【第5日目:6月7日】
Dobré ráno(おはようございます)
朝は6時に目覚める。睡眠時間は6時間弱だが、夜中に脚が攣ることもなく、2晩続いた不快な寝汗をかくこともなく、久々の良好な睡眠。
ホテル裏の喫煙所で目覚めの一服をしたついでに外へ出て、徒歩5分のバーガーキング(マクドナルドは開店前)で朝食。
注文は、ここでもタッチパネル式だが、分かりやすくてスンナリと注文完了。タッチパネルで現金払いを選択したので、カウンターで支払い(84コルナ∶590円)を済ませ、2分後には受け取り。

2階の席(1階は注文・受取カウンターのみ)に着くが、他に客はいない。
そそくさと朝食を済ませて階段を降りると、階段出入り口がポールテープで閉鎖されている。そういえば、昇る際には階段幅の半分程度にポールテープが張ってあったッケ。ポールを動かして退出。

VISAカードが利用停止
ホテルに戻って、メール等をチェック。たまたまSMSもチェックしたら、三井住友VISAカードからのメールが着信済。昨日朝のマクドナルドでのカード決済が出来なかったことが「不正な利用」と感知されての一時停止中で、利用が正しかったかの確認がタイムアウト状態になったという内容。これまで何度か利用確認メールは受信しており、都度、URLにアクセスして利用確認していたが、今回は受信していない。
仕方なく、三井住友VISAカードのサービスデスクに電話をかけて復旧を依頼。引き落し金融機関名・支店名・口座番号まで確認されたが、うる覚えの口座番号が正しくて良かった。なお、国によっては利用確認メールが受信出来ない場合があるとのこと。
ホテルをチェックアウト
シャワーを浴びてから荷物のパッキング。部屋にエアコンは無く、少し暑いので、窓を全開にして涼しい外気を取り込む。空は曇天、時折、雨粒が落ちてくる。天気予報によると、最高気温も昨日より5度低い18度とのこと。

チェックアウトのリミットは11時。9時30分頃からは、部屋のテレビでミュージックビデオを観たり、喫煙所に行ったりして時間を潰し、10時40分にチェックアウト。
プラハ中央駅
地下鉄に2駅乗って、11時にはプラハ中央駅の地下に到着。ここで探したのはスーパーマーケット。グーグルマップによると中央駅内にあるはずだが、なかなか見つからない。アチコチと言うより、端から端まで探した結果、ショッピングフロアー下階の南端で発見。

ココで購入したのが、チェコの菓子メーカーが製造するウエハース。丁度よい箱に入っていたので個数(箱の縁を折り曲げてスーツケースの片面に収納出来る個数)を調整した上で購入。価格は秘密。物価が日本の1.5〜2倍のプラハに於いてmicが購入出来る金額ということだけ記載しておきます。

購入したウエハースをスーツケースに収納し、早めの昼食。朝に続いてのバーガーキングで、ダブルチーズバーガーのセットを購入。値段はレシートの一番下に記載されているとおり1304円。注文パネルでの注文はクレジットカード支払いで、決済はコルナかクレジットカード発行国の日本円かを選択。レシートに記載された為替レートを見ると、かなり悪いレート!

昼食を終え、外に出て一服。今まで地下2階と思っていたフロアーは地上1階で、空港から乗車したエアポートエクスプレスが到着したのは3階ということ。

一服して、余ったコルナをユーロに両替。銀行間レートだと1107コルナは44.64ユーロなのだが、計算書と共に渡されたのは37ユーロ。15%は低い金額。

両替を済ませ、2階に上がると、乗車する列車の運行会社(複数の会社が列車を運行。複数社の航空機が乗り入れる空港のような感じ)のラウンジ。

席はイッパイだったので、無料サービスのコーヒーを手にして、出入り口脇の立席テーブルで一休み。


ラウンジでトイレを済ませ(コレが本来の目的)、勝手が分からないので30分前にはコンコースへ移動。途中、コンコースの天井が開けたので見上げると、ウイーンプラハ中央駅のホール。

出発時刻の17分前になって、ようやく案内スクリーンに13時16分発・ウイーン経由ブタペスト行・RJ1035の出発プラットフォームが示される。

プラットフォームに上がって見ると、ホームの片側にブタペスト行の表示。

成田空港出発以降、自分の写真は撮っていなかったので、プラハと表示された駅名看板の前で記念撮影。

REJIO JET 1035 ウイーン経由ブタペスト行
出発の6分前に列車が入線してくる。日本のようにプラットホーム上に何号車の乗車位置はココという表示が無いので、自分の乗車口に移動する人々でホーム上は混乱。
加えて、乗車には階段を3段昇る必要があって、重いスーツケースを運び上げるのに手間取っているし、別の乗車口から乗った客が狭い通路を逆流してくるので、階段を昇った人も動けずに立ち止まったまま。
ようやく乗車出来、自分の席に向かって車内移動を始めた頃には、列車は出発済。

乗車口から4人掛けコンパートメント横の通路を通過し、シート席エリアにある自分の席(ほぼ最前列)に移動するが、自分同様に大きなスーツケースを持って逆流してくる人もおり、その大きなスーツケースの収納場所は頭上の棚(結構な高さなので、小柄な女性は持ち上げられない)ということや、勝手に他人の席に座っていて席を移動させられている人もいることから車内は暫しの大混乱。ようやく落ち着いたのは出発から15分後。なお、micは通路にスーツケースを置いていたが、車掌から頭上の棚に上げるか、背中合わせの席の間の隙間に入れるように指示された。当然、席の間の隙間に入れる。

