【詳細版】世界遺産・地底河川ツアー(第3日目・9月17日)

 2022.09.26 2022.09.10

旅行中に執筆・投稿した「ほぼライブ」版はコチラ

おはようございます

朝は4時過ぎに目が覚める。酒も抜けたので、昨晩出来なかった一眼デジタルカメラからの画像転送を試むところ約1時間。ようやく囚人村などの画像がスマートフォンに転送され、本ブログにアップロード!

ひと仕事を終え、コーヒーが飲みたくなったので朝食会場へ。入口でルームナンバーをチェックされると、登録されていない様子。スタッフがレセプションに電話で問い合わせるものの、電話はつながらない。「取り敢えず、食べていて」と言われ、コーヒーを飲みながら焼そばと目玉焼。

食事を食べ終わる頃、スタッフがやって来て「朝食はルームチャージに含まれていない」旨を告げられ、値段は360ペソ位とのこと。この程度の朝食に約1000円も払うのは、物価の安い日本に暮らす身としては勿体無いの一言に尽きる。明日からコーヒーは部屋備え付けのインスタントコーヒーを飲むことにしよう。

地底河川ツアー

世界遺産である地下河川への入場は、人数制限が有るため事前予約が必要。そのため、本ツアーだけはベルトラで事前予約。ツアー料金は7542円。

ベルトラの案内文には「動きやすい服装」と記載されていたが、どう考えても、バンカボートに乗り降りする際には海水の中を歩くのは必須。カメラなどの持ち物はアマゾンで購入しておいた防水バックの中に収納。また、靴も水に濡れることを前提として別途用意しておいたスニーカーに履き替える。

それにしても、ツアーの前日を現地適応日として空けておいて良かった。もし、プエルト・プリンセサ到着予定日の翌日に予約していたら、マニラ滞留を強いられていたため、参加は不可能だった!

前日にツアー催行会社から届いたらメールによると、ホテルへのピックアップ時刻は7時30分とのこと。

7時15分からホテルのロビー前で待っているが、ピックアップタイムを15分経過した7時45分になってもツアーバスはやって来ない。ベルトラから発行されたバウチャーには、ピックアップタイムを5分経過しても迎えが来なかったら連絡してほしい旨と現地催行会社の電話番号が記載されているが、micのスマートフォンからは電話がつながらない。そこで、レセプションの女性スタッフに助けを求め、彼女にホテルの電話から問い合わせてもらうと、8時頃までには迎えに行くとのこと。

ツアーバスがやって来たのは8時過ぎ。女性ガイドさんがバスから降りてきて、micの名前をチェック。その際、スニーカーを履いたmicの足元を指して「スリッパは無いの?」と一言。やはり、想定どおり水に濡れるのは必須のことらしい。「このスニーカーは水に濡れるのを前提に履いている」と回答すると、納得した様子。

ツアーバスに乗り込み、ガイドさんの指示で出入口脇の一人掛けシートに着席。車内は若い女性ばかりで、化粧品のせいか車内は甘い香りで充満。こんな車内の空気を呼吸していれば、還暦過ぎた身でも5歳は若返る?!

その後、ツアーバスは市内3カ所程をまわって、お客を拾っていく。お客は総勢14人、女性がフィリピーナ9人+オーストラリア人2人の11人で、男性はフィリピーノ2人+ジャパニーズ1人の3人。これで車内の座席は満席。ガイドさんの座席は車内に置かれたハンドメイドの小さな椅子。

バスの中では、ガイドさんが狭い出入口スペースに立って、冗談やツアー客とのやりとりを交えながら、ツアーの概要などを説明。まずはマングローブ林をめぐるパドルボートツアーとジップラインに立ち寄り、昼食を採った後、地底河川に向かうとのこと。ちなみに、ガイドさんが話すのはクセのない英語だが、言葉のテンポが早く、何よりmicの英会話スキルの乏しさ故、理解できるのは半分程度。

その後、車内では乗客それぞれが自己紹介。micはガイドさんから「英語は出来る?」と訊ねられて「少しだけ」と回答したので、ガイドさんからの質問に答える形で「日本の横浜から来たmicです」と自己紹介。

