《ほぼライブ》ナチスの悪行と東西文化の接点を訪ねる(第1・2日目)イスタンブール経由、ベルリンへ

令和2年(2020)1月31日・2月1日

イスタンブール経由、ベルリンへ

旅行中に投稿している《ほぼライブ》版です。若干、文章の乱れ・誤変換があると思いますが、ご容赦ください。

新型肺炎が世界に広がる中、イスタンブールに向け出国

通常どおりの仕事を終え、東京駅前からバスで成田空港へ。

通常は、東京駅に隣接するバスターミナルから発車しているアクセス成田を使うのだが、ちょうど良い18時40分と19時発のバスは空港へは行かず、周辺のホテル行き。ちょっと不便だが、東京駅八重洲口の道路を渡った所にあるバス停から19時発の京成バスに乗車。

インターネット上では、中国産の新型肺炎のニュースが氾濫。その中には、ヨーロッパなどでアジア人が屈辱的な対応をされているニュースも。ヨーロッパの人々にとってウイルスを運んでくる中国人とその他のアジア人を見分けることは不可能。そこで本日朝は早起きしてコレを作成。

ステッカーです。

本当は、日本人ということを明らかにするとボッタクリやトラブルに遭遇する確率が高まるので避けたいが、今回だけは中国人に間違わられる方がトラブル遭遇率が高いと判断。

ネームプレートにもステッカーを挿入して、必要に応じて使い分けることに。

フラップ付の胸ポケットに装着しても、何とか認識出来ます。

バスに乗ること1時間10分。隣の席に座っている北京語を話す女性が終始気にかかる。他にも車内では北京語が飛び交う。スマホで調べると、上海行きの便があるよう。

クロネコヤマトのブースで送っておいた荷物(送料2170円)を受け取り、トルコ航空のチェックインカウンターへ。

しかし、チェックインカウンターからは長蛇の列。

今朝方、スマホでウェブチェックインしていたので、ウェブチェックイン済のカウンターに行くと、待っているのは1人のみ。簡単な操作で長蛇の列から開放される!

そして、セキュリティーチェックと出国審査(自動ゲートのため、出国スタンプの押印を申し出)を経て、制限エリアへ。

制限エリアに入ってからは免税タバコを購入して、土産物屋を物色。

すると、思っていたとおり有りました! ステッカーを使うより日本人をアピールするのにスマートな物が! 早速、購入。価格は350円(制限エリアなので、当然、消費税はかかりません)と良心的。その買ったものはコレ!

搭乗までは、喫煙スペースで本ブログを書きながら一息。タレ瓶に詰めて持ち込んだウイスキーをコーラにぶち込んで早め(遅め⁇)の晩酌。

搭乗時間が迫り、搭乗ゲートに行くと、既に航空機は待機中。

搭乗ゲートの上には、悪びれることも無く出発時刻変更の表示(連絡も無いじゃないか!!)。

トルコ航空53便

成田空港の最終離陸となるトルコ航空53便は、23時40分にターミナルビルを離れ、23時50分に離陸。

離陸後しばらくは機体を大きな揺れが襲ったが、それも30分程度で収まり、機内サービスが開始。

先ずは機内食のメニューが配布され、続いてデザインの良いポーチに入ったアメニティーセットの配布。中身はスリッパ、靴下、アイマスク、歯ブラシに耳栓、そして保湿クリーム。これまで搭乗した40~50社にのぼる航空会社の中で、エコノミークラスでこんなアメニティーセットを配布されたのは、今回が初めて!! ハッキリ言って、下手な会社のビジネスクラスより充実。

その後、機内食がサービスされるが、メインメニューは、鯖のフライかグリルドチキン。鯖はイスタンブールに行ってから食すとして、グリルドチキンを選択。副菜にはキューブ状のチーズの入ったサラダ、トマトとキュウリが乗ったサーモンとマカロニサラダ。追加でトレーに乗せられたパンも温かい(飲んでいるうちに冷めてしまったけれど)。そして、飲み物はトルコ産の白ワイン。

グリルドチキンの付け合せは焼きトマトとピーマン。ご飯のように盛り付けられているのは、多分「クスクス」という小麦粉で作られた小さなツブツブで、ご飯のような物。薄いケチャップ味が付いているが、酒を飲んでいることもあって、添付された塩と胡椒を振りかけて強めの味にする。チキンにはホワイトソースがかかっているが、これにも塩と胡椒を振りかける。プリンのようなデザートを含め、全体的に味は薄め(濃い味好みによる主観です)。

機内食に付属するフォーク、ナイフ、スプーンは今時珍しい金属製。プラスチック製のナイフに比べて、チキンを切りやすい(モニターに映し出されるビデオを見ると、環境対策に取り組んでいるとのことで、それがプラスチックを使用しない理由のよう)。

