衛生啓発ポスターの展示等々。

約45分程度で館内を早廻りして、案内してくれた男性にお礼を言ってから退館。

地下鉄を使っても、深い場所にあるホームまでは結構歩くので、帰りはタクシーで美麗島駅まで約1.5km移動。料金は90元(約450円)。

ホテルの10時10分頃に戻り、部屋のバスタオルで汗を拭いつつエアコンで熱を帯びた身体を冷却。ついでに汗で湿ったタオルを扇風機で乾かす。

そうしていると、10時40分に部屋の電話が鳴る。「チェックアウトは11時までに!」という注意だったので「すぐにチェックアウトするよ」と言って電話を切り、パッキン済のスーツケースを持って10階のレセプションデスクに行って、鍵を返却。

ホテルを出て向かったのは、新幹線が出発する左営駅。昨日、地下鉄左営駅の近くにロッカーを見つけたので、そこにスーツケースを預ける。ロッカーの操作スクリーンは日本語にも対応で預け賃は40元(3時間まで)。料金を投入して預け入れ手続きが終了するとレシートが発行されるが、捨てては駄目! 荷物を取り出す時にれしーとに印刷されてQRコードのスキャンが必要!

ロッカーを使う際には、ロッカーの場所やロッカー番号は撮影しておくと安心

スーツケースを預けた後は、地下鉄で3駅戻った凹子底駅に戻り、高雄ライトレールに乗り換え。

このライトレールは高雄市内を一周する環状線で、途中、地下鉄や台湾鉄道の駅とも接続。本年1月に全面開通した新しい公共交通機関。

目的地の高雄港地域へは環状線の4分の1程度の距離だったが、乗車する方向を間違えたため、環状線の4分の3程度を約50分かけて移動。まぁ、景色を眺めながら休息出来ましたが。ちなみに、このライトレール車両は車体全体に広告がプリントされていて窓が無いように見える外観だが、車内からはスモークウインドウ越しに外を見ることが出来ます。

ようやく到着した高雄港エリア。ライトレールの駅前には「高雄大橋」

高雄大橋の上から高雄港中心部を撮

影。一番高いビル「髙」という漢字を表した「高雄大楼」で、高雄市のランドマーク。

高雄港地区には、古い倉庫をリノベーションして、洒落たカフェやレストラン街、ブテックや雑貨店が並ぶ芸術地区などなど、お洒落な町並。

数十秒間隔で・・・ます

高雄港エリアを約1.5km散策し、更に1km程離れた炭焼きサンドイッチの有名店で昼食を採ることに。途中、高雄港の門があったので、写真を撮影し、門の日陰で一休み。

結果として、炭焼きサンドイッチを食するには至らず。店の営業時間は朝と夜のみ(この営業時間は日本では想像つきません)。

汗をかきかき、約500m離れたライトレールの駅へと歩を進める。このライトレールの駅は開放されたホームの入口脇にカードセンサーが設置されているだけで、ゲートは無い。つまりタダ乗りも可能ということ。そんなことを感じながら乗車していると、途中から係員が乗り込んで来て、乗客のカードを手持機械にかざして不正乗車をチェック。その様子を見る限り、不正乗車は無かった様子。台湾の民度の高さあってのライトレール乗車システムということ。

地下鉄に乗り換え、左営駅でスーツケースを引き取る。ただし、預け時間が3時間を超えてしまったため、追加料金40元がロッカーを開くのに必要。

そして、高速鉄道の発券カウンターにKKdayで購入した台北までのバウチャーとパスポートを提示して外国人専用割引チケットを入手。

お昼御飯はまだだったので、有名な「臺鐵便當」と水を購入。ビニール袋1元を含めた料金は116元(約580円)。

購入したのは右から3番目

乗車して直ぐに臺鐵便當を食べ始める。排骨は骨付きという難点はあったもの濃い醤油味で美味しい。他に魚肉と思える大きなそぼろ、濃い味の煮玉子、薄味の揚げ物やブロッコリーなどなど、ビールが欲しくなるが、駅構内では売っておらず、残念。

高速鉄道は発車から1時間40分で台北駅に到着。外に出て喫煙所で一服しながら目の前のビルを見上げると、そこが本日の宿泊先。

1階エントランスや7階レセプションフロアーでは、何かやっているとスタッフが助けに来てくれるので、写真撮影は行わず、代わりに宿泊階のエレベーターホールを撮影。ちなみにホテルスタッフはすべて日本語で対応(英語の方が良いんですけれど)。

部屋までスーツケースを引っ張って行くが、床がフカフカの絨毯のため、スーツケースのキャスターが引っ掛かってしまう。そして、やっと部屋にたどり着き、室内へ。

部屋に入って右側の戸を開けるとセイフティボックスとクロゼット。クロゼットにはガウンが用意。
反対側にはバスタブ、シャワーブース、トイレ。トイレにはウォシュレットが装備され、「トイレットペーパーを流さないでください」の表示も無し。※すでに5〜6年前から衛生上の理由により、台北では、使用したトイレットペーパーは流すことが推奨避れていたはず。
トイレの隣には洗面所
洗面所の反対側の戸を開けるとミニバー。ボトルに入った水は特別な温泉水とのこと。
洗面所とつながるデスク。その奥にベッド。窓際にはソファ。
窓からは台北駅(朱い屋根)が見える
机にはグーグルホームのような電子機器。これで室内照明モードを変えたり、各種手当情報入手、音楽を聞いたり、ウェイクアップコールのセット、ルームサービスなどなどを操作。

このホテルは「エコホテル」を自称していて、歯ブラシなどは備わっていない。それにホテル内の照明も暗い。そうした一方、部屋の電源はルームキーカードを入口の機器に差し込まないとONにならないシステムなのにダミーキーが差し込まれていて、外出中でもエアコンなどの機器は運転を継続。まぁ、この点は助かりますが!

