Magandan Umaga!
朝は7時前に目が覚め、近所のコンビニへ。缶コーヒーを買うはずだったが、ペットボトル入りばかり。スターバックスブランドのコーヒーは200ペソ(520円)近い価格。しかし、ローカルブランドのコーヒーは20ペソで10分の1。ツーリスト価格と地元価格の差がハッキリ!
朝食を採りつつ、昨晩のブログを執筆・更新。そして、荷物をパッキンして、11時にホテルをチェックアウト。
NAIA行きのバスは、途中停車するSMクラークからでも乗車出来るが、発車場所から乗りたかったのと、空港も見てみたかったので、クラーク国際空港へ向かうことに。
ホテル近くで客待ちしているトライシクルにクラーク国際空港までの料金を訊くと、タクシーでないと行けないとのこと。仕方なくホテルに戻り、タクシーを呼んでもらう。その際、大体の料金を訊いたら、はっきりと「362ペソ」とのこと。ということは、呼んだのはgrab。
grabの車は数分で到着。空港はそれほど遠くないと思っていたが、元々は広大な米軍基地。大体20km程度走って空港には11時半に到着。乗車の際、「Genesisバスに乗ってNAIAに行く」と伝えてあったので、車を着けてもらったのは、空港の出発フロアーではなく、バス乗り場。
バス乗り場には時刻表。見ると、想定していた正午のバスは無く、次は13時発。
バスの発車まで1時間半。取り敢えず、空港ターミナルビルに足を運ぶ。
1階の到着フロアーは、到着便が無いためか閉鎖中。エレベーターがあったので、それに乗って3階出発フロアーへ。
クラーク発の航空券を持っていないので、ターミナルビルの中へは入れないが、ガラス越しに見ると、発着便が少ないため、人影はまばら。せっかく来たので、記念撮影!
記念写真も撮ったのでバス乗り場に戻り、簡素な昼食。ホットドックは95ペソ+マスタード代15ペソ、マンゴージュースは70ペソで、計180ペソ(約470円)。
GenesisバスでNAIAへ
冷房がガンガンに効いたバスは、予定どおり、13時に発車。料金は、NAIA-SMクラーク間より20ペソ高くなって、400ペソ(1040円)。Tシャツの上に、アロハ風のシャツと旅行用ベストを着てはいるが寒い! バックパックからスポーツタオルを取り出して片腕に巻き、もう一方の腕は旅行用ベストの中へと引っ込めて、耐え忍ぶ。
発車後、13時半にSMクラークに途中停車して、更なる乗客が乗車。しかし、乗客数は定員の半数程度。
バスはマニラに向けて高速道路を順調に走る。車内では、今朝の朝ドラ「ちむどんどん」やユーチューブを見て時間を潰す。
しかし、マニラ近郊まで来ると渋滞の連続。バス専用レーンを走行しているときは順調だが、交差点付近などでバス専用レーンが途切れた場所では断続的な徐行。NAIA付近まで到達したのは、SMクラークを発車して2時間30分後の16時。
「あぁトイレに行きたい! あと少しの我慢」と思っていたら、バスはターミナル3を目の前にしつつも、通り過ぎてターミナル1へと向かう。その後、渋滞気味の一般道路を走りつつ、ターミナル2,ターミナル4に寄ってから、ようやくターミナル3に到着したのは16時半。
バスを降り、まずはトイレ!と、ターミナルビルに入ろうとするが、入口のセキュリティチェックでのX線検査でポケットのライターが引っ掛ってしまう。しかし、セキュリティチェックは人が多くて混乱気味。「ライター持っているよ」というX線検査係の声が身体検査係には届いていない感じ。そのまま荷物を受け取って、トイレに直行。
Grabでホテルに移動
我慢を重ねていたトイレを済ませて、ホッと一息。スマートフォンのGrabアプリを起動して配車を予約。ホテルまでの料金は410ペソ程度と表示。そろそろ夕方の渋滞が始まるためか、少し高い。
NAIAのタクシー発車場の外れにあるGrabポイントで待っていると、約5分で「トヨタのシルバーセダン」(Grabアプリには、車両ナンバー、ドライバーの顔写真・名前とともに、このように迎えに来る車両の特徴が表示されます)がやって来る。