バスは幹線道路を時速80km程度で疾走。途中からは車がやっとすれ違える程度の細い道、加えてカーブとアップダウンが繰り返される道を時速40〜50km程度で走行。まるでジェットコースターに乗っているような気分。乗り物酔の癖がある人だと☓☓のは必須。

細い道を走行すること約40分。その舗装道路を外れ、水たまりの多い未舗装の悪路をゆっくりと進んで到着したのはマングローブ林を巡るパドルボート乗り場。

これにはmic以外の全員が参加。ちなみに参加費は350ペソ(1000円弱)。

参加者が戻って来るまで周囲を散策。

天気の心配はしなくて済みそう。

ツアーバスはもう一台。そのガイドさんは日本語ペラペラ。聞くと、日本に滞在したことがあり、現在は日本人の旦那さんとパラワンに住んでいるとのこと。きっとユーチューブでパラワンの生活を紹介している誠さんのお仲間! ※帰国後「誠チャンネル」にコメントを入れたら、「彼女は歌がすごく上手な女性です」との返信あり

実は2度目の体験です

マングローブ林を巡るボートが戻って来ると、micを含めた約10人は竹のイカダに乗って川の対岸へ移動。この段階で、micの履いているスニーカーはずぶ濡れ状態。

そしてビーチを600〜700m程度進む。陽気なフィリピーナ達はビーチを歩きながら、それぞれポーズをとって写真撮影。

ビーチの外れに到着すると、そこから丘へと登る。登っていくのは道とは言えない登り道、急勾配で所々にほぼハシゴのような階段。足元は木の根や大きな石ばかり。故障持ちの膝と腰をかばいつつ、手摺や張られたロープに捕まりながら一歩一歩、「蛇が出たらどうしよう」「足を踏み外したら急斜面を転げ落ちるよな」などと思いつつ、歩みを進める。時折、身体のバランスを崩しつつ、身体はビッショリと汗だく。

15〜20分登った所にはアトラクションの受付。ここまで来たらビビって戻ることは、もう不可能。そのアトラクションとは全長800mのジップライン! 参加費は550ペソ(1400円位)。

受付順に装具とヘルメットを装着してもらい、階段を登って発射?場所へ。先に受付・装具着用を済ませている参加者は、次々に2人でのタンデム滑走や単独滑走で滑走を開始している。

micの滑走は最後(その後、スタッフも滑り降りてきますが)。滑走の終盤ではチョットしたトラブル(心配はしていませんでしたが)。

ジップラインは実は2度目。昔、オウム真理教のサティアン跡地に建設された(数年で廃業)ガリバーランドで、小学生だった娘と一緒に200m程度のジップラインを経験済。そのため、今回は片手を離してスマートフォンで動画を撮影できる余裕が!

さぁ、ジップラインから見たパラワンの海をお鑑賞ください。

昼食タイム

アトラクションを終え、泥道の悪路をツアーバスで移動すること約10分。Sabang Boat Terminal に到着。バンカボートが沢山係留されている。

ここでバイキング形式の昼食。食事をとっている客の約半数は欧米系。ここまで来ると、マスク姿は皆無。

料理の種類は多いが、何を選択したら良いのか分からないので、焼ビーフンを中心に、野菜炒めとフライドバナナ、そして普通のバナナを選択。飲み物は、船に乗る時に足元が不安になるビールは止めて、無料のお茶(甘い味)を選択。

食事している客の周りでは、物売りが頻繁に声がけしてくる。売ろうとしているのは真珠細工などのアクセサリーが中心。「興味ないよ」と断っても、何度も声をかけてくるので、最後は無視して対応。

いよいよ、地底河川へと向かいます

昼食&休憩が終わり、 Boat Terminal に据え付けられた桟橋を伝って、バンカボート2隻に7人づつ分乗。乗船した際にはライフジャケットを装着。このライフジャケットは、地底河川を巡って、Boat Terminal に戻って来るまで装着したまま。

そして出航。いよいよ地底河川へと向かう。

バンカボートは、アウトリガー付のフィリピン独特のボート。船体は細いのでスピードが出る。その分不安定となる船体を左右の竹製アウトリガーが支える仕組。

地底河川側ではビーチに着岸。下船する際には膝くらいまで海に入ることとなる。

micが下船する際には、ちょうど波が来て、スマートフォンを入れておいたポケット近くまでビショ濡れ。ちなみに長ズボンにスニーカーという格好で参加していたのはmicだけ!

