ほぼライブ投稿!ビエンチャンで4日目開始

昨晩は早めに就寝したものの、1時過ぎには暑さで汗だくとなり、目が覚める。携帯の温度計を見ると、31度。その後も何度か暑さで目が覚める。エアコンからは少しばかりの冷気が出ているものの、外気温が高いため、室内が冷えない。3時頃になって、イロイロな場所を試すと、ベッドの足元付近にわずかな冷気が流れている。足元の位置に枕を置いて寝てみたら、ようやく安眠。

こんな状態でも、朝6時には起床。7時からの朝食前にホテル前の公園を散歩。園内には昔の王様(ファングム王)の銅像。

ホテルに戻って朝食。朝食場所は併設の中華レストラン。温かいはずの料理も冷たく、焼きそばも固まっている。昨晩のうちに作り置き? コーヒーもインスタント。カンボジアのホテルもそうだったが、中国人がメインのホテルの朝食には、なぜかインスタントコーヒー?

ゆっくりと身支度を整えてホテル前のバス停へ。10時過ぎのバスは通過したばかりで、次の42分発までは約25分。スマホをいじったり、通り過ぎる車を眺めたりで、ノンビリとバスを待つ。時折、トゥクトゥクが声を掛けくるが、バスに乗ることも必要な体験。

空港から市内に向かうシャトルバスは、やや遅れて到着。非常口などの表示は日本語、どこぞの歯科医院の広告ステッカーも貼られたままの日本のお下がり。旅行会社HISの広告もあったが、これだけはビエンチャンを訪れた日本人向けの現役広告。それにしても、日本と同じ左側通行のタイならいざ知らず、右側通行のラオスに日本の中古車とは。運転席も右側のままだし、運転席横の乗降口もそのまま(使用してはいませんが)、オリジナルと違うのは、車体中央左側の乗降口が無くなって、運転席の後ろに新たな乗降口が設けられていること。ちなみに料金は、市内中心のバスターミナルまで5000キープ(約65円)。


バスターミナルでは、タートルアンに行くバスの時刻を確認。次のバスは11時30分だが、近くの市場やショッピングモールを見てから12時のバスに乗ろうと判断。

ショッピングモールや市場では、衣類、鞄、食材、それと「金行(金の売り買い店)」を中心に雑多な商店が軒を連ねる。建物の中だけではなく、その合間も同様。

スマホを売る店も多いが、扱っているのは、HUAWEIやTOPPOなど中国製が中心で、あとは韓国のサムソンだけ。日本メーカーや欧州メーカーはもとより、世界的に売れている台湾のZenFhonも見かけない。経済のかなりの部分が中国に依存
12時のバスに乗り、約10分でタートルアン前で下車。料金は先程と同じく5000キープ。

バス通りからも塔の先端が見えていたタートルアンの入口に向かって行くと、だんだんと黄金に輝く寺院全体が見えてくる。入口から敷地に入るが、訪れている人はまばら。つい先週のラオス正月には、多くの人で賑わったのだろうが・・・。


入口の脇では、鳥籠に入った小鳥を売っているオバサン。その小鳥を買って、籠から放してやれば「徳が積める」とのことだが、その小鳥を捕まえて売っている人の「徳」はどうなるのだろう?


タートルアンの参拝料は、ラオス人が3000キープで、外国人は1万キープ(約130円)。

黄金に輝く仏塔を取り巻く回廊の一部には仏像が並んでいる。中には、これから修復する仏像もあり、その前には寄付金を入れる透明ケースが置かれている。


タートルアンの裏口から出て、巨大な駐車場を抜けてパトゥーサイ(凱旋門)までの約2kmを歩いてみることに。とは言え、暑さには勝てず、途中にあったお洒落なカフェでアイスコーヒー(21000キープ、約270円)を飲みながら休憩と本原稿執筆。現在時刻は2時。

パトゥーサイに着くまで、すれ違った人は2人だけ。呼吸するたびに吸い込む空気が熱い。気温は37度、既に体温を上回っている。こんなに暑い中、ラオス人だって歩きたがらない。

