第2日目【9月14日】
ケガしました!
朝は7時にお目覚め。昨晩は、スマホアプリの不調に対応しようと試み、結局、寝たのは3時半。
寝る前には、移動の垢を落とすべく、頭からシャワーを浴びる。身体を一通り洗って、最後に爪先を洗おうと屈んだところ・・・ゴン! 壁から飛び出ている水量調節ノブに額をぶつけてしまった! 痛って~!とばかりに手を当てると、手の平は真っ赤。慌てて鏡を見ると、額のシワの間から血が滲み出ている。水道水の衛生状態は信用できないので、ティッシュで血をぬぐい、アルコールが主成分のアフターシェーブローションを付けて殺菌。この間、頭の中では「病院に行かなくては???」という自己問答。幸い、ティッシュで20分程度押さえていたら出血も収まったので、取り敢えずカットバンを貼って、様子を見ることに・・・翌朝、血の滲んだカットバンを貼り替えたら、ほとんど傷もふさがっている。病院に行くことはなかったけれど・・・(5日程、タンコブが痛かった!)。
ちなみに、医療体制が十分とは言えない国に行く場合、事前に信頼できる(可能ならば日本語で受診できる)医療機関を調べておくのは、一人旅の常識。今回の旅行では、ジャカルタで2つ、ジョグジャカルタでは1つの医療機関をメモ。所在地・電話番号等を記載したPDFを、海外旅行保険の内容説明PDFと共に、スマホのホームに貼り付け。
ご参考までに、今回のTRIPでメモした医療機関は、
ジャカルタ / Takenoko Sudirman病院(年中無休・24時間) Apartment Sahid Sudirman Residence Lobby L03B – L05 Jalan Jendral Sudirman No.86 Tel:+62-21-57853958(Japanese Line)
ジャカルタ / MEDICAL SERVICES( 月~金08:00-18:00、土08:00-13:00、日曜休み) Wisma Keiai 6th floor, Jend.Sudirman kav.3-4 Contact : (021)5724330
ジョグジャカルタ /ブテスダ私立病院 スディルマン通り70 (0274)88876~888 スギアント医師(DR.SUGIANTO)が日本語可
Classic HOTEL
インドネシア料理が充実な朝食
出血も収まっているということで、朝食会場でブッフェ式の朝食。欧米式の料理の他、インドネシア料理も並んでいる。
そこで、インドネシア料理を中心にチョイス。スマホでニュースを見ながら、ゆっくりと朝食。
本日未明から宿泊しているホテルは!
このホテルは、当初、乗車を予定していたジョグジャカルタ行きのタクサカ号が出発するガンビル駅周辺(と言っても1.5Km程離れていますが)で、深夜のチェックインにも十分対応できる三つ星以上、値段もそこそこ(3泊で1万1600円、agodaで予約・支払)なホテル。イロイロ調べると、ジャカルタのタクシー運転手で知らない者はいない、と言われるホテル。その理由は、ホテル別館に数件の有名な風俗店が入居。だけど、ホテル自体は高評価だし、そうしたホテルならばセキュリティーもしっかりしているはず。何より、深夜に空港から乗るタクシーが間違いなく到着するというのは好都合。
ということで、本日未明から宿泊しているClassic HOTELのお部屋はこんな感じ! 朝食付で、部屋にはミネラルウォーターも完備されていました。
街歩き~モナスへ
なんとかワードプレスのアプリが復旧
朝食後、昨日から不調だったワードプレスのアプリ( このブログを書いている アプリ)を何度かインストール・設定を繰り返し、10時頃になんとか復旧。これで「ほぼライブ」版を投稿できる!
さあ、町歩き!
グーグルドキュメントに記述しておいた第1日目の記事をワードプレスにコピペして、足りない部分を補足していたら、時計の針は11時。
そそくさと支度を行い、11時半頃に町歩きに出発!
