ほぼライブ投稿!サイゴンからバンコク経由、メコンの畔へ《第2日目》

2日目・4月19日

日本では6時となる朝4時に自然と目が覚める。

このブログをスマホでアップさせるのに手こずっていたため、暗いうちから悪戦苦闘。写真のサイズも大きすぎるので、縮小アプリをダウンロード。ようやくウェブにアップできる見込みが立ったのは、朝食の提供が始まった7時過ぎ。

スマホを持って、それと一番大事なパスポートをズボンのポケットにしまい、ホテル10階のレストランへ。

フランスパンで具材を挟んだベトナム名物バインミーとフルーツ、たっぷりとコンデンスミルクを入れたコーヒーで朝食。コーヒーは2杯飲んだが、そのカロリーはかなりのもの?

朝食を食べながら、スマホを操作して、昨日のブログをウェブにアップ。なんとか上手くいった。

部屋に戻り、シャワーを浴びて、8時20分にチェックアウト。バスターミナルまで5分ほど歩いて、8時50分発のタンソンニャット空港行き109番バス(20000ドン=約100円)に乗車。

現在、車内でこの文章を記述。

バスは、途中で渋滞に捕まりながらも、出発時間2時間前の9時半に到着。タクシー等で空港に来た場合は2階の出発ロビー階に着けてくれるが、バスが着くのは1階・到着階の通りを挟んだバス停。この階から2階・出発階への上がり方が案内不足でわかりずらい。空港ターミナルビルの左端に入り口があり、その中の階段を登って出発階の車寄せに出て、そこから出発ロビーに入る。

チェックインを済ませて、大量(78万2000ドン)に余ったベトナムドンを銀行でタイバーツに両替。昨夜は思い切り飲もうと、多めにATMから引き出したのが悔やまれるが、交換レートは思ったより良くて1010バーツに。通貨換算アプリだと1070バーツになるので、手数料を考慮すれば、goodなレート。

両替を済ませて、出国審査とセキュリティーチェック。ココでとっ捕まった嫌な記憶が蘇る(「足掛け5日のベトナム・サイゴン」をご参照)。

ラウンジに入って一休み。お腹はすいていないが、せっかくなのでフォーを食べてみる。用意されていた麺と具材に、モヤシをたっぷり乗せて、スープを掛けただけなのに、これが薄味のくせに結構イケル味。ここの白ワインは旨いことは承知済みだが、前回の失敗(「夏休みだよ、カンボジア」をご参照)に懲りて、1杯だけでガマンガマン。

搭乗開始時間の10分前にラウンジ出て、喫煙室へ。だけど、あるはずの喫煙室が見当たらない。よくよく見ると、壁にリニューアル中と書いてある。タイの空港敷地内は全面禁煙のため、ここで吸えないと最悪8時間位の禁煙を強いられるので、小走りでもう一つの喫煙室へ。一服していると10時45分で、既に搭乗開始時間。またもや小走りで搭乗ゲートへ向かい汗みどろ。ちなみに、搭乗開始は予定より遅れた11時10分。

搭乗機はナローボディ(単通路)のエアバス320。自分の席に着くと、非常口近くの足元の広い席。各社・各便の座席配置が分かるアプリ「Seat Gulu」で調べた時は、タダの通路側席だったのだけど、機内仕様が違ったようでラッキー(フライト時間はたったの1時間10分ですが)。

周りの席に座る大勢のベトナム人客は知り合いのよう。添乗員と思われる乗客が各人から記入済みのタイ入国カードを集めているところから、日本人にとってみれば「昔懐かし」の団体旅行のよう。どおりで皆んなテンションが高い!

バンコク行きのベトナム航空605便は、11時35分にターミナルを離れる。天井からぶら下がったモニターでは、安全のためのビデオが上映されているが、映し出されているのは機内の光景ではなく、ホテルのロビーのような場所。今風のストーリー性の掛かった安全ビデオ。

航空機は、11時50分にタンソンニャット空港を離陸。一応、国際線なので、簡単なドリンクサービス・・・と思ったら、

機内食がサーブ。機内食に続いて飲み物もサーブされるが、「さすがにアルコールはもうイイや」ということで、飲んだのはコーク・フリー(日本でのダイエットコーラ)。

キャビンクルーは、短いフライト時間でキビキビと配膳・回収を進める。こうしたところも「ベトナム人は勤勉」と言われる所以?

そうこうしているうちに、航空機は高度を下げ着陸態勢に。生まれてから、トランジット等を含めれば50回程度は入国しているタイランド。だけど、今回訪れるのは24年ぶり、加えてスワンナプーム空港に降りるのは初めて。どんなワクワクが待ち構えていることだろうか?

航空機はちょうど1時に着陸し、ターミナルビルへ。イミグレーションまで1km以上歩かなくてはいけない巨大空港。入国審査は噂ほど混んではおらず、スムーズに通過。ターンテーブルに行くと、ちょうど自分の荷物が流れてきたのでピックアップ。税関ゲートを抜けて到着ロビーへ出たのは1時40分頃。空港案内図でドンムアン空港へのシャトルバス乗り場を確認。3番出口を出たところにカウンター

ここにドンムアン空港発の航空券(eチケット)を提示すると乗車可能(無料)。日本でも取り入れて欲しいシステム。

バスは2時にドンムアン空港に向かって発車。車内でアップロード。

バスは、整備された高速道路を順調に走り、45分でドンムアン空港に到着。途中、車窓からはバンコク中心部の街並みが伺えるが、24年の年月を経ただけに、高層ビルも林立して、かなりの発展ぶり。ドンムアン空港までの高速道路沿いには高架鉄道も建設中で、完成すればスワンナプーム空港との行き来も今のバス便よりは楽になりそう。