乗車して、ドライバーにお願いしたのは「タバコの吸える場所で、ちょっと止まってくれない?」ということ。ドライバーは「空港内は喫煙禁止だが、ここから出ればOK」とのことで、コーヒーを飲みほした後の紙コップを渡されて、車内で一服。
一服して落ち着いたところで、ドライバーの方を見ると、Grabシステムに対応中のスマートフォンをルームミラー下にぶら下げている。これまで乗客用の画面は見ているが、ドライバー側の画面を見るのは初めて。目的地までの経路の文字案内、ナビゲーション画面での走行車線指示、到着見込み時刻などが表示されている。それも渋滞情報により適宜変更されている。
そして、到着地に近づくと、精算に向けた表示。配車時の料金表示はあくまで目安のようで、経路変更による走行距離の変化や有料道路の使用によって、料金は加算されていく。
NAIAで乗車して約40分。最後は路地を通過して、ホテルに着いたのは17時半近く。アプリに表示された乗車料金は452ペソ! AIが介入しているとしか思えない絶妙な料金。これに10%のチップを加えると497ペソ。つまりは500ペソ札1枚(1300円)ということ。
BAY BIEW PARK HOTEL
ホテルは、agodaで予約済。朝食付3泊で2万755円(キャッシュバック830円があるので、実質2万円弱)。チェックインの際、デポジット(保証料預け)3000ペソを請求されるが、チェックアウト時に返金されても、その時は帰国するだけなので使い道がない。「クレジットカードで保証出来ないの?」と、世界標準の方法を提案すると、「返金処理まで2〜3週間かかる」とのこと。チェックアウト時に問題なければ決済処理しないのではなく、一旦決済しておいて問題がなければ取り消す方式。それでも帰国時に現金で3000ペソ返金されるよりはマシ。
ちなみに、このホテルでは、スタッフ全員がマスク着用。マスクは時に応じて形ばかり使用していたプエルト・プリンセサ、ほぼマスク無しだったアンヘルスと比べると、さすが政府の目が届いている首都・マニラといった感じ。久々に、コロナ禍ということを思い出す(完全に忘れていた訳では無いですが)。
割り振られた部屋は405号室。低いフロアーなのでベイビューは挑めない。加えて、マニラベイ側とは反対側の部屋。
悪所・LA CAFE
マニラのマラテ地区で有名な場所の一つが、LA CAFE。スポーツ・バーではあるが、内部は撮影禁止で、ある意味、特殊なバー。
時刻は19時。ホテルからは、暗くなったマビニ通りを歩いて7〜8分。タバコを一服して気を整え、ドアを開く。ちなみに、本日は、入口でのセキュリティチェックは無い模様。
店内に入ってすぐのメインホールは小学校の教室2つ分位の広さ。メインホールとは別に、バンド演奏が行われる2階ホール(入場料100ペソ、ただし、バンド演奏はやっていなかった)、さらにメインホールとは別に同程度の広さの禁煙ホール(客は3〜4人だけ)も。
メインホール中央には円形のバーカウンター。その周りに背の高い2〜4人用のテーブル&チェアー、9割方は客で埋まっている。客数はざっと見て200人位。うち8割程度が女性(きっと生まれた後から女性になった人も)。ちなみに、マスク姿は全く見当たらない。
店内は撮影禁止のはずだが、YouTubeには内部の撮影動画がアップされている。
店内を一回りして、入口付近のテーブルに着席。取り敢えず、ビールを注文して、それを飲みながら、今夜の夕食を選択するべくフードメニューを眺めていると・・・座っているテーブルの向かい側の椅子には知らない女性が座っている。気づけば隣の椅子にも。
彼女らを無視して、夕食にイギリス伝統?のB級グルメ「フィッシュ&チップス」(メニューの表示は250ペソ位だったけれど)を注文。
