《詳細版》夏休みだヨ!インドネシア(プロローグ~第1日目)混乱のマニラ乗り継ぎで、ジャカルタへ

プロローグ

今年の夏休みも、前年に続いて、9月に2回ある連休の狭間。3日間の夏季休暇と、併せて取得が奨励されている有給休暇2日を取得すれば、9月13日(金)から23日(月・祝)までの11連休。

前年の夏休みで訪れたのはカンボジア。クメールルージュによる虐殺現場を視察した後で訪ねたのは、世界三大仏教遺跡の一つであるアンコール遺跡。

ということで・・・本年の夏休みは、残る仏教遺跡の一つであるボロブドゥールに行ってみることに。

6月中旬に、スカイスキャナーで、ボロブドゥール遺跡のあるインドネシア・ジョグジャカルタまでの航空券を検索すると、ジャカルタもしくはシンガポール経由で8万円台後半! この金額では手が出せないということで、イロイロとルートや日付を変えて検索・・・航空券が料金の変動を繰り返す中、7月初旬に以下の航空券をTripComで購入。 空港利用料や諸税込み込みの価格は4万4694円。

この航空券の6月中旬時点の価格は4万2000円台で、6月下旬に1万円近く値上がりした後で、7月初旬にこの価格まで下落。ちなみに8月末時点の最安値は4万9000円程度だが、5万円前後で販売しているのはいずれも海外の旅行会社。信頼性の高い TripCom は販売を終了しているし、他の国内問い合わせ窓口のある旅行会社の販売価格は5万円台半ば以上(出発5日前に見たらTripComが4万9000円弱で販売再開)。

※ ジャカルタでの到着・出発時間は深夜だが、東京とジャカルタを直線で結んだちょうど中間に位置するマニラでの乗り継ぎ時間は往復ともに2時間程度。直行便の飛行時間8時間程度と大きな差も無いし、何より途中でタバコを一服できる!(と思っていたが、大間違い!)  さらには自宅から近い羽田空港発着!!

ジャカルタからジョグジャカルタへは、当初、列車で行くつもりだったが、イロイロ調べてみると、 ボロブドゥールに行くDAMRI社(まともなバス会社)のバスがジョグジャカルタの空港から出ている(可能性がある)とのことで、往路は空路に変更。最安値だったエアアジアの片道料金は2000円台だが、手荷物預け料金が別途かかるし、なによりジャカルタ発が早朝の1便のみということで、選択から除外。次に安かったライオンエアーも昨年10月に起きたボーイング737MAX墜落事故の記憶が鮮明ということで除外。そうすると、残る航空会社の価格差は1000円程度。カンボジアで、危ない飛行機(西安MA60)に乗った際、不安感でいっぱいだったということもあって、結局、最も安全性が高いと評価されていて便数も多いガルーダ・インドネシア国営航空のチケットをTRIP COM.で購入。ジャカルタ出発時間が正午の便で、価格は7873円。ちょっと高いが、安全・安心には代えられない!

ところで、インドネシアではイスラム教徒が多数派。ただし、中東地域とは異なりソフトイスラムなので、命の水=酒が完全に禁止されてはいない・・・が、ビール以外の入手は難しそう。預け入れるリックの中にウイスキー1瓶を忍ばせていく他に、機内持ち込み用にタレ瓶に小分けしたウイスキーも別途用意!

機内持ち込みが可能な液体量は、100cc未満の容器で、1リットルサイズのジップロックに入るだけ!

それと、今回のTRIPで使用するSIMはコレ! 通信会社は、これまでも何度か使用しており、信頼性のある香港のチャイナユニコム。12日間、アジア各国でデータ通信が可能。日本でも通信可能なので、出発日に自宅でスマホに装着して開通! レンタル料が高いし、荷物にもなるWIFI機器を持っていくことや、一時期より安くなったとはいえ1日1000円程の料金のかかる国内通信会社の海外ローミングサービスを利用することなど、考えられない!

Amazonで購入。値段は、158香港ドルと表示されているが、それより安い1800円

【第1日目・9月13日】

今回の出発は、久々の羽田空港。 チェックインは、フィリピン航空のアプリを使って、前日に済ませておいたので、カウンターでは手荷物を預けるだけ。 だけれど、フィリピン航空のエコノミー席チェックインカウンターは長蛇の列。

チェックインは、フィリピン航空のアプリを使って、前日に済ませておいたので、カウンターでは手荷物を預けるだけ。 だけれど、フィリピン航空のエコノミー席チェックインカウンターは長蛇の列。

列の最後尾に並んで、ガラガラなビジネスクラスやプレミアムエコノミー席のチェックインカウンターを眺めていると・・・なんと!ウェブチェックインを済ませている搭乗客用のカウンターがあるではないか。オマケに並んでいるのは5人のみ!待つこと5分程で荷物を預けて、ボーディングパスを受け取り、搭乗手続き完了!