Mr.ビーンで有名な俳優が主演のコメディーなスパイ映画「Johnny English」を見ながら食事と晩酌を済ませ(晩酌は続きましたが)ていると、キャビンクルーが追加のドリンクオーダー受付と共に水のペットボトルを配りだす。夜間の渇きを癒やすためのペットボトル。こうしたサービスも含め、中東の国とは思えないアジア的なホスピタリティー(日本語で言えば、スキャンダルが報じられた某閣僚の奥方が東京オリンピック誘致の際に言った「オ·モ·テ·ナ·シ」)。

成田空港を離陸後、約2時間経過した頃にモニターを見ると、ハバロフスクの上空。

そして、シャルドネも含め、アルコール度数13.5%の白ワインのボトル(187.5cc入り)を5本飲み干すと、時刻は日本時間で午前3時近く。飛行しているのはバイカル湖北側のブラーツク上空(昔、ハバロフスク経由で訪れた際には、随分と遠い場所だと思っていたが、こんなに近かったとは!)。機内の照明も暗くなったし、イスタンブールまでの飛行時間もタップリ残っているので、アルコールが程よく回ったココらで睡眠時間とすることに。

とは言え、しっかり眠れたのは1時間強。ウトウトな眠りを含めても3時間程度で、日本時間の6時半には体内時計が作用して、目が覚めてしまう。モニターを見ると、飛行している場所の周辺にあるのは聞いた事もない都市ばかり。

しかし、離陸から10時間近く経過した日本時間の8時半にモニターを見ると、キエフとか、ミンスクとか、聞いたことのある都市が表示されており、飛んでいるのもモスクワ上空。東京・イスタンブールの飛行経路を写真付で紹介しているブログでは、中国北方、中央アジアを通ってカスピ海を渡るルートが紹介されていたが、今回は、それより遥かに北寄りのロシア領空を通過するルート。カスピ海を渡るルートだと、キナ臭さが強まっている(オマケに民間機を撃墜したばかりの)イラン付近を通過することがルート変更の理由だろうかと推察。

この頃になって、トルコ航空のアプリをインストールしていれば、機内でもWiFiが使えることが判明。早速、本ブログのアップロードを試みるが、速度が遅すぎて、結局は断念。

そして、日本時間で9時になると朝食サービス。和食の魚料理か洋食のオムレツかの選択。選んだのはオムレツ。そして、飲み物は、朝ということもあって控えめにビール(後ほど紹介するでしょうが、EFESというブランドのトルコビール)。

副菜は、トマトに乗ったチーズ。オムレツの付け合せは、マッシュルームとポテトのソテー。やはりビールのお供としては薄味なので、塩と胡椒で味を強める。

朝食を済ませ、トレーの回収が行われている日本時間で10時前、機体は西側の黒海上空に到達。モニターにはイスタンブールまでの距離が553kmと表示されており、時速157kmという強力な追い風に乗った機体の対地速度は時速1014km。着陸態勢で速度を落とすにせよ、イスタンブール到着まで1時間はかからないはず。

イスタンブール新空港

イスタンブール新空港には日本時間の10時半に着陸。これで成田·イスタンブール間の約9600kmに及ぶフライトが終了。

ただし、この昨年(平成31年·基督歴2019年)の4月に開港した世界最大級の空港。機体がターミナルビルに着くまで約15分、航空機から降りてトランジットエリアに着くまで延々と歩いて更に20分。早朝(トルコ時間で朝5時)で空港内がガラガラだったから良いが、混雑時には混乱すること必至。

セキュリティーチェックを受けて、出発エリアに向かう。出発エリアは更に広くて「テラス」と表示されている喫煙所を探すのにも一苦労。

IGAラウンジ

広い出発エリアを歩き、辿り着いのはプライオリティパスが使えるIGAラウンジ。このラウンジも広い!

様々なスタイルの休憩エリアに挟まれた食事エリア。

ホットミールも含め、提供されている料理は充実。トルコの有名なお菓子も並んでいる。

その奥にはバーカウンター、更にはパソコンコーナー。トイレの横にはシャワー室も完備。

なんと言っても、助かるのが専用テラス(喫煙所)。飲み物を持ち出して一服することも可能!