パトゥーサイの下に入り、上を見上げると、きれいな天井画。

疲れてはいるが、折角なので、3000キープ払って、階段で屋上まで登ってみる。3階までは階段の窓からパトゥーサイの下で一休みする人々が見えるが、4階と5階はフロアになっていて土産物屋が並んでいる。屋上は6階だが、ここにも土産物屋。

屋上から、南北に走るLaneXhan通りを見下ろすと、ここが凱旋門そのものであったことが良く分かる。

パトゥーサイを出て、LaneXhan通りを南に向かって歩く。途中、マスターカードのスマホアプリで、現金の引き出し可能なATMを検索すると、数少ない対応ATMの一つが近くにあったので、乏しくなっていた現金を補充。ちなみに、手数料は4万キープ(約520円)と高い。

暑さで体力は限界に近い。歩きながらも心臓の鼓動が高まっているのが自覚出来る。そんな時、目の前に見えたのが、先ほど入ったタラートサオ・ショッピングモール。ほぼフラフラ状態で冷房の効いたモールに入り、チャンパ・フレッシュ・ラオ・コーヒーのソファになだれ込むように着席。

その様子を見ていた店のお姉さんが扇風機を持ってきてコチラに向けてくれる。額から落ちる汗が何とか止まり、メニューを見ることが出来るようになってから、モカフラッペを注文。値段は25000キープ(約325円)と高めだが、価値が下がっているとは言え、命の値段に比べれば激安!

命の水とも思えたモカフラッペを飲みつつ、30分程休憩。途中、スマホでチェックすると、近くのバスターミナルからホテル方面に向かうバスの出発時刻が迫っているが、休憩が優先。

ようやく心臓も落ち着き、5万キープ札を出してお会計。オツリの25000キープは、先日、近くのバスターミナルからホテルに向かった際のトゥクトゥク料金と同額。そのまま手に持って、ショッピングモールの側で客待ちしているトゥクトゥクと交渉。だけど、3万キープ以下には下がらず、交渉不調。そこで、バスターミナルに行き、路線図でホテル方面に向かうバスを調べている(正確には、調べているフリ)際に声を掛けてきたトゥクトゥクに「25000しかない」と言って、交渉成立。

トゥクトゥクに乗ってホテルに向かう。通常ならば「吹き抜けていく風が心地よい」となるのだが、「石油ファンヒーターから出てくる熱風を浴びている」というのが現実。ホテルに戻ってから、シャワーを浴び、ひと心地ついたところで、汗みどろの衣類を洗濯、後は休憩。本ブログを書けるだけの思考能力なし。

陽が落ちて、気温も少しだけ下がった(それでも33度)午後7時。ようやく出撃する決心がついて、ホテルを後に。向かったのはメコン沿い。歩道の露天に明かりが灯り、既に飲食する客でいっぱいの店も。歩道脇に停まったトラックは移動バー。そうした店を横目に、歩道にシートを広げ、持ち寄った酒を酌み交わしている人も。

そんな光景を見ながらブラブラしていると、目に入ったのはマッサージ店。昨晩の寝入り端、ふくらはぎの前後が思いっきりツって、エラい目にあったことを思い出し、考慮なく店内へ。

マッサージのメニューを見ると、全身、肩・首、足の各コースの料金がいずれも1時間10万キープ。それ以外にもオイルマッサージもあるし、時間も90分、2時間とある。
全身コースを差して「疲れた脚を中心に」とお願いすると、「腰から下は、足コース」とのこと。1時間コースでお願い。

ご案内はすぐ。奥の部屋に椅子が並んでいて、そこに座って足を洗ってもらう。そして、目の前のカーテンで仕切られたスペースに入り、施術着に着替えて、そこにあるマットの上で施術を受ける。

施術が始まる。始めは手のひらで両脚全体を揉んでいくが、こちらの悪い個所が分かると、手のひらだけでなく肘も、時には膝も使って筋肉や腱をほぐしていく。足でガンガン踏みつける感じのタイマッサージ店よりはソフト。

エアコンの風も火照った身体に直接当たって心地よい・・・と思っていたら、身体にバスタオルを掛けてくれる。これ以上は寒さを感じるという絶妙のタイミング。また、途中で土踏まずがツってしまったが、すかさず伸ばしてくれて、すぐに沈静化。脚だけの施術だったが、かなりのハイレベル。サイゴン・レタントン通りの「まじめなマッサージ」屋さんの「『世界一のマッサージ師』に次ぐ」と言っても過言ではないレベル。

