《詳細版》ウイーン#1

【第6日目:6月8日】

旅行中に執筆・投稿した「ほぼライブ版」はコチラ

Guten Morgen(おはようございます)

昨晩は就寝30分後の零時45分に左太腿が攣って、一旦目覚めたものの、その後は6時までシッカリ眠ることが出来た。

覚醒後は、ベッドに横になり、モバイルフォンでウイーン観光の情報収集とプランニング。明日と明後日は快晴の予報だが、本日は終日雨天なので良い写真が撮れる訳でも無いので、休養がメイン。

朝食

ホテルの朝食料金は18ユーロ+税等。高額なため予約時に朝食は外しておいた。

しかし、喉は渇くし、何か胃に入れておく必要もある。ホテルの出入口横で一服している際に、通りの反対側に自動販売機が店内に並ぶ店を見つけたので、そこで朝食を調達。

店内に入ると、タッチパネルがあり、そこで自動販売機の番号をタッチすると、販売機に格納されている商品と値段が表示されて、選択した商品代金を支払うという仕組み。支払いが済むと、それぞれの販売機が動いて、受取口に商品を運んでくれる。

ココで購入したのは、サラミサンドイッチ(5.7ユーロ・970円)、水500cc(3ユーロ・510円)、コーヒー(2.5ユーロ・425円)で、合計11.2ユーロ・1900円!  東京だったら・・・などといった考え方をしたら餓死するしかない!!!

※インターネットで確認したら「ウイーンの水道水は飲める」との複数記事があったので、水の購入はコレが最後。少し助かった!

部屋のチェンジを依頼

今朝にかけて泊まった部屋は721号室。エレベーターホールからコの字形の廊下を通った外れの部屋で不便。何よりテレビが取り外されている。

また、セーフティーボックスも使用不可。

ということで、レセプションに部屋のチェンジを申し入れ。移転先の掃除をしなくてはいけないとのことで、部屋が使えるのはチェックイン開始時間の15時以降。それまでの間、スーツケースなどの荷物はレセプションに預けることに。

ウイーン散策

ホテルを出たのは11時過ぎ。近くの地下鉄(Uバーン)Sバーン(近郊列車)乗り場から電車に乗ってウイーン中央駅へ。

自転車やベビーカー用のスペースが広い!

中央駅について調べたら、乗って来たのは地下鉄ではなくて近郊鉄道(Sバーン)。micが昨日購入した72時間チケットではSバーンは対象外。検札に引っかかっていたら105ユーロの罰金を支払うところ。

ウイーン軍事史博物館

ウイーン中央駅からトラムに乗って2駅。そこから公園の中を10分程歩くと、目的地であるウイーン軍事史博物館の入口が見えてくる。

入口の奥にある門をくぐると博物館。時刻は正午前。

内部は荘厳な内装。受付のオネイサンが手招きするので受付に向かうと、「一人か?」と確認されると共に、年齢を訊かれる。micが65歳と答えると、入場料は2.5ユーロとのこと。本来の料金は3.5ユーロだが、「60歳以上の市民割引」料金。

肩掛けバックをロッカーにしまって、内部見学を開始。

1階は1800年代からの展示。小銃やその弾丸。

1800年代初めの拳銃。左側は弾丸を1発づつリボルバー弾倉に込める拳銃。真ん中は銃を折ってリボルバー弾倉全てを開いて弾丸を込める拳銃。そして自動拳銃。約10年間隔で発展。

当時の機関銃。弾倉がむき出しのレール状で、上から弾丸を補給。

トーチカ。今朝、本年の総火演(陸上自衛隊総合火力演習)では新たに塹壕戦の演習が取り入れられたとのニュースを見たが、塹壕戦は戦術の基本なのだろう。

第一次世界大戦時代になると航空機が登場。展示されているのはアルバトロス。

1916年製38センチ砲。デカイ! 砲弾の長さは1m以上。

砲身の中には、しっかりとライフルが刻まれている。

墓標の数々も展示。

正面玄関に戻り、2階へと上がる。

2階に上がると、そこには大ホール。天井の装飾が素晴らしい。

大ホールの隣の小ホール天井にも素晴らしいフレスコ画。

小ホールの先には、1600年代からの展示。

当時の装備。

当時は写真が無かったので、戦闘の様子を後世に伝えるのは絵画。いくらでも都合の良いように描く事も可能。

敵陣を鳥瞰出来る気球は重要な戦術機材。

これで展示は終わりかと思いつつ、カフェで売っている土産物を見ていたら、カフェから裏庭への出入口を発見。屋根の掛かった外通路に出ると、戦車が展示されていた。

通路に掲示された説明板によると、これは米軍のパットン戦車。

通路に説明板は無かったが、形からしてソ連のT34戦車。いずれも第二次世界大戦当時の戦車。

そして、通路には「Navy Floor」と書かれた矢印付の表示。表示どおり進むと、海軍関係の展示。

1800年代初め頃の戦闘艦。紀元前を時代背景にした映画「ベンハー」で登場する手漕ぎ推力の戦闘艦とほぼ同じ。

その後は、両舷に大砲を装備した大型帆船へと進歩。オーストリアは海に面していないのに??

