【詳細版】マニラ経由でアンヘレスへ(第5日目・9月19日)

 2022.10.03 2022.09.10

旅行中に執筆した「ほぼライブ版」はコチラ

おはようございます

朝は、5時半頃にお目覚め。部屋にあったインスタントコーヒーとANA機内食で残しておいたクラッカー2枚が朝食。

スマートフォンなどの充電を終え、8時過ぎにホテルをチェックアウト。ホテルのミニバンで空港に送ってもらう。10分程で到着した空港で下車する際には、ドライバーへ20ペソのチップ。

プエルト・プリンセサ国際空港

空港ビルに入るには、身分証明書(パスポート)を提示して、セキュリティチェックを通過することが必要。

そして、カウンターでチェックイン。自動チェックイン機が中心のNAIAとは異なり、ここでは有人カウンターのみ。事前にWEBチェックインしておいたので、手荷物を預けて、ボーディングパスを受け取るだけと、手続はスムーズ。

そして、搭乗待合室に進むが、その手前のセキュリティチェックで問題が発生!  フィリピンでは機内にライターが持ち込めないので、代わりにライター持ち込み禁止にも対応可能という触れ込みのUSB充電式電熱線ライターをバックパックに入れていたのだが、数回に渡ったX線検査(ライターのある場所を絞り込んいた様子)でその存在が見つかってしまい、「火は出ないよ」と抵抗するものの、没収という憂い目に! 千数百円で購入した電熱線ライターが活躍することが出来たのは僅か5日間のみ。

その後、搭乗待合室の土産物屋を覗いたところ、地底河川の写真がプリントされたマグネット(75ペソ=200円)を発見して購入。椅子に座って、ここまでの「ほぼライブ」版を執筆・投稿。

搭乗開始は予定より遅れて10時20分頃。

日本には無いスロープ式タラップ

滑走路からNAIAに向けて飛び立ったのは10時45分。離陸後5分程度で、眼下には昨日訪れたホンダベイのアイランズが良く見える。

NAIA到着〜アンヘルスへ

飛行は揺れもなく順調。雨が降り注ぐNAIAに着陸し、預けた荷物を受け取って、到着ロビーに出たのは12時半。

ここで円からペソへと両替。多くの銀行のレートは1万円が3800ペソ。しかしBDO銀行はフィリピン到着時よりレートが良くなっていて1万円が3900ペソ。

両替が終わって、時計を見ると12時50分。インターネット情報によると、昼間時間帯のアンヘルス行バスは毎時丁度に出発。

しかし、バス停を見つけたり、その他諸々に10分間は不足。今日は、朝にクラッカー2枚を食べただけなので、空港内で昼食を摂ることに。

迷わず向かったのは、ジョリー・ビー。フィリピンではマクドナルドよりも浸透しているハンバーガーチェーン。

カウンターの上に掲示された写真付メニューを見て、ベーコンハンバーガーセットを注文。値段は日本円換算で700円! 他にもハンバーガー用の肉に御飯が付いたセットなどもあったが、それは後日挑戦することに。

トレイにバーガーセットが乗せられてカウンターに運ばれてくる。そのトレイをカウンター越しに受け取ろうと手を伸ばすと、女性スタッフにサッとトレイを引かれてしまい、受け取れない。すると、その女性スタッフが客席方向に向かって何か叫んで、客席スペースにいた男性スタッフがカウンターにやって来る。彼がmicの代わりにトレーを受け取り、micを空いた客席に御案内。当然、食べ終わった後片付けも彼らの仕事。人件費が安い?それとも価格が高い?から出来るシステム。

ハンバーガーは、マックのハンバーガー位の大きさ。日本の物価は安い!

食事とトイレを済ませ、インターネット情報を頼りにターミナル出口を出て、ターミナルビル沿いに右奥まで進むが、それらしいバス停は見当たらない。そこで、周囲を見渡すと、目の前の車道を渡った先にそれらしいバスが停車中。降雨の後の水溜りを避けつつ、トランクをガラガラ押して向かうと、情報どおりのハーベスト社のバス。

バスの外で待機している車掌に荷物を預け、きちんと床下のスペースに収納されたのを見届けた上で、バスに乗り込む。バスは全席自由席。料金は発車後、車掌が目的地を尋ねた上で乗客全員にチケットを切り、その後で料金を回収するシステム。アンヘルス中心部のショッピングモールであるSMクラークまでの乗車料金は380ペソ(約1000円)。

アンヘルス到着

発車後、マニラを抜けるまでは渋滞のため時間を要したが、その後の高速道路は順調で、予定どおり(滅多にないのでは?)2時間でSMクラークに到着。

バスから降りたら、その横が喫煙スペース。ライターが没収されているので、タバコを吸っているオジサンから火を着けてもらう。8時間ぶりのタバコが旨い!