注文が終わると、周りの女性が勝手に話しかけてくる、名前は何?に始まって、何処から着た?いつマニラに着た?いつまでいる?どこのホテル?マニラは好き?どこに住んでいる?仕事は何?などなど。正に、テキト〜にあしらいながら、ビール2本目とともに運ばれてきた料理を食す。
彼女らを無視&テキト〜にあしらうと、その多くは3〜5分で立ち去っていくが、背中一面に絵が書かれた?40歳位の女とその友人という女(身体に絵があるとのこと)がしつこく居座り、話しかけてくる。そういう状態が続くと更にもう1人、加えて店のウエイトレスまで居座って「(自分も含めて)みんなに飲み物を奢れ」を騒いでいる。
彼女らを追い払うため、入れ墨女に「世界的にポピュラーなのは理解しているが、俺はタトゥーが嫌い。飲み物を奢るから、それを持って席から離れて」と言った上で、飲み物を注文。入れ墨女はいなくなったが、その友人らしき女は立ち去らず、おまけに更なるニューカマーを呼び込んでいるので、「もう一切、注文しない」と声高に宣言。そんな中、くだんのウエイトレスがちょいちょいテーブルに立ち寄っては自分がmicからゲットした飲み物を口に運びつつ追加注文を促すが、micが注文するのは自分が飲むビールのみ。
入店後約1時間少々経過、ビール3本目を飲む(かなりのスローペース)頃には、テーブルを取り囲む女はウエイトレスを含めて5人程。入れ墨の有無をフィルターにすると、居座ろうとする女性のほとんどを追い払うことが出来るが、当初から居座る1人は入れ墨なし。
この、珍しく入れ墨なしの女性。カタコトの日本語で話かけてくるが、micの下手な英語の方が意思疎通できるレベル。ただし、「飲んでください」「食べてください」「トイレに行ってください」などといった基本的なサービス用語だけはキチンと話す。
それまで、テキト〜にはぐらかした会話をしていたが、ちょっと真面目に話を聞いたら、介護ヘルパー(技能実習生)として半年後の訪日をめざしたトレーニング中とのことで、日本で働くことに経済的な夢を持っている様子。彼女の話では、介護ヘルパーへの応募に際して、最初にチェックされたのは入れ墨の有無だそう、納得!
抱いた夢に水をさすようだが、給与・残業代不払い、劣悪な労働環境、人権侵害などなど、日本における技能実習生が抱える諸問題を教えてやり、加えて、外国人労働者に対応している労働組合の電話番号まで教示。その頃になると、当初から居座っていたもう1人はいなくなり、空いた席には他の女性が座っている。
このままでは、財布の中身が・・・ということで、お会計。micが飲み食いしたのは、ビール4本とフィッシュ&チップスで、大体800ペソ以下。しかし、ウエイトレスが持ってきた伝票の記載は1650ペソ(約4300円)!!!
いろいろ教示してあげた技能実習予定の女性が言うには、ウエイトレスと途中でいなくなった女性が350ペソもする飲み物を注文していたとのこと。それについては、酒が入っているとは言え、micの修行不足と言わざるを得ない(今回の旅行では、注意力の衰えを感じせざるを得ないこと数回)!
1000ペソ札2枚を渡して、お釣りは250ペソ。この時点でも計算が合わない。加えて、ウエイトレスがチップ100ペソくれと粘っている。既に少し酔っぱらっていることと、場所が場所という事情での諦めも少しあったので、「すでに釣り銭から抜いているだろう」と言いながら、50ペソ札1枚で場を収拾。
ブースターショット・・・出来ません!
ビール4本のほろ酔い状態で、歩いてホテルへ。部屋に戻って「いいちこ」で就寝前のブースターと思ったが、トランクの中を探しても見つからない。よくよく思い出すと、「いいちこ」はアンヘルスのホテルのクローゼットに置いたまま。またまた注意力の減退を悔やみつつ、寂しく就寝。
【本日の歩行数1万3728歩、消費カロリー3420kcal】
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