セキュリティーチェックを受け、顔認証システムで出国手続き。毎度のことだが、自動出国ゲートではパスポートに出国スタンプが押されないので、有人カウンターで押してもらう(もし、保険金を請求する事態が発生したら、出入国日がパスポートに記されている方がbetter!)。

その後は、免税店でタバコを買って、TIATラウンジで一休み。ラウンジからはガラス越しに搭乗するフィリピン航空のA330の尾翼が見える!

フィリピン航空機内では

ボーディングパスに記載された搭乗開始時刻は出発予定時間の45分前。「どうせ時間通りに搭乗開始とはならないだろう」と思いつつも、一応40分前に搭乗ゲートに行ってみると、既に搭乗が開始されている。

出発直前に分かったのだが、マニラのニノイ・アキノ国際空港は全面禁煙。ここで航空機に搭乗すると、約10時間の禁煙タイムの始まり! ということで、搭乗ゲート前の喫煙ルームでタバコを2本吸ってから機内へ。

B777のエコノミー席は3-4-3の配置。だけれども、69列より後ろは、機体が狭くなる関係で2-4-2の配置。そこでウェブチェックインで選択した座席は70C。窓側2列の通路側。通路も広いので、肘をはみ出させても問題なし!

出発予定時間は15時5分だが、その10分前にはドアが閉められ、機体がボーディングブリッジから離れる。

離陸したのは海上滑走路。そこまで地上を15分程タキシング。海上滑走路までは時間がかかる。

離陸後は機内食のサービス。CAが提示する料理の写真を見て、肉料理か魚料理かを選択するのだが、肉料理のすき焼きセットを選択。付け合わせも全て和風。量は少な目で、ご飯はオニギリ1個分。飲み物は、日本酒が無いので、白ワイン。ちなみに、フィリピンのビールであるサンミゲルは無かった。

映画を見ながら食事。観たのは、この前まで映画館で上映していた「アニータ」の日本語版。最後のシーンからして、続編が作られること間違いなし!

食事後も白ワインを2カップもらい、持ち込んだオツマミをポリポリがじりながら映画鑑賞。

マニラへは、着陸待ちの航空機が多くて、上空で約30分旋回。それでも、ターミナルに到着したのは予定どおり現地時間の19時(日本時間だと20時)。

ニノイ・アキノ国際空港は大混乱

地上係員の誘導でトランジットカウンターに向かうが、搭乗客の半数程度がトランジットで、カウンターまで150人位並んでいる。若い日本人女性グループも多いが、漏れ聞こえる会話からバリ島に向かうよう。

列に並んでいると、ホール横の扉が開き、別便で到着した搭乗客がホールに入ってくる。この到着客はトランジットではなく、フィリピン入国客。トランジットカウンターとセキュリティーチェックはホールの両端。そして入国審査ゲートはその中間。よって、トランジットカウンターに向かって並ぶ列、そして折り返してセキュリティーチェックに向かう列と入国審査ゲートに並ぶ列は十字に交わる。つまり、その交差部分は大混乱!!この空港のオペレーションは全くダメ!

そんなこんなで、乗り換え手続きだけで1時間。なんとか出発ロビーに辿り着く。

しかし、このフィリピン航空専用の第2ターミナル。本当に簡素。酒や化粧品などの免税店の他は、簡単なスナック類を売る店が2軒、それと質素な土産物屋とタバコ屋が各1軒あるのみ。

マニラからジャカルタ

マニラからジャカルタに飛ぶ航空機は単通路のエアバス320で、座席配置は3-3。自分の座席は41列目の通路側。窓側席に欧米系の男性が座っているが、真ん中が空席なので心理的に楽。

出発予定時刻は21時。しかし、既に航空機はボーディングブリッジを離れ、その時間には滑走路の上。

離陸後にサービスされた機内食は、魚を選択。出てきたのは白身魚のフライ。これも量は少な目。深夜(日本時間では午前2時)に到着するジャカルタでの行動を考え、ワインは1杯だけに留める。

機内食を食べながら映画鑑賞。今回観たのは映画館で上映中の作品、エルトンジョンの生涯を描いた「ロケットマン」。英語版なので細かいニュアンスが分からず、エルトンジョンがゲイであることに悩んでいた位しか理解出来ない。しかし、歌ありダンスありで、インド映画みたいに楽しめる!