ホテルで一休みの後は、森林北路にあるお店まで約1.8kmを歩いて向かう。毎回、台湾を訪れた際には「お土産」を購入する店。しかし、いつも購入している風梨酢の価格はかなりの値上げ。手持ちの台湾元では足りないので、近所のファミリーマート内のATMで台湾元を引き出す。その為替レートは1元が5円を超えている。今まで、1元5円弱で計算していたが・・・少し前までは1元4円だったのに!

お土産(キチンしたコメントを頂けた方々に対するモノも含め)を買ってから、約400m離れた新光三越へ移動。汗だくの状態で満員のエレベーターに乗って地下2回へ。

本日くらいは贅沢しとうと思い、小籠包の有名な高級店・ティンダイフォンに行くが、待ち時間110分とのことで断念。

三越前の地下鉄・中山駅から地下鉄に1駅乗って台北駅へ、そしてホテルの部屋へと戻る。

部屋に戻ってからは、滅多に入らないバスタブに湯を張り、疲れた脚を温めながらグーグルマップで近所のマッサージ店を検索。しかし、超高級店を除いて、いずれも閉店間近。今晩のマッサージは諦めることに。

バスタブから出て、パジャマ代わりの柔らかいジーンズとフーディーを着て、ホテルの入っているビルの中にある高級ショッピングモールへと移動。

そのショッピングモール内にはいくつかの日系レストランが開店。そのうちの一つで、以前、台北店限定「メガ天丼」を食べたことのある「天吉屋」に入店。この天吉屋、新宿にあるお店の台北支店で、従業は「いらっしゃいませ!」とは言うものの(今日は言われなかったけど)、日本語は理解出来ず、会話は英語。

注文したのは台湾ビール(120元)とオールスター天丼(380元)。先ずはビールが運ばれて来るが、それと合わせてツマミにキャベツ。ソースかと思ってかけたのは甘味のポン酢。

ビールを飲んでいると、天丼が到着。具が多くて御飯に辿り着けないので、小皿のキュウリの酢の物を食べ切って、その小皿にエビとインゲンの天ぷらを移動して御飯と対面。その後は、タマゴの天ぷら(珍しい!)、鶏肉、舞茸、芋、イカの天ぷらをツマミにビール。そこでエビとインゲンを丼に戻し、少量のゴハンと共にビールの肴。最後に芝海老のかき揚げで残った御飯をいただいて、赤だし味噌汁を飲んで、夕食終了。お味の方はと言うと、油の質も良く、お値段相当のお味でした。なお、お会計は、天丼とビールの代金にサービス料10%が加わり、なぜか5元がディスカウントされた545元(約2750円)。

食事の後は、セブンイレブンで金門高粱酒の38度300mlを購入。58度の高粱酒とはあまり価格は変わらないが、38度の方が味わい深い(購入後気付いたが、標準酒より2倍近い高級酒を購入)。

ホテルのフロアー毎に、特別な水のディスペンサー室が配備。部屋に備え付けのボトルを持って行って、ソーダ水を充填。高粱酒のソーダ割を飲みつつ、ココまでの記事を執筆・投稿。時刻は22時30分。ボトル半分残った高粱酒を飲みながら、あと30分くらいテレビでも見ることにしようと思う。

と思いながら、ホテルのテレビでアルラジーラ(中東のメインニュースTVチャンネル:テロリストの犯行清明が送り付けられるTV)を見ていたら、アメリカではコロンビア大学で戦争反対の学園紛争が発生しているとのニュース。世界情勢を正確に認識するには米国忖度のニュースだけでなく、幅広い情報源が必要と、改めて今認識。

もうすぐ深夜12時。部屋の電気の消し方が分らない。取り敢えず、大量の枕を端に寄せ、睡眠スペースを確保。アチコチのスイッチをいじるが部屋の一部は明かりがついたまま。悪戦苦闘の上、やっと分かったのは、机の上のグーグルホームのような機器で照明をナイトモードに設定するということ。世界の常識に遅れた日本人を実感。アジアで基軸通貨(欧米人の一部は面白くなかったでしょう)となっていた円安が進むのも理解。

【本日の歩行数:  歩】

コメント

  1. 京の弟子 より:

    見事な快晴で良かったですね。写真撮影も気持ちよくできたのでは。
    宿泊先もグレードアップされたためか、いつもより撮影カット数が多いように感じるのは気のせいでしょうか。
    ハイテンションになりますよね。
    ライトレール、何かに似てるなーと思ったら、戦隊モノに登場する青色ヒーローの顔!そう感じるのは小生だけ
    でしょうか。
    今回の旅で、初めて温かい夕食にありつけたのではないですか。少しホッとしました。

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