ドイツの支配下時代の船。一番上奥はU27、つまりはUボートの後期型。

裏側に回るとUボートの内部構造が見える。艦橋から後方は推力機関が全体を占め、艦橋より前方は攻撃魚雷装置が大部分を占めて、その隙間に乗員スペース。

戦争後、海底から引き上げられたU20の艦橋部分。

上から見ると、本当に小さい。少しでも太ったら艦橋上部ハッチからの出入りは無理。もっとも当時のドイツは食糧難でしたが。

外の雨脚も強いので、ココのカフェで昼食と本記事の執筆。

カップ半分程度のコーヒー、ハムとチーズを挟んだパンが昼食。お値段は合わせて4.5ユーロ(765円)と安くて助かる!

14時20分にロッカーから荷物を出して、博物館を後にする。

チェコも同じだったが、ロッカー扉の裏側にある鍵装置にコインを入れると、扉外側の鍵を回す事が出来る。また、扉を開けるとコインが戻ってくるという仕組み。

トラムに2駅乗ってホテルに戻る。Tシャツの上に薄手のフーディーを着ただけで外出したので、外出後に急に下がった気温(15度)で身体は冷え切ってしまった。

トラムにはベビーカーを置くスペース・保持ベルトが充分に用意されている。左奥の連結部分脇には犬を繋ぐようにとの表示。

今度はマトモな部屋です

ホテルに戻って、新しい部屋へと入る。721号室より若干狭いが、ベッドサイドだけではなく壁上部にも照明があって明るい。部屋の奥には、スーツケースを置くスタンド、扇風機(洗濯物を乾かせる)も完備。

シャワー室は変わりはない。ちなみに、このホテルのトイレは初めて見る形。穴が前方にあって和式便器のような形。

ココまで記事を執筆・投稿したら、時刻は16時過ぎ。まだ、冷え切った身体は温まらない!

再び、外出

16時を過ぎて、空が明るくなってきた。雨も上がって、気温も上昇したので、アテもなく外出。

取り敢えずトラムに乗ってウイーン中央駅に行き、そこからUバーンの1号線に乗って郊外へと行ってみる。

Uバーンの車内は、独特に匂いで充満。ハッキリ言って、安いトイレの芳香剤の匂い。車内も汚れているし・・・とも思ったが、乗客を見ると、アラブ系、インド系、アフリカ系といった食べ物がヨーロッパとは異なる人々が多い。こうした人々の体臭を誤魔化すには強い芳香剤の匂いが必要なのではないかと推察。おかげでmicの醤油臭さも誤魔化せたはず。

郊外の駅で周りを散策すると、ウイーン中心部には無かったガソリンスタンド。価格を見ると、ヨーロッパで普及しているヂーゼルエンジン用の軽油とレギュラーガソリンが1.5ユーロ弱(250円)で、プレミアムガソリンはこれらの2割増という値段。食品価格と比べれば、意外と安い価格。

夕食

19時前にはホテル近辺に戻って、昨晩と同じカフェで同じメニューの夕食。注文したクラブサンドの味が気に入ったと言うより、それなりに美味しくて腹持ちが良く、価格もそれほど高くはない、という理由での選択。

料理が出てくる間、ビールを飲みながら投稿した記事を確認すると、写真がアップロードしきれていない箇所を発見。早々に他のページもチェックしなくては!

お会計は昨晩同様の23.9ユーロ(4060円)。今回は現金ではなくクレジットカード払い(せめてポイント=ANAマイルを貯めなくては!)、このため会計時に2ユーロ(340円)をチップとして手渡す。

ホテルに戻る道は20時前というのに明るく、東京の16時頃の感じ。写真の右端にタイマッサージ店が写っているが、その料金は60分で80ユーロ。チップも加えれば約1万5000円! 当たり外れのあるマッサージに支払える金額ではないと心に刻む。※頂いたコメントを拝見すると、そろそろ脚が限界に近づいている事も再認識したところではありますが。

おやすみなさい

ココまでの記事を執筆・投稿し、これまでの投稿記事の確認を終えると21時30分。ビール1リットルの酔も少し覚めてきたので、追加の”いいちこ”を飲んで寝ることに。

明日はどうしよう? 目覚めてから空を眺めた上で考えることに。オヤスミナサイ!

《本日の歩行数・1万2300歩》

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