ここでは、サンドイッチ2個をツマミにウイスキーソーダを2杯いただく。

ウイスキーソーダを注文した際にWiFiのパスワードを尋ねたら、「ここでは分からないので、受付で訊いてほしい」とのこと。

そこで、受付で尋ねると、通路脇にある機械にパスポートをスキャンして、ユーザーIDとパスワードを入手するとのこと。

チョット手こずったけれどもIDとパスワードを入手してログイン。ここまでのブログ記事をアップロード。だけれども、どうも途中からWiFiの様子がおかしく、画像がキチンとアップロードされていないよう。通信速度も遅いし、結局は、ベルリン到着後にSimを挿入してアップロードせざるを得ないよう。

イスタンブールからベルリンへ

出発時刻の2時間前である7時5分を過ぎると、電光掲示板にベルリン行きTK1721便の搭乗ゲートがD17であることが表示される。巨大な空港だし、搭乗ゲートがどこにあるかも分からないので、少し早いが8時過ぎにはラウンジを出て、ゲートへと向かう。

これは登場機ではありません。

ゲートに行くと、出発の約1時間前にも関わらず、搭乗が開始されている。

機内で提供された機内食のメインはパスタ入りのオムレツ。付け合せはマッシュルームソテー。副菜はチーズ。上部真ん中はヨーグルトで、その右の黒い容器は水。酒は飲まずにコーヒーにしました。

ベルリン行きのTK1721は、定刻どおり7時5分にターミナルを離れるが、航空機が時速30km程度で走行しても滑走路に着くまで約20分。離陸したのは7時半近く。

安定飛行に移ると、機内食のサービス。メインはパスタ入りのオムレツ。付け合せはマッシュルームのソテー。副菜はチーズ入りサラダで、デザートのヨーグルト。黒い容器はタダの水。アルコールは頼まず、コーヒーのみ!

その後、航空機は順調に飛行し、3時間後の8時過ぎ(ドイツはトルコより2時間遅い)にはベルリンのテーゲル空港に着陸。

しかし、順調だったのはココまで。小規模空港で入国審査ブースが少ないため入国審査は激込み。荷物を受け取ってロビーに出たのは10時半頃。

さらに中国製のローミングsimをスマホ装着してもネットに繋がらない。取り敢えず、コーヒーショップに入ってイロイロ試した結果、予備に持ってきた中国製のスマホでネットに接続出来、メインのスマホも予備機のWiFi経由でネットに接続させることに成功。一安心して時刻を見ると、11時半を過ぎている。ちなみに注文したコーラの値段は3.9ユーロ(約600円)と、空港価格。

現在時刻は12時15分。イスタンブールでアップロード出来なかったデータも含め、ここまでの顛末をアップロード。

さあ、これからホテルに行って荷物を置いてから、ベルリン散策!!

ベルリンウェルカムパス

まずは空港のツーリストインフォメーションでベルリンウェルカムパスの48時間·ベルリン中心部AB版を23ユーロで購入。ベルリンの公共交通機関が最初に使った時から48時間乗り放題の他、主な観光施設が割引になるカード。ベルリンの公共交通機関は改札が無く、簡単に乗車出来るが、抜き打ちの改札で捕まると高額な罰金。開始日時が打刻されていないチケットも無賃乗車扱いなので、空港からバスに乗る際に打刻機でしっかりと開始日時を打刻。

最寄りの地下鉄駅に向かうバスの番号と乗り場は、空港入口横にある空港全体の案内表示板に英語併記で記載されており、すぐに理解出来る。こうした分かりやすい表示は東京と同じ。ドイツ人も日本人同様のきめ細やかな性格ということ。

バスに乗ること5分程度で地下鉄の駅に到着。

そこから地下鉄を乗り継ぎ、ホテルの最寄り駅まで移動。

駅に着いても、ドアに付いているボタンを押さないと、ドアは開きません!

最寄駅から約500m程歩いて、ホテル(実際には雑居ビルの2フロアーを使ったペンション)へ。

ホテルの建物に入れません!

雑居ビルの入口はオートロックがかかっている。ペンションの呼び鈴を押しても反応は無し。途方に暮れていると、東洋系の女性がビルに入ったので、内側からドアを開けてもらう。

開かないペンション入口

そこからペンションの受付があるはずの2階に上がると、ペンション名の「CityInn」と表示されたドア。しかし、中に入って呼びかけても誰もいない。電話(国際ローミングで一旦日本を経由して通信)を掛けるが、ドイツ語の音声ガイドが流れた後で切れてしまう。業を煮やして、宿泊予約したagodaの日本事務所に電話してみるが、同じようなドイツ語の音声ガイド。もう一度かけてみると、英語の音声ガイドも流れてくる。さらに掛け直すと、どうも直接ダイヤルしろと言っている様。そこで、国際電話のダイヤル(001)とドイツの国番号(49)を除いた、ドイツ国内で使えわれている電話番号にかけてみると···つながりました! 話してみると、受付は3階とのこと。この間、agodaにメールしたり、他の宿を探したりしたけれど、予定どうり泊まれて良かった!