プラハで気づいた事
さて、プラハを離れてウイーンに向う途中だが、プラハで気づいた事を挙げると・・・
①想像していた以上に街の中が絵になる。狭い道を進むトラムに乗るだけでイロイロな美しい街の景色を観ることが出来る。さすが街全体が世界遺産。
②多民族の街ということ。アラブ系、インド系、アフリカ系も多く、特にアジア系は中国系観光客とベトナム出身者(ベトナム戦争のサイゴン陥落直前の脱出者と子孫と推察)を中心に多い。欧州各国からの移住者・訪問者も含めれば街を歩く人の半数は外国籍もしくは外国にルーツを持つ人といった感じ。
③上記の状況により、多言語社会。駅や列車内の案内アナウンスがチェコ語と英語というのをはじめとして、数カ国の言語での表示も多く見かける。テレジン収容所に行った際のガイドも英語の他に、ドイツ語とフランス語でツアー客に対応していた。
④治安は良い。酔っぱらってわめいている男を1人見かけたくらい。運転マナーも良く、歩行者優先が浸透している感じ。一方、観光地では乞食をしばしば見かけた。
⑤タバコに寛容。さすがに建物内や地下鉄・トラム内は禁煙だが、一歩外へ出ると、混雑した歩道上での歩きタバコも、カフェの混雑したテラス席での喫煙も可能。おまけに吸い殻のポイ捨ては当たり前。※歩道清掃車を良く見かけたが、吸い殻のポイ捨ても移民の仕事確保に一役!?
⑥服装が両極端。これは夏と冬の間の事であろうが、陽がさすと気温が30度程度まで上がり、その直後に雨が降ったり夜になると15度くらいまで一気に下がるという気候のため、陽がさすことを前提としたTシャツ1枚で夜まで過ごす人や、暑くても厚手の長袖シャツを着ている人も。それと女性の薄着に関しては、恥ずかしさの概念が異なるようで、薄い生地の服をノーブラで着用していたり、ペラペラに薄くて直ぐにめくれてしまうような短い丈のワンピースを着用している若い女性を多く見かけた。
⑦想像していた以上に物価が高い。公共的な料金はそれほど高くはない(地下鉄やトラムの市内移動は30コルナ∶210円)ものの、商品購入や外食は東京の1.5〜2倍で、特に飲料水は2〜5倍。一方、ビールをはじめとした酒類は東京並の価格。
ウイーン到着は2時間30分遅れ
ウイーンに到着したのは、定刻より2時間30分遅れの19時45分。ウイーン到着直前に立ち上がった際、左太腿が攣ってしまったが、幸い軽い攣りだったので、到着までストレッチを重ねて、無事に重いスーツケースを持ちながら列車の階段を降りることが出来た。

到着が遅れた理由は、プラハからウイーンまでの半分・約200km進んだ所で列車が停止したため。早口のアナウンスは良く聞き取れなかったものの、外的要因によるという前置詞だけは聞き取れた。停止から2時間を過ぎた頃から警笛を鳴らしながらの断続的な低速度での走行が始まり、対向線路に止まっていた貨物列車を通り過ぎたあたりから段々と速度が元に戻る。貨物列車が脱線でも起こして、復旧作業のための停止と推測。
ウイーンでは、65歳以上の高齢者も市内交通用の切符を購入する必要がある。何処で購入出来るか分からなかったのでインフォメーションセンターで訊ねると、券売機の写真を指し示しながら「ココカラサンジュウメートルサキニ、アカイケンバイキ」「コノボタンヲオシテ、ツギニココノボタンヲオシテ、ナンニチカンノキップカラエラビマス」と辿々しいながらの日本語での説明。ついでにATMの場所を訊いたら、これは英語で教えてくれた。
何度か間違いながらも(クレジットカード払いが出来なかった)手持ちのユーロで72時間チケットを入手。料金は17.1ユーロ(2850円)。
ホテルに向かいます
ホテルの近くまでは地下鉄が通っているはずだが、いくつもある乗り場のどれがホテル近くに行く乗り場かが分からない。ここではないか、という乗り場もあったが、そこへ昇るエレベーターが停止中だったため、急遽、トラムでの移動に切り替えて、駅の外へ。

丁度、グーグルマップで示されたトラムがやって来たので、飛び乗る形で乗車。3駅乗ってから、約300m歩いて、ホテルに到着・チェックイン。


夕食
ホテルの部屋に入り、上記の写真撮影を終えた所で、荷解きもしないまま、夕食へ。
トラム停車場&地下鉄Sバーン駅の側のカフェに行ってみる。そこで先ず注文したのは地元のビールであるZipferの0.5L。


そして食事は、クラブサンドイッチ。


ビールをお代わりして、料金は23ユーロ少々。チップ少なめだが、25ユーロ(4150円)を支払い。
ホテルに戻り、手持ちの水が少ないことから、ロビーの自動販売機でレモンライム風味のドリンク(500cc)を購入。価格は5ユーロ(830円)。

おやすみなさい
今日は、プラハからウイーンへの移動が中心だったものの、精神的には疲労困憊。”いいちこ”少々をレモンライム風味のドリングで割り、それを飲みながら、ココまでの記事を執筆・投稿。時刻は23時30分。
睡魔が襲ってくるので、ツムラの68番とロキソニンを服用して、本日はコレでオヤスミナサイ!
《本日の歩行数・8700歩》
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