ホテルを出て、前の道をジャカルタ中心部を縦貫するメインストリートに向かってブラブラ歩いていく。歩道はガタガタ。所々、ドブの上の敷石が外れているし、歩道自体が無くなる場所もあるので、足下への注意が必要。
歩いていると、「アッラー・アクバル」と唱えるアザーンが聞こえる。イスラム国ということを実感。
道路の両脇には自動車やバイクに修理業者・部品販売店、さらにはドアミラーなどを売る屋台が並んでいる。
中には、バイクのシートの張り替え屋台も(日本にもあったらよいのに)。
トランス・ジャカルタ
約1.5km歩いて、メインストリートに出ると、専用道路を走る連結バス(連結していないバスもあり)であるトランスジャカルタの駅。
早速、窓口でカードを買い、モナス方向に南下するトランスジャカルタに乗車。なお、カードのお値段は、乗車料金2万ルピアがチャージされていて4万ルピア(約320円)。乗車料金は、距離に関わらず3500ルピアで、この料金で駅での乗り換えも可能。
事前にスマホにダウンロードしておいたアプリ「Trafi」でも走行するトランスジャカルタの現地点が把握できるが、駅の中にも到着までの所要時間が路線毎に表示されている。メインストリートをコタ駅からブロックMに進む01線は概ね3~4分間隔という頻度で運行。
トランスジャカルタがホームに着いたが、ホームと車両の隙間は40cm位と広い。ドアの位置も少しズレている。専用路線を走るといっても、あくまでバスなので、こうした点は運転手の技量に左右される。足下に注意して乗車。
1両目の前方3分の2は女性専用スペースだが、後方に座る女性もいる。
そんな女性に声を掛ける車掌。なぜか席から立ち上がらせている。そして・・・micに向かって、その席に座れと言って(言葉は分からなくても仕草で分かる)くるではないか!! 外国人だからなのか、それとも白髪混じりの頭なので老人に見えたのか(インドネシアだと、十分に「老人」かも)?
降車するつもりのモナスも近づいていたこともあり、丁寧(な態度)にお断りして、テリマカシー(どうもありがとう)と一言お礼。
モナスの前で、トランスジャカルタから下車。ドブ川の上に設置された駅の中は、こんな感じ。左に写っているのが自動改札口、その両側に乗車口で、右に写っているのが南下する路線への乗車口。
ちなみに、自動改札のカードセンサーの反応は悪い。何度か乗車するうちに、自動改札がカードを認識しないうちにバーを一旦押してエラー表示させてから、カードをセンサーにかざすと認識しやすいことが判明。
モナス(独立記念塔)
駅を出ると、モナス近辺で客待ちする観光馬車。地元?の家族連れが利用していた。
インドネシア独立記念碑であるモナスの立つムルテカ広場は大体800m×1.2kmの長方形。フェンスに沿って歩き、入口を探すが、なかなか見つからない。結局、入口は広場の4角に位置。
公園の中に入ると、遠方にモナスが見える。
広場の中は広くては、移動用のレンタル電動バイクや列車?も走っている(これがモナス入口まで運んでくれると知っていれば、乗車したのに)。
モナスに近づいた所で、日本語ではなしかけてきたオジサン(micより若いかも?)。船乗りだったらしく、何度も日本各地に寄港したそう。彼が言うには、モナスに登るには2時間位の待ち時間が必要とのこと。
とりあえずモナスの入口を探すが、その場所は広場に入ったのとは逆の北側。モナスを取り巻く通路の反対側にあり、通路の地下を進んでモナスに入る構造。
その地下に降りた所に入場券売場。料金は3万5000ルピア(300円弱)。料金表には1万5000ルピアと表示されているが、入場券代わりに使うICカードを持っていないので、カード代2万ルピアが加算。
地下通路を通ってモナス側に渡り、階段を昇っていったん地上に出てから、再び階段でモナスの地下に降りる(地下で直結させれば良いと思うのは、日本人的発想?)。
モナスの地下は、いくつものジオラマが並んでおり、現在に至るまでのインドネシアの歴史を紹介。その最初は「ジャワ原人」から。
地下の展示フロアーの角には、メッカに向かって祈りを捧げる場所も。
ジオラマを一通り見てから地上に上がり、モナスに登る入り口へ。右側のエレベーターに向かう入口脇の女性にチケットを見せると、左側のカウンターで手続きをするように指示される。
手続きをするが、その後、どうすれば良いのか分からないので、グーグルトランスレーターを起動させ、「どこかに並ぶのですか?」と訊いてみると、「電話呼び出し」との応え。
スマホはデータ通信専用だし、携帯電話は日本の番号だし・・・「電話番号無いのですが?」と言うと、オバちゃんはmicのチケットを手に立ち上がり、コッチに来いと誘導。その先はエレベーターホールへの入場待ちの列の先頭! 割り込みさせてもらってスミマセンと思いつつ、テリマカシーと一言。
エレベーターを待っていると、係員のオジさんが辿々しい日本語で「モナスは独立の心を忘れないために建てられ、その高さは132m」などと教えてくれる。
しかし、モナスに登るエレベーターは、重量制限800Kgの小型エレベーターが1台のみ。おまけに係員1人が乗っているので、その分、乗員数が減ってしまう。圧倒的に能力不足だが、唯一の良い点は、安心の日立製。
モナスに登ってみると、そこは10m四方程度の展望台。吹き抜ける風が心地よい。
展望台からは広大なジャカルタ市街を見下ろせる。所々には高層ビルが集中している場所も見られ、経済の発展ぶりも伺えるが、同時に大気汚染で遠景は曇って見える!