CityInn

このペンションは雑居ビルの2フロアーを使用しており、チェックイン等は朝8時から夕方6時まで。それ以外は管理人は不在。

それよりも遅いチェックインの場合には、管理人に電話するよう表示されている。だからと言って、管理人がノコノコやって来るのではなく、各エリアや部屋のドアに付けられたボタンキーの解錠番号を教えてもらうということ。解錠方法もクセがあるので、ある程度の語学力が無いとハードルの高い宿泊先。

ちなみに、「月曜日の早朝にチェックアウトして、水曜日の夜にチェックインする。その間、荷物を預けたい」と伝えると、「荷物は部屋に残しておけば、水曜日に泊まる部屋にいれておく。水曜日の部屋と解錠コードは電話してくれれば教える」とのこと。その場では、それで了承したものの、後で不安になり、Eメールで解錠コード等を送信してくれるよう依頼。

ペンションのお部屋。台所スペースが他の2部屋と共用。つまりドアロックは共用部分と自室に入る2段階。
部屋自体はきれいですが···テレビしか置かれていない。
水回りはきれい。ただし、シャンプーや石鹸、歯ブラシ等は無く、設置されているのはタオルのみ。
自分の部屋に入る手前のキッチンスペース

ベルリン散策に出発

本日のベルリンの天気模様は小雨だが、時々、雨脚が強くなる。加えて、これまでの移動疲れと、トラブルに伴う出撃時間の遅れも!

ということで、本日午後は博物館を中心に散策。

DDR博物館

まずは、旧東ドイツの暮らしなどを展示しているDDR博物館。

グーグルマップに表示された場所に行っても、それらしきモノは無し。付近を歩き回っていると博物館の案内表示。なんと、入口は川沿いの遊歩道。

 

入場料は9.8ユーロ。しかし、ベルリンウェルカムカードを示して25%引きの7.35ユーロ(約900円)。チケットのQRコードをかざしてゲートを抜けると、まずは「壁」の説明。全長やどこに設置され、壁の前後に設置された緩衝地帯の構造などが写真や図解で説明。

そして、その一段上に展示されていたのがトラビーの愛称(蔑称?)で呼ばれていたトラバント。ボディは固められた紙で出来ており、2サイクルのエンジンで、最高速度100kmの国民車。

社会主義国の中では工業国だったということで、スクーターやその他の工業製品も展示されていましたが、どれも競争相手の存在しない製品なので、資本主義国の製品と比べるとかなり見劣り。

展示内容で、多くの観客が見入っていたのが、海水浴場では男女共に全裸というのが政策だったという展示。

DDR博物館を出て、500m程度歩いた駅からSバーン(近郊列車)に一駅乗って、Uバーン(地下鉄)に4駅のったが。その乗換駅の駅名表示を見て懐かしさを感じる。

ベルリンが東西に分割されていた時代、西側が運行する地下鉄も東側に設置されていた駅は東側によって閉鎖されていた·····このフリードリッヒシュトラウセ駅を除いて。

37年前、この駅から東ベルリンに入国した時のピリピリした感じ、そして西側に戻る入口が分からなかった時の不安等々が思い出される。

ユダヤ博物館

列車を乗り継ぎ、1km程度歩いて向かったのはユダヤ博物館。

館内入口では空港さながらの手荷物と身体のチェック。入場料は、ベルリンウェルカムカードで25%引きの6ユーロ。

展示内容は、ユダヤ民族の文化や歴史に関する資料や写真。説明文は読めないし、事前の知識も無い門外漢の日本人にとっては、特に興味が持てませんでした。

Volvicの1.5Lペットボトル

部屋には、お茶やコーヒーはもちろん、ミネラルウォーターも無いので、近所のスーパーで調達。Volvicの1.5Lペットボトル2本で1.6ユーロ(約200円)。

夕食はイタリアン

疲れているし、眠気も感じるにで、夕食はペンション前の交差点を渡った所のイタリア料理店。

白ワイン500ccで10ユーロ、特大カルボナーラが8.5ユーロ。20ユーロ(約2500円)払って、お釣りはチップ代わり(ドイツは基本的にチップ不要)

ペンションに戻ると、夜8時過ぎ。

とりあえず本日午後のスーパーダイジェスト版をアップロードしてウイスキーも飲まずに就寝(本日午後の記事は翌2日未明に執筆)。

大変長くなりましたが、第1・2日目のほぼライブ終了です。最終的には細かい記述を加えたり、さらに写真を増やした「詳細版」をアップしますので、そちらもご覧ください!

本日(2月1日)の歩行数:20400歩 ※滞在地の時間で記録されているため、どの時点からどの時点までが2月1日に記録されているかは不明

コメント

  1. 大川 より:

    おつかれさまです!
    お写真で見る限り、今回の機内食はかなりレベル高めでは?
    なによりびっくりしたのがベルリンの地下鉄写真。

    え?白くて日本よりずっと清潔そう…
    ネズミ出なさそう…
    現地の空気まではわかりませんが(^^)

    今回、ちょっと長めの旅。
    釈迦に説法ですが、どうかお気をつけて行ってらしてください。

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