《詳細版》夏休みだよ!赤道越えて、インドネシア!【第6日目】本日はプランバナン遺跡

夏休みだよ!赤道越えて、インドネシア!

【第6日目・9月18日】

朝食は蟻?

朝は7時に起床。ホテルの部屋の中まで、駅を出発する列車の汽笛が聞こえてくるし、ホテルの真上が空港に着陸する航路になっているので、ジェットエンジン音も聞こえてくる。だけれども、疲れた体にアルコールが回っていたので、朝まで熟睡。

このネオ・マリオボロ・ホテルは朝食無しの宿泊プラン。朝食ブッフェの値段を訊いたら、12万ルピア(1000円少々)なので、本日の朝食はホテル1階にあるコンビニで調達。

全部で1万8000ルピア(150円位)

部屋に戻って、チョコクロワッサンを食べ、次に右のパンを食べようと袋を開けると・・・何か動いている。良く見ると、蟻が群がっている。いくら何でも、食べるのは断念(コンビニに持って行って「蟻がたくさん」とGoogleトランスレートで伝えたら、取り替えてはくれましたが)。

本日は、プランバナン遺跡を観光

本日は、プランバナン遺跡を観光。前日に訪れたボロブドゥール遺跡とは打って変わって、こちらはヒンドゥー教の遺跡。

昨日、ガイドのドラジャッ氏に明日(つまり本日)の予定を訊いたら、「空いている」とのことだったので、キチンと「とも」さんの会社を通じてガイドを依頼。料金は、初日の値段を参考に、「とも」さんの言い値から若干値切らせてもらって、40万ルピア(約3200円)。

ということで、 午前9時にホテルでピックアップしてもらい、本日もガイドのドラジャッ氏のバイクの後ろに乗って、プランバナン遺跡の観光。

移動中に聞いた話では、ジョグジャカルタの県知事は、インドネシアで唯一、スルタン(王様)の世襲制。第二次世界大戦後、オランダからの独立戦争の際の一時期、ジョグジャカルタに首都が移され、その時のスルタンがスカルノ氏(後の大統領)に対して莫大な戦費を拠出したことが理由とのこと。ちなみに、スカルノ大統領の第4夫人は日本人。現在もテレビのバライティー番組でご活躍だが、インドネシア語で「夫人」を意味する言葉は「デビ」。バライティー番組の中で、相方が「夫人、夫人!」と呼びかけるのは正しい呼び名。

ジョグジャカルタ中心部から約20km離れたプランバナン遺跡に向かう途中、地面に掘られた大きな穴の中に建つSambisari Temple遺跡や日本軍が建設させた水路に寄り道(バイクに乗ったままなので、写真はありません)。

インドネシア流パンクの修理方法

ところが、水路沿いの裏道から幹線道路に戻ってきた所で、乗っているバイクが何か変? 道路のデコボコを通過する際の突き上げが段々と大きくなる。つまりは、バイクの後輪がパンク。

ガイド氏が道路脇の商店主に訊ねると、ちょうど100m程離れた所にバイクの修理店があるとのこと。行ってみると、そこは修理店というより掘っ立て小屋。そこで修理を依頼。

タイヤからチューブを外し、少し空気を入れて水の中に入れて穴の開いた箇所を探すのは日本も同様。違うのは、穴を探す前に、ピストンを裏返して取っ手を付けた物の中に油を注ぎ火を付けておくこと。

多分、日本のホットパッチと原理は同じ?

チューブの穴が見つかると、穴の周りをヤスリ掛けして、ゴムの破片を当て、厚紙を挟んで、火で熱くなったピストンを乗せる。

そして、万力で締め上げる。火が消えて、冷めるまで約15分ほど待つとのこと。

秋篠宮支援の足場

修理完了までの間、200m程離れた場所にあるKalasan Temple遺跡を案内してもらう。

遺跡に行くと、足場が取り巻いていて、修復中。その足場は、秋篠宮が平成20年1月に地震で損壊したプランバナン遺跡を訪れた際の支援物資とのこと。ガイド氏が言うには「日本製のしっかりした足場なので、塗装を繰り返しながら、何度でも使える」とのことで、10年以上経った現在でも活躍中。

