京急生麦駅前でフォーとバインミー【ベトナム】

横浜東部を中心に、世界の料理! の第1回目は、京浜急行の生麦駅前(と言っても、平行して走るJR各線の踏切を跨いだ場所)にあるベトナム料理店「フォーミン」でのランチ。

日曜日の正午過ぎ、近くのコインパーキングに車を停めて店に向かう。店内は、奥に位置するキッチンの手前に、4人がけテーブルが2つ、2人がけテーブルが3つ。ただしテーブルの間隔が空いているので、椅子を追加して、4人がけテーブルに5人、 2人がけテーブルに3人、といった状況も。

たまたま2人がけテーブルが1卓空いていたので、そこに着席。メニューを見ると、フォー(米粉麺)は牛肉の乗ったフォー・ボーだけが掲載されている。自分としては「牛よりも鶏」なので「フォー・ガーはないか?」と訊ねるも、提供しているのはフォー・ボーのみとの答え。

結局、注文したのは、フランスパンにレバーペーストを塗ったサンドイッチであるバインミーとフォー・ボー。 注文の際、「パクチーは大丈夫?」と訊かれたので、「大丈夫!」と応える。

注文してから2分程で提供されたのはバインミー。サイゴン(公的名称:ホーチミン・シティ)やダナンで何度か食べたバインミーに比べて3分の2位の大きさ。自家製が売りらしいパンの表面はパリッとしていて香ばしい。が、サイゴンで味わったパン自体のモッチリ感はあまり感じられない。店員に出身を訊いたら、ハノイの近くのベトナム北部ということだったので、南部のサイゴンや中部のダナン(いずれも旧南ベトナム)とはパン生地の好みが違うのかも?

メニューに掲載された写真に比べて、具は少なめ

パンに挟まれた具は、醤油ベースで甘辛い味付けの豚肉揚げ、スライスされたキュウリ、細切りのニンジンとダイコン、そしてパクチー。 肝心なお味の方はと言うと、豚肉揚げの甘辛さが強くて、その甘辛さを野菜が和らげている感じ。というわけでレバーペーストの風味は感じられず、正直に言って「不味くはないが、美味しいバインミーとは言えない」といった結果。

続いて出てきたのがフォー・ボー。女性店員と男性店員の2人が席に寄ってきて「食べ方分かりますか?」と訊いてくる。「分かりません」と答えれば、テーブルの上に置かれたニョクマム(ベトナムの魚醤)などの調味料のの使い方を説明してくれるのだろうが、答えの代わりにポケットから取り出して見せたのが ベトナムで人気の 「OT KHO SATE」。フォーに最適な調味料。ベトナムでも大人気で入手困難! それを見た店員はうなずいて、説明不要であることを納得。

まずは提供された状態でスープの味をチェック。出汁がシッカリと効いている。フォーの上に乗った 湯がかれた牛肉は脂身が少なく、あっさりとしたお味。フォーの茹で具合もちょうど良く、米粉の麺の割にはコシが残っている。

オリジナルの味のチェックを済ませ、添付されたレモンを絞ってから、 「OT KHO SATE」 を投入!ぐるぐるとかき混ぜると、パクチーの香り(これがダメな人も多いですが)と 「OT KHO SATE」 に含まれるニンニクなどの香りが混ざって、絶妙な香り! お味の方も、ピリッとした辛さが加わり、フォー本来の味が引き立つ。もはや、これ無くしてフォーを食することは出来ない!

半分残っていたバインミーとフォーを交互に食べ、最後のスープを飲み干して、完食! 久々に食べたフォーが旨かった!

席を立つ前に、メニューに記載された「揚げ春巻き」を撮影。サイゴンの「サイゴン」という名のレストランで サイゴンビールと一緒にいただくと最高なのがエビが巻かれた揚げ春巻き。ここの揚げ春巻きの中身はエビではないようだが、お味の方は如何なものか? 今度、チェックしてみよう。※最後に記述

帰りに店の前を撮影。店先の歩道上ではテイクアウト用の料理を販売。333(バー・バー・バー)とサイゴンビールも550円で販売!

【追記】約1週間後、「揚げ春巻き」を「唐揚げ(税別420円)」と一緒にテイクアウトして、晩酌のお供に。添付されているのは、上が少しだけ甘いチリソース、下が甘酢。

パリッと揚げられた春巻きは、食べやすいようにカットされており、断面を見ると挽肉に野菜(&香料?)が練り込まれた餡が詰められている。

甘酢に漬けてみると、断面から味が浸み込み、イケルお味! しかし、チリソースの方は味が濃いだけに揚げ春巻きの味を殺してしまう。さらに、何も付けずにそのまま、そして醤油をたらして、それぞれ頂く。

その感想は、1位・醤油、2位・そのまま、3位・甘酢、4~9位が無くて、10位・チリソースという結果に! 1位~3位は接戦で、いずれもお酒(特にビール)に合うお味。中身も結構詰まっているのでお腹も膨らむ! ※あくまで mic個人の感想です。

一方、一緒にテイクアウトした「唐揚げ」は、見てのとおり衣がほとんど付いていない、ほぼ素揚げ状態。薄い下味が付いているようで、可もなく不可もなく、普通に頂けました。

ほどよく酔っぱらったところで、シメにはフォー。テイクアウトしてきても冷めてしまうので、帰りにスーパーに立ち寄り、インスタントのフォーを購入。こんなものでも 「OT KHO SATE」 を加えれば、絶品へと変化!

コメント

  1. 京の弟子 より:

    フォーは美味しそうですね。小職は、鷄もいいですが、牛の方が好きかもです。フォーに関しては、謎の調味料「OT KHO SATE」が、我が国の万能調味料を凌ぐようですね。

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