【番外】Go To トラブルで、オキナワ(第1日目)

Go To トラ

武漢から世界中に蔓延したコロナヴィルスにより、観光業は壊滅状態。そんな観光業にテコ入れするべく7月22日から始まったのが「GoToトラベル」事業。

国内旅行代金の50%が補助されるというのが触れ込みだが、そのうち金額そのものの補助は35%で、残り15%は旅行先で使えるクーポン券の支給。加えて、そのクーポン券支給は9月以降の旅行が対象。

とはいえ、旅行代金の35%が減額されるのは大歓迎! 数年前から患っている難病の療養も兼ねて、ANAのダイナミックツアーでオキナワへ。料金は、往復航空賃とホテル2泊のセットで、3万4700円。この金額だけでも「安い!」と思えるが、このうち35%分の1万2145円が後で返金されるので、実質2万2555円!

ということで、令和2年8月1~3日に行ってきましたオキナワ・ツアーを、写真を中心にご紹介。

ANA471便で那覇へ

羽田空港を朝に出発する便を選択すると、ツアー料金が高くなるので、11時25分発のANA471便で那覇へ。使用機材は大型のB777だが、搭乗率は50%程度。

羽田・那覇間の飛行時間は2時間45分で、羽田・上海間より若干短め。コロナ対策のため、機内サービスも簡素化しており、飲み物はお茶かジュースのみ。機内で飲む酒は格別なのだが、那覇到着後に車を運転するため、ガマン!ガマン!

ANA471便は予定より15分程早く那覇空港に到着。飛行時間は2時間半。この程度の飛行時間では難病「飛行機のらないと死んじゃう病」の症状は若干緩和するのみ。

トラベルレンタカー

機内では Wi-Fi が使えたので、スマホで那覇のレンタカーを検索。一般的にコンパクトカー1日のレンタル料金は8000円程度だが、1日1500円、免責保障料込みでも1日2600円という激安レンタカーを発見。早々に申し込む。

那覇空港では、専用の待機レーンに各レンタカー会社のマイクロバスが待機。

他社に比べて、トラベル・レンタカーのバス乗り場は客が多め。場合によっては、バスに乗り切れず、次のバスに乗ることに(料金が激安だもの)。

バスに乗って約15分。到着した営業所は、今までに見たレンタカー営業所とは異なり、貸し出し手続、配車、返却のそれぞれが分業されていて、効率良く客を回していく。

そして、5分程で貸し出された車は、走行1万km程度のヴィッツ! 貸し出されるのは、おんぼろ中古車だと思っていたが、超意外!

旧海軍司令部壕

ヴィッツを運転して約15分。到着したのは旧海軍司令部壕のある海軍壕公園。

無料駐車場に車を停めて司令部壕入口に向かうと、通路の脇にオキナワらしい看板。

丘の一番上には、慰霊塔。

慰霊塔の先には、壕の入口があるビジターセンター。ちなみに、周りには誰もおらず、いるのは自分ひとりだけ。

ビジターセンターに入り、地下に降りて、チケットを購入・・・たしか450円だったけ?

ビジターセンターに地下には、資料展示室も。

そして、こちらが壕への入口。

見取図の拡大写真。階段を降りていくと、横に伸びる通路があり、その先にも壕が伸びている。

入口から下に伸びる階段。だいたい100段くらい。

階段を降りると、横に伸びる通路。通路の脇には「医務室」などが配置。

横に伸びる通路の奥にある壕は、狭い通路で結ばれている。

幕僚室の奥の壁には、幹部が自決した際の手榴弾の痕。

司令官室には入れず、中を覗くだけ。

一通り廻って、横に伸びる通路を進むと、丘の下に位置する出口。この間、誰とも会わず。後で地元の人が言うには「あんな場所に一人で入るとは!」とのこと。

出口脇の売店でアイスを買って一休み。羽田空港のマックでマフィンを食べただけなので、このアイスが昼食代わり。

ひめゆりの塔、残念な資料館の展示方法

続いて向かったのは、那覇市内から約15km離れた「ひめゆりの塔」。旧海軍司令部壕から約30分のドライブ。

場所によっては片側3車線もあった国道も、ひめゆりの塔が近づく頃には片側1車線と狭くなる。道路脇に「ひめゆりの塔に一番近い駐車場」との表示があったので、車を停めるが・・・駐車場を所有するレストラン兼土産物屋は閉店中。付近を見渡すと・・・他の土産物屋もシャッターが降りており、開店している店は無し!