絶妙なマッサージで足取りも軽く、川べりを約100m程歩いた所のオープンバーに入る。

他の客は、すれ違いに出て行った客も含めて欧米系ばかり。カウンターに横付けされたテーブルに着いてメニューを見るが、飲み物として判別出来るのはビールとソフトドリンクのみ。いい加減、好きでもなく、体質にも合わないビールに辟易としているので、蒸留酒が飲みたいところ。

メニューを見ながら思案していると、カウンター内の女性が「日本の方ですか?」と、日本語で訊いてくる。彼女の説明によると、このバーは「LAODI」というラム酒を中心に扱っているバーで、バーの名前も「LAODI BAR」。事前にネットで見ていた日本人が作った酒。メニューの冒頭に数種類のLAODIが掲載されている。彼女がいうには、飲みたかったウイスキーに近い味は「Brown」とのことで、それをソーダ割で注文。それとツマミの手羽先揚(4万キープ)も。

出てきたLAODIソーダ割を一口、ウイスキーっぽい感じもするが、日本の地方で名産とされる焼酎の古酒のような味わい。ラム酒に持っていた先入観が覆る。

続いて注文したのがWhiteのソーダ割。こちらはスッキリとした飲み口で、蕎麦焼酎に妹焼酎をチョット加えた感じ。何も言われずに出されたら、チョット高級な乙種焼酎と思うだろう。

他にも、梅やラオスプラム、パッションフルーツ味があるが、いずれも後から味を加えるのではなく、それぞれボトリングされたもの。

手羽先揚をツマミにWhiteで三杯目。手持ちのキープは10万足らずのため、既にオーバー。事前にタイバーツでの支払いが可能なことは確認済だが、いい気になって飲んでいれば手持ちの1000バーツでも心許ない。彼女にその旨を伝え、会計が10万キープと500バーツの合計を上回ったら教えてくれるよう依頼。すると「一旦、会計してみましょう」となって、お会計は12万キープ。500バーツ札で支払い、オツリは5000キープ(市内では普通にドルやバーツが使えるが、換算レートは悪い)。残りは10万と5000キープ(予備のバーツは含まず)。4杯目とソムタム(パパイヤサラダ、17000キープ)を注文。ソムタムの辛さを訊かれたので「少し辛め」注文。彼女が言うには、それでも日本人には辛すぎるよう。出てきたソムタムを食べて見ると、若い頃にタイで辛さには慣れていたはずだが・・・確かに辛い。口の中もヒリヒリ。

この間、彼女から、タイと比べて高額なトゥクトゥク料金はやはり外国人価格、ビエンチャンでもバイクに乗ったひったくりは横行していて、主に女性が狙われている、等々の話。

4杯目を1口2口飲んだところで、新たなお客。その人が、このLAODIを作っている井上氏。彼女が日本人がいる旨を伝えたのだろう、テーブルに来られて、お互いに御挨拶。気さくな方で、その後、30分程度、井上氏のお話を拝聴。イロイロ苦労して事を成し遂げた人の話す内容にはウンチクがある。拝聴した骨子は、①日本がグローバル化に遅れていること、それは英会話能力ではなく多様性を認めない社会が要因、②日本人が誰でも知っている酒造ブランドからの実習生も受け入れたが、日本の酒造はシステム化し過ぎて、酒造り全体を把握する人材が育っていない、等々。特に、今月から外国人材の受け入れが始まったことに関しては「日本を嫌いになって帰国して欲しくない」と御憂慮。

井上氏との話も終わり、残ったソムタムで5杯目を飲み干し、お会計。2度目のお会計は67000キープ(約870円)で、先程の500バーツと合わせると、2600円くらい。ここ以外にも日本人経営のバー「どれすでん」でもLAODIを飲めるとのことだが、夕暮れのメコンを眺めながらの一杯も良し。

暗い夜道を200m程歩いてホテルへ。フロントで買ったハイネケン(ビアラオの冷蔵庫が故障で開かず)を水代わりに飲み干し、10時過ぎにはベッドに入ってオヤスミナサイ!

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