アンヘルスもかなりの雨が降っている。こういう天気の場合、おまけに外国人向けのトライシクル料金は高い。試しに約1km離れたホテルまでの料金を訊いてみると、150ペソ(約390円)とかなりの料金。「100ペソでどうか」と交渉するも、強い雨、外国人、重そうな荷物、と三拍子揃ってしまっているので、向こうは強気。「じゃあ雨が止むのを待つ」と言ってみても、返事は「ノープロブレム」。完全に負け!  150ペソで乗りました。

スコアバースホテル

ホテルまでは約10分。本日のお宿はスコアバースホテル。2泊で1万158円(後日、agodaから300円程度のキャッシュバックがあるので、実質1万円以下)の3星ホテル。

エントランスに入ると、目の前にプール。そのプールを取り巻く形で、レセプションやバー、客席が配置。客席は2階席まであるが、その理由は、月に1回、このプールサイドで水着コンテスト(現在の日本では表現し辛いのですが、ヤングレディース達によるコンテスト)が開催されるため。さすがフィリピンの「歌舞伎町」!

さて、micの部屋は1階。プールサイドからは奥まっているので、夜の騒音は避けられそう。部屋には灰皿が置いてあり、レセプションで確認したら喫煙可能とのこと。法律で客室内禁煙が徹底されているフィリピンでは希有。これも「歌舞伎町」という所以か!?

ブログ執筆に最適なテーブルの正面は窓。タバコの煙はここから外へ吐き出すとい寸法。
部屋は広くはないが、大きなウォーターサーバーが設置されているのは有り難い。
シャワーブースが完全に仕切られていないのが難点。

さて、先程から「歌舞伎町」という言葉を使っているが、このアンヘルスにあるクラーク国際空港は、元々は米軍の空軍基地。そして近くの海岸にあるスービック港も米軍の元々は海軍基地。両基地はベトナム戦争時代には重要な基地であったが、1991年のピナツボ火山の大噴火により大量の火山灰が両基地に降り注いだため、米軍は撤退。噴火が収まった後、フィリピンが残された施設を民生用に再利用。そして、もうひとつ残されたのが、タイのパタヤ同様、明日死ぬかも知れない米兵のための歓楽街という訳。

ホテルにチェックイン後は、近くのミニストップで小さなライター(いわゆる100円ライターですが、本当に約100円)を購入してから、ここまでの記事を執筆。かなり心身の疲労が溜まってはいるが、取材のため、イッパイ(ワングラスでは無いです)飲みに行くことにしよう。

ウォーキングストリート

アンヘルスの中心は「ウォーキングストリート」。幅6〜7m、長さ300m程の道で、夜間には歩行者専用道路。両脇にはレストランやオープンバー、そして米兵が大好きなGOGOバー。

GOGOバーについては、入口にかかっているカーテンを開けて、中を覗いて店の雰囲気を確かめる事は普通なので、数軒覗いてみる。ほとんどで店では、中央に設けられたステージ上で、水着もしくはそれに近い格好の女性達が踊っていたり、ただ立っていたり、という感じ。お客はステージを取り囲む客席に好みの女性を呼んで侍らすという遊び。ユーチューブでは、現金や現金に引き換えることの出来るピンポン玉をステージに投げ入れたり(これって江戸時代のお大尽に遊び!)、気に入った女性を連れ出したり、という遊び方が紹介されている。

ストリートにおけるマスク着用率は1割未満。取り敢えずマスクを着用してはいたが、案の定、「マスク着用が普通の国」から来たという看板をぶら下げているようなもので、非常にしつこい造花売りに付きまとわれる。「小さな子供が3人いる」とか言いながら、貧相な造花を売りつけようとするが、その時、なんとmicに向かって言ったのが「カムサハムニダ!」。「オイ。今なんて言った!」などと問い詰めると、彼女はしどろもどろ。ジャパニーズに言ってはいけない言葉であることをしっかりと教え込む。彼女が大人しくmicの説教を聞いていたので、造花代100ペソ(260円)を支払い。

こうした一例もあったように、ワクチン4回目を接種したばかりの身体でマスク未着用と、「私は『マスク着用が普通の国』から来ました」という看板をぶら下げて歩き回るのとでは、トータルでのリスクを考慮して比べれば、答えはひとつ。

そんなお大尽遊びは、やりたくないと言えば嘘になるが、資金力と体力の乏しいmicはただ冷やかす(チョット中を見て良い? と入口で一言声を掛ければ、全く問題なく30秒位まで、見るだけが可能)だけで、スポーツカフェ&レストランでビールと食事。

スポーツカフェですが、この時、モニターには英国・エリザベス女王の国葬の様子

注文したのは、 ガーリックライスに目玉焼きと牛肉の煮付の付け合せ。フィリピンレストランのメニューでよく見る「エブリタイム・ブレックファースト」の一品(250ペソ)。これにビール2本とチップ相当で、500ペソ(約1300円)。ガーリックライスは具を炊き込んだようで、チャーハンのような味。そのまま食しても、付け合せと一緒に食しても、美味!!

食事の後は、ホテルに戻り、「いいちこ」の水割を脇に置いて、ここまでの「ほぼライブ」を執筆・投稿。

日付が変わって少し過ぎた時刻に、もう1杯飲んで就寝。オヤスミナサイ。

【本日の歩行数1万4826歩、消費カロリー3223kcal】

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