ひめゆりの塔に進むが、他に見学者はカップル1組だけ。

はじめて知ったのは、慰霊塔の前には大きな洞窟(ガマ)入口が口を開けている。ここが第3病院の入口らしい。

慰霊塔の先にある資料館に入場。内部は撮影禁止。地下の展示室から慰霊塔前のガマ入口を見上げることが出来るが、梯子が無くては昇り降り出来ない程の旧勾配。

米軍の上陸から、戦線の推移、ひめゆり学徒隊の説明、ガマの中に設置された病院の様子、部隊解散後に米軍から逃れる様子などなどがパネル展示や証言ビデオ等で説明されている。その内容は充実しているが・・・展示手法がお粗末。 証言ビデオに英文のテロップも無く、説明は日本語だけ。資料館内部で外国人カップルを見かけたが、日本語の説明が理解できないようで、椅子に座ってじっくり見ていたのは外国人の平和運動家が英語で話すビデオだけ。

琉球ガラス村に立ち寄り

ひめゆりの塔から那覇市内に戻る途中で「琉球ガラス村」の看板が目に留まる。まだまだ時間に余裕があるので立ち寄ってみる。

中に進んでいくと、稼働中の工場が見学できる。

工場の奥には、小学校の体育館より広い販売所。

大き目のコップが欲しかったが、価格は4000円程度と高額。とてもコップひとつに支払う金額ではない。そんな中、1500円程度のコップを発見。購入して、自宅に帰ってじっくり見たら・・・メイド・イン・ベトナム!!

瀬長島に行ってみる

那覇市に戻ると、時刻は17時前。まだ陽も高いので、空港に近い瀬長島(道路がつながっています)に行ってみる。

瀬長島は那覇空港の滑走路の延長線上に位置する島。今回の旅行から20倍の望遠ズームを装備するニコンの一眼レフを持参しているので、しばし、離着陸する航空機を撮影。

レンタカーを返却して、那覇中心部へ

17時半頃にレンタカーを返却。ガソリン満タン返しが原則だが、燃料系も満タン表示のままなので、走行距離で燃料代を精算。支払ったのは390円。

レンタカー営業所から送迎バスで那覇空港へ。そして「ゆいレール」で県庁前へ。

ゆいレールの県庁前駅を降りると、出入り口付近に看板。いかにもオキナワ!?

今夜もいっぱい・・・緊急事態宣言?!

宿泊先は、ロコイン松山というホテル。周りは那覇イチの繁華街のはずだが、なんだか寂れた感じ。

ホテルにチェックインして、シャワーで汗を流して一休み。暗くなるのを待って外に出るが、閉まっている店ばかりで、開いているのは居酒屋2件のみ。

そのうちの1件に入り、琉球料理をサカナに泡盛をいっぱい。当初は、イラブー(ウミヘビ)が食材になっている琉球料理は避けるつもりだったが、むしろイラブーは高級食材ということで、一般的な琉球居酒屋では調理されていないことが判明したため、急遽、方針変更。

ちょっと高級な感じの「酔竜」という店に入店して、まずは「泡盛飲み比べセット(1000円)」を注文。

塩漬け小魚が乗ったスクガラス豆腐と島ラッキョウを肴に泡盛の水割り(濃いめ)を頂く。

3種類の泡盛を飲み干した後は、一番口に合ったし、価格も手頃だった「残波・黒」を何度かオカワリ!

沖縄県の県魚である「グルクン」の唐揚げも注文。サクサクとした歯応えだが、淡白な味。

オカワリの泡盛を3~4杯飲んだところで、店のスタッフが「今夜は10時閉店です」と伝えてくる。「随分と早い時間に閉店するんだなぁ」と感想を洩らしたら、本日、沖縄県独自の緊急事態宣言が発令されたとのこと。よって、各施設は営業自粛、飲食店は営業する場合でも10時閉店ということ。ちなみに、明日はバスに乗って「美ら海水族館」に行く予定である旨を伝えると、「明日から休館でしょう」との答え。スマホで調べたら、やっぱり休館・・・残念・・・ということで、更に「残波・黒」をオカワリ!

最後の締めは「タコライス」。

お会計は5940円。まだチョット飲み足りない・・・ので、寝酒を求めて近くのファミリーマートへお立ち寄り。

酒コーナーのメインに並ぶのは泡盛だらけ。

発泡酒などの棚には、絶対に飲みたくないハイボール!!

総菜コーナーに並ぶのは「ゴーヤチャンプルー」

結局、買ったのは、シークワーサーのサワー(アルコール度数8%)。

ところで、明日はどうしよう?

コメント

  1. 渡辺晴雄 より:

    渡辺です。お久しぶり。結局、10杯も泡盛を飲んだのね。

    • mic より:

      ご来場ならびにコメントいただき、どうもありがとうございます。
      コロナ禍の下、国境を跨いで旅行する人が激減し、そうした方々にご来場いただいていた「micの週末海外旅行」へのアクセスも激減しております。
      この間、「横ぐし記事」の投稿や、過去の投稿への写真等の追加、等々の改善を重ねておりますので、引き続きのご来場、よろしくお願いいたします。

  2. 京の弟子 より:

    「ひめゆりの塔」は昭和50年7月、上皇陛下と上皇后陛下(当時、皇太子同妃両殿下)が戦後初めて訪問された際、壕に隠れていた過激派が飛び出し火炎瓶を投げつけるという事件が起きた場所ですね。当時の皇室の沖縄訪問には賛否両論あったようですが、火炎瓶が投げられた瞬間、妃殿下が片手を殿下の前に伸ばして守ろうとしたことは今も語り継がれていますね。

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