映画を見終わり、モニターをいじっていると、フィリピンや世界の名所10箇所程を2分間の映像で紹介するプログラムを発見。その中には東京と大阪・京都のプログラムも。その冒頭部分がコレ!

おーい、この手のデザインに過激に反応するお隣さん!フィリピン航空に文句付けないのかい?

ついでに、帰国時に映画のメニューの中に見つけた「ダンボ」がコレ! 米国ウォルトディズニーにも文句を付けたらいかが?

ジャカルタ到着

ジャカルタには、予定より30分早く、現地時間の23時半(日本時間だと午前1時半だョ。眠い!)に到着。おかげて、観ていたコメディー映画「Its seem like a ROMANTIC」の結末部分を見逃す。

《ここで日付変更。ここまでの歩行数・9200歩》

スカルノハッタ空港も巨大な空港。深夜ということもあって、入国審査に並ぶ人も少なく、審査はスムーズ。係員にパスポートを提出したら何か言っているので、聞き返したら、日本語で「仕事? 観光?」だった。

バゲッジクレイムで預けた荷物が出てくるまで待つこと30分。やっとリックが出てくる。

リックを背負い、通過しようとする税関ゲートは「申告物なし」の緑色のゲート。パスポートを見せ、機内で「申告物なし」と記入した申告カードを渡して、すんなり通過。余分に持ち込んだウイスキーもバレず。日本のパスポートの信用度に感謝。

税関ゲートを出て、ATMでルピアを引き出すが、引き出し限度額は250万ルピア(約2万円弱)。さらに街中のATMだと125万ルピアと少額。ATMの手数料は1回5万ルピアなので、手数料がバカにならない。たまたま楽天カードの海外ATM手数料・金利無料キャンペーンに応募しておいて良かった~。

ATMで現地通貨を引き出し、最初に向かったのはファミリーマート。ここでライターを購入。値段は9000ルピア(約72円)。

そして、ターミナル外の喫煙所で約11時間ぶりの一服。ニコチンが身体に染み渡る! だけども、この喫煙所、喫煙所というより喫煙公園。子供が喜ぶお遊びコーナーのよう。日本だったら批判されるはず。

タクシーは、ゴールドバード!

一服して、ホテルに向かうが、深夜なのでタクシーしか交通手段はない。ターミナルビルを出た所に信頼できるタクシー会社であるブルーバードグループのカウンターがあったので、そこでホテルまでのタクシーを依頼。

しかし、値段を訊くと、36万ルピア! 確か、高速道路代も含めて20万ルピア以内のはず。難色を示すと、すかさず30万ルピア(約2400円)にディスカウント。深夜というこもあって、その値段に全てコミコミなのを確認して了承。

係員に案内され、乗車したタクシーがコレ!

訪ねたカウンターは、ブルーバードグループの高級車部門であるシルバーバードのカウンターだったよう(※帰国時に確認したら、もっと高級な「ゴールドバード」だった!)。それならば30万ルピアでも納得。渡されたレシートを後で見たら58万ルピアから28万ルピア値引きした旨が記載されていた。高級なだけあって、ドライバーも英語対応。

CLASSIC HOTEL にチェックイン

車に乗ってホテルに向かう。空港からの距離は約25Kmだが、高速道路も一般道も深夜ということで空いており、約30分程で到着。午前1時過ぎにホテルに到着。

深夜にもかかわらず、ホテルの入口には2人のドアマン。メルセデスのトランクから荷物を取り出し、運んでくれる。また、フロントにもスタッフが待機中で、チェックインもスムーズ。第2日目の記事冒頭で紹介するが、極めて特殊なホテルだけのことはあって、深夜でも万全の受け入れ体制。

Agodaで予約した際に「低い階」をリクエストしていたこともあって、割り振られた部屋は1階。部屋に入り、ドアマンが運んでくれたリックの中から早々に取り出したのは、持ち込んだウイスキーの瓶。部屋に置かれていたミネラルウォーターで割って、胃の中へ。アルコールがほどよく回ったところで、おやすみなさい!

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