街歩きしながら、ホテルへ戻る
モナスを後に、ホテル方向に歩いてみるが、信号も横断歩道も無い道路を走ってくる車やバイクの隙間をぬって横断しなければならない場所もあるし、道も悪く、リックを担いだ身ではガンビル駅まで歩くのは無理と判断。16日はガンビル駅発のバスで空港に向かうつもりだったが、何か別の方法を考えなくては!
鉄道の線路沿いに歩く。一歩路地に足を踏み入れると、そこは超どローカルな場所。所々にゴミが放置された場所も点在。
歩き回った疲れを少し感じたし、お腹も空いたので、グーグルマップで近くのカフェを検索したら、400m程離れた場所に良さそうなROPOPOという1軒。
ここでお昼(3時のおやつ?)。XO醤で炒めた海老入りナシゴレン(47000ルピア)とアイスコーヒー(18000ルピア)を注文して、チャージ・税10%込みの会計は72000ルピア(大体600円弱)。アイスコーヒーは紅茶のように見えるほど薄かったけれど、ナシゴレンは味がしっかりしていて旨かった!
腕にはめた活動量計を見ると、歩行数は約2万歩。まだ4時だが、一旦ホテルに戻って休憩がてらに、ホテルを出発してからの「ほぼライブ」版を記述。サイトに投稿完了した時刻は18時半。
インドネシアのマッサージ
今朝方、スネの周りの筋が攣って困ったし、夕方に本ブログを記述していても足が攣る。そこで、風俗店に混ざってコンビニや美容院、土産物屋など(こっちの方が軒数は多いのですが!)が入居する別館へ。そこにあるネット上で「施術が上手」と評判の真面目なマッサージ店に行ってみるが、店は閉店しているよう。場所柄、無理もないか!
そこで、ホテルのフロントにマッサージ店を尋ねると、ホテルに来てくれるマッサージサービスがあり、料金は1時間で10万ルピアとのこと。2時間コースを依頼。しかし、10分後にやってきたマッサージのオバさん、「家に帰るから1時間だけ」とのこと。
マレーシアのマッサージは、指圧というより、オイルを付けてなぞるという感じ。ここインドネシアも同じだが、オイルではなくクリームを使用。初めは物足りなかったが、段々とこすり押す力が強まり、足の緊張も解きほぐされる。
マッサージが終了して時計を見ると、始まりから55分。本来なら、規定の1時間未満で終了した場合にはチップは渡さないが、マッサージが上手だったこともあり、規定の10万ルピアに1万ルピアを加え渡す。
すると「インドネシアではチップは不要」と言って、チップを返してよこすが、こちらが「いいから受け取りなよ」等と言うと、部屋に備え付けのチョコレート(当然、有料)を子供の土産にしたいとのこと。やりとりのタイミングもあって、結局、チョコレートとチップを持って行かれてしまう結果に!
夕食です
マッサージが終わり、時計を見ると21時。頭も少しボーッとしているので、外出は断念して、ホテルの朝食会場でもあるコーヒーショップ(ここならアルコール飲料《と言っても、ビールですが》を飲みながら食事が採れる)で夕食。
注文したのは、地元ビールのビンタン大瓶、鶏のサテー(串焼き)、海鮮ミーゴレン(焼そば)。
サテーには少し甘めのタレがかかっているが、これに小皿(写真左)で出されたサンバル(チリソース)を付けると、結構旨い。ビールを飲んで、口の中に広がった甘辛さをリセット。当初、ご飯は食べるつもりが無かったが、最後は、ご飯半分程とタレを混ぜ合わせて、口の中へ。
一方、ミーゴレンは、不味くはないが、なんのことも無いお味。唐辛子等を漬け込んだ醤油のようなタレ(写真の右小皿)を混ぜ合わせて完食。
お値段は、ホテル内というこもあって、少々お高く、サテー5万、ビールとミーゴレン各5万5000。お会計は、消費税10%を加えて、17万6000ルピア(大体1500円弱)。
英語ニュースの放送局
22時には部屋に戻り、持参したウイスキーを飲みながら、テレビを鑑賞。
とは言え、インドネシア語は理解出来ない。チャンネルを変えていくと英語のニュース番組。世界中の出来事を報道しているが、本日のメインはサウジアラビアの石油施設がドローンによって攻撃されたニュース。天気予報は中東地域から説明するので、変だなと思いつつ、時折映る放送局のロゴを見ると「アルジャジーラ」。イスラム系の放送局で、テロリストが犯行声明を送りつける報道機関として有名だが、報道内容は至って客観的な感じ。
アルジャジーラのニュースを子守歌にして、23時に就寝。
《本日の歩行数・23200歩》
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