遺跡の見学を終え、修理店に戻ると、穴のふさがったチューブをタイヤに組み込んでいる最中。そして修理が完了。修理屋さんがバイクを修理場から道路まで移動させて、請求された修理代は1万ルピア(約80円)。ガイド氏が言うには、普通なら2万ルピアで、バイクを道路まで移動してくれることもないとのことで、「親切な修理屋さん」。

プランバナン遺跡に到着

プランバナン国立公園に到着。 駐輪場にバイクを停めて、 入場ゲートへ進む。ボロブドゥール同様、入場してすぐ脇にあるビジターセンターで飲み物のサービス。ここでも遺跡全体の模型が展示されており、その模型を見ながら、ガイド氏からの説明。

ジョグジャカルタは、京都の姉妹都市で、一昨日の16日には、ここプランバナン遺跡で、姉妹都市35周年の記念行事が開催されたとのこと。写真を見せてもらったら、浴衣姿のインドネシア娘達や着物の展示が写されていた。狭い都市に多くの大学があったり、観光が主要産業であることなど、確かに両都市には類似点があるよう。

日本語パンフレット

プランバナン寺院を一望できる写真撮影ポイントの手前には、英語に慣れるためボランティアガイドをしている女子専門学校生が20人くらい固まって座っている。中には、カタコトの日本語を話す学生も。ガイド氏が「彼女らにガイドさせてみましょうか?」と言うので、「OK!」と応えたが、肝心の彼女たち「ガイドから戻って来たばかりで疲れている」とのこと。

プランバナン遺跡正面の写真撮影ポイントでお約束の撮影。前にいたインドネシア人家族が何度も撮影を繰り返すので暫く待たされましたが・・・。

プランバナン寺院は、ヒンドゥー教の三大神を祀った塔と、その手前にはそれぞれの神が乗る動物を祀った塔の、計6つの塔で構成。それぞれの塔に祀られた神と動物は以下の図をご覧あれ!

中央の一番高い塔は、ヒンズー教で最も位が高いと思われていたシバ神を祀ったもので、これだけが4面に部屋があり、それぞれ石像が祀られている。

正面から登った先にはシヴァ神。

石像のある部屋に昇る階段の途中には回廊。ラーマナーヤの見事なレリーフ。

回廊を右に4分の1回ったところにシヴァ神の妻ドゥルガ。

シヴァ神の裏手が、首を切られた後に象の頭を付けられたシヴァ神とドゥルガの子供・ガネーシャ

そして最後、シバ神の左にあるのがコレ!(聞いたことのない神様)

シヴァ神を祀った中央の塔の左にはブラフマンを祀った塔、右側にはヴィシュヌ神を祀った塔。そして、それぞれの塔の前には、それぞれの神が乗る動物が祀られた小塔。シヴァ神の乗る動物は牡牛。

プランバナン寺院を出た所には、公園内に建つ3つの仏教寺院を一周する連結バス乗り場。外国人は無料だが、10人以上集まらないと出発しない。

バス乗り場の向かいには、セグウェイのレンタル。15分で2万ルピア(約160円)と格安。レンタルしようと思ったが、インストラクターが昼食に行ってしまっているとのことで、断念。

ガイド氏が歩いてくる外国人に「無料バスだよ!」と声掛けした結果、なんとか10人集まって出発(本当は9人で見切り発車)!

走る車内から遺跡を撮影。

ただし、一番奥のセウ寺院前のポイントでは写真撮影のため5分間停車。

昼食は川魚料理

プランバナン遺跡の見学が終わり、昼食タイム。ガイド氏からいくつかの料理の提案があり、選択したのは、事前に「値段は少し高いが、美味しい」との説明を受けた川魚料理。

プランバナン遺跡の裏手を流れる川沿いのレストラン・KALIOPAK RESTOへ。

このレストランは小道を入った奥。 外国人1人では、とてもたどり着けない場所。 おまけに、入口はとてもレストランの入口とは思えない雰囲気。中に入ると、斜面に沿って4~5フロアー。一番下の川沿いのフロアーはこんな感じ。見たところ、客層は欧米系が多い。