ウドンターニまで搭乗するノックエアーのチェックインは国内線用の第2ターミナル。以前は国際線と国内線のターミナルはバスで移動しなくてはならないほど離れていたが、現在は第1ターミナルから建物内を200メートルも歩けば第2ターミナルで、ちょっと拍子抜け。以前のドンムアン空港とは全くの別物。

しかし、本年2月から空港敷地内全面禁煙が始まったということで、空港ターミナル内外の至る所で「禁煙」の表示がやたらと目に付く。違反すると2000バーツ(約7000円)の罰金のよう。

しかし、こうした表示を見れば見るほど欲しくなるのがタバコの一服。元々、喫煙率の高いタイ。「空港で働くスタッフはどうしているんだろう」と考えると、ここはタイランド。何か抜け道があるように思えてくる。案内所で尋ねても「全面禁煙」と言われるのがオチなので、ノックエアーのチェックインカウンターで訊いてみると、荷物係の男性が「ターミナル外れに喫煙可能な場所がある」と教えてくれる。

教えられたとおり、15番・車寄せを先に進むこと、わずか50メートル。ありました喫煙所。「全面禁煙」と謳っていても、やはりタイランド!

それにしても暑い。セキュリティーチェックを済ませて、ラウンジに入ると、タバコが吸えないので、近場のカフェへ。抹茶スムージーと水を注文するが、水が45バーツ(約160円)もして、合計額は213バーツ(約750円)と、正に空港価格。再び喫煙所に寄って、セキュリティーチェックへ。

セキュリティーチェックが済ませて時計を見ると4時。搭乗開始の5時までは時間があるので、ラウンジ。しかし、このラウンジの場所が遠い。

プライオリティパスを提示して入ったラウンジ。酒類におつまみ、ホットミールも充実しているし、フルーツやケーキも取り揃っていて、国内線のラウンジとは思えない充実ぶり。

ジョニーウォーカーのソーダ割りとチキンのスパイシー煮込みを堪能。

搭乗開始を待ちながら、ブログを書いていたら、飛行機がやってくる。もうすぐ搭乗開始。

今回、ウドンターニーまで搭乗したのは、タイ航空系LCCのノックエアー。ノックとはタイ語の小鳥で、機体の塗装も小鳥。バンコクからウドンターニーまでの料金は、インターネットのtrip.comで4500円。ただし、送信されてきたeチケットを見ると「預け入れ荷物なし」。心配になって、ホームページを見ると、チェックインの際に預ける荷物料金は15kgまでが1000バーツ(約3500円)。これだとフルサービスのタイ航空と大差なし。ホームページを良く読んで、事前荷物チケットを500バーツで購入。

ボーイング737の機内は6席30列。シートがLCCで使用される背もたれが薄いもののため、足元はさほど狭くはない。機内では、水が150cc入ったミニボトルが配られるが、見ると鳥のデザイン。ノック専用ボトル。

離陸から1時間、ウドンターニー空港への着陸態勢に入ると、窓の外が光っている。見ると、数秒間隔の落雷。ちょっと心配だったが、無事、着陸。

荷物のターンテーブルに行くと、そこにある荷物は自分のだけ。預け入れ料金が高いので、十分理解可能。

到着ロビーに出て、案内所でノンカーイに行くバス乗り場を訊くと、傍らにある「リムジンサービスカウンター」に行けとのこと。「リムジン」と聞くと、日本人は超高級車をイメージするが、なんてことはなく、ただの乗合ミニバン。サービスカウンターで購入したノンカーイまでのチケットは200バーツ(約700円)。係員の指示に従い、正面の駐車場に行くと、既にお客がミニバンに乗り込んでいる。車種は、東南アジアアジアのみならず、途上国にまで圧倒的な人気の「ハイエース」

7時に空港を出発したハイエースは、時速100km程度でノンカーイに向かう。

ウドンターニーからノンカーイまでは、26年前に通ったことがあるが、その時の交通量は片側1車線の道を5分に1台すれ違う程度。それが今では、中央分離帯付きの片側2車線の道を絶えずすれ違う程。娘を売って糊口を凌ぐ人も多かったイサーン(タイ東北部)にも経済発展の恩恵があるよう(中国の一帯一路《中国内陸からシンガポールまでの鉄道開設》の関連で建設が進められているノンカーイ・バンコク間の高速鉄道が開設?されれば、更なる経済発展!)。

ハイエースは、ノンカーイ市内に入ると、あちこちで乗客を降ろす。タイの出国ゲート前でも欧米系1人を含む3人が下車。そのままラオスに向かうよう。最後に自分がメコン・ゲストハウスで下車。時刻はちょうど8時。

ゲストハウスにチェックインし、宿泊費700バーツ(約2450円)を支払う。設備の割には、場所柄かお高め。

部屋に荷物を置いて夕食、と言うよりお酒の時間。ゲストハウスにもレストランがあるが、他に客もいないので、隣のレストランで手羽先揚げとチキンのガパオで一杯。チャン(象》ビール大瓶とJimBeamのソーダ割りを飲んで、お会計は425バーツ(大体1500円くらい)。それにしても、9時過ぎには閉店準備とは・・・やはり、バンコクとは違って田舎。

気温は暑いが、メコンを抜けてくる風が心地よい。対岸のラオスの細々とした灯が水面に映る宵闇のメコンを眺めつつ、今宵も一杯(いっぱい?)。おやすみなさい。

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