ガイド氏からお勧め料理を聞きながら注文するが、何か変。1人前を前提にしているようなので、大きな料理を2人で分ければと言うと・・・遠慮している。1人で黙々と食べるより、いろいろな話を聞きながら食べる方が旨いはず。変な遠慮は不要。

お勧め料理は、メニュー上から4~5番目の焼き「Gurameh」

出てきた焼きグラメのお味は、鰻の蒲焼きのアッサリ版という感じ。白い御飯とピッタリの相性。野菜炒めの方は薄口の八宝菜に近い(肉やイカは入っていませんが)。

料金は、アイスティー2杯を付けて、22万5500ルピア(まあ2000円位)

食事を済ませ、帰路にも Plaosan Temple や Candi Sojiwan といった遺跡に立ち寄り。

Candi Sojiwan

途中、幹線道路が渋滞のため、裏道に入る。ガイド氏が言うには「こうした裏道は地域住民の催しの場としても使われる」とのことで、「事情を知らない外国人などは無理に通過しようとするが、特にセーカムセッション(割礼)の祝い?は絶対に妨害してはいけない」とのこと。

それを聞いて、「今でも割礼はあるの?」と訊くと、ガイド氏は「自分もやっている」とのこと。

そんな話を聞きながら、宿泊先のネオ・マリオボロ・ホテルに帰着したのは、15時。

途中、道路混雑もありましたが、有意義な半日。ドラジャッさん、お疲れ様でした。テリマカシー!

ジャカルタ行きタクサカ号のチケット

ドラジャッ氏と別れ、ホテルに入らずに向かったのは、向かいの駅。ここで明日のジャカルタ行きタクサカ号のチケットを入手。

初めて訪れた外国人にとって、チケット売り場は分かりにくい。改札口で訊いたら、3台ほどの駐車スペースを挟んだ右手。

ココで良いのか分からないまま、中に入ってカウンターの女性に訊ねると・・・「ここで買えます」との応え。

パスポートを提示して、改めて「明日朝のタクサカ号」「到着地・ジャカルタ」との確認を行い、チケットを発券。お値段は、37万ルピア(大体3000円弱)。クレジットカードで支払い。

チケットも手に入り、ホテルのコンビニでアイス(1万7000ルピア・約130円)を買って、一息。

こういう物は、他の値段に比べて結構高い!

ホテルの部屋に戻り、休憩がてらに16時20分までブログ執筆。歩行数が1万5000歩を超えたこともあり、シャワーを浴びてから、昨晩に続いてKIKAKUでマッサージを受けることに。

今晩のKIKAKUマッサージは?

今晩当たったマッサージ師は、昨晩とは異なる小柄な男性だったが、そのマッサージ内容は、まるでダメ。揉んではいけないと言った箇所も揉もうとするし(腰にヘルニアがあるもので)、施術内容も少ないし、当然、施術時間も90分のはずが、70分程度で終了。評判の良い店でも、施術者によってサービス品質の差が大きいよう。

今晩もスカイラウンジで夕食

マッサージが終わり、ホテルに戻ると20時40分。入口脇のコンビニでおつまみ用のPringlesを2万5500ルピア(180円位)で買ってから、昨晩に続いてスカイラウンジへ。

レモン風味のビンタンがあったので、飲んではみたものの、アルコールを感じない! ウエイトレスに訊いてみたら、アルコール度数はたったの2%。それじゃジュースだ!

あっという間に飲み干して、普通のビンタンを注文。ナシゴレンと一緒にいただく。このナシゴレン(焼き飯)、目玉焼きが乗っているし、エビのクラッカーであるクラップも野菜と共に付け合わされているし、何よりサテーが3本付いている豪華版。だけど値段は、ビールの小瓶4万ルピアより少し高いだけの4万5000ルピア。もっとも、肝心のナシゴレンのお味は、外国人向けにアレンジされているようで、今イチだったけど。

お会計は、税・サービス料が加わり、15万1250ルピア(大体1200円位)。実際には250ルピアが切り捨てられて15万1000ルピア(逆の切り上げも多々あるよう)。

部屋に戻って、ウイスキーを飲みながらブログ執筆。翌日は早く起きなければならないので、テレビを30分ほど見て、23時には就寝。おやすみなさい。

《本日の歩行数・18100歩》

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