上陸した所には地底河川の表示。多くの人はここで記念撮影。

ビーチから400m程度、林の中を歩いて、地底河川を巡るパドルボート乗り場へ。

パドルボート乗り場ではヘルメットを装着。それと英語圏以外からの乗客には案内レシーバーを貸出(無料)。当然、micは日本語レシーバー。

そして、バンカーボートに分乗したグループ毎にパドルボートに乗船。乗船すると直ぐにレシーバーの受信状況をチェックされる。目の前に座る男性2人はスペイン語のレシーバー。

準備万端、地下河川へ出発!

地下河川に進入していく様子は動画で御覧ください!

地下河川に入ったところで、レシーバーからは、絶対に話すな!絶対に触るな!人体に有害な水滴やコウモリの糞が落ちてくるので口を開けるな!などといった注意が流れてくる。

ガイドは、パドルを漕ぎながら、ライトを当てた場所を解説。レシーバーもそれに同調している。どうもガイドが適時スイッチを押しているよう。

地底河川内ではコウモリが飛び交っている。壁や天井にもコウモリがビッシリと張り付いている。ちなみにレシーバーの案内によると、コウモリの飛ぶ力は弱く、自力では飛び立てないので、ぶら下がった天井からの落下の力を利用して飛び立つのだそう。

コウモリの糞が堆積している場所も。コウモリの糞は高価な肥料となるらしいが、この地底河川内での採取は厳しく禁止されているとのこと。

今のところ、ボートで入って行けるのは8.2km地点まで。ツアーボートは、そのうちの2km地点まで行って折り返すとのこと。

内部にはいろいろな色や形の岩肌や鍾乳石。それぞれ名前が付けられているが、「最後の晩餐」とか「◎◎大聖堂」とか、キリスト教関係の名前多い。

全部は紹介出来ないので、一部だけをご紹介。

たしか、聖母マリア。信仰心が無いとそうは見えませんが
巨大な鍾乳石の柱。この上部にもキリスト教関係の名前が付けられていたが、何だったかは忘れた!
分かりやすいところでは、ピーナッツ
マッシュルーム。野菜関係の名前も多い。

地底河川内のところどころには、大きな部屋。十数階建てのビルがスッポリ入ってしまうような部屋も存在。時折、ガイドがライトを消して、漆黒の闇を体験させてくれる。それと上部から落ちてくる水滴のシャワーも。

普通の洞窟で採取される鉱物は3〜4種類。しかし、この地底河川で十数種類(正確な数字は忘れました)と世界に類を見ない鉱物数。特に、コウモリの糞が化石となった鉱物は貴重なのだそう。

そして地底河川を巡ること1時間近く、ようやく出口が見えてくる。

出口の様子を動画で御覧ください。

世界遺産の中で「7不思議」の一つとされている地底河川! その中を巡ることは非常に貴重な体験であるとともに、ワクワク、ドキドキの体験でもあり、生涯忘れられない体験であった。この地底河川を訪ねるためだけに、マニラから飛行機に乗って、いや日本から飛行機に乗ってパラワン島を訪れる価値は十二分!

地底河川からの帰りは、波が少し高め。一方、雨季にも関わらず、快晴とまではいかないものの、空は晴れ。

しばしの休憩の後、ツアーバスは15時15分に出発して、約2時間でプエルト・プリンセサ市内に帰還。

ツアーバスから降りる際、ガイドさんに「最高な体験だった」と伝えて、100ペソ札を渡す。

ホテルに戻ったものの?!

ホテルに戻り、レセプションのスタッフに、前日から依頼していたホンダベイのアイランドホッピングツアーの予約が取れたのか尋ねるが、「確認して連絡する」という状況に変化無し。部屋に戻るとクリーニングがされていないので、再びレセプションへ。

しかし、「掃除の時間が終了している」とのことで対応不可能とのこと。ここで日本レベルの対応は期待出来ないので、とにかくバスタオルだけは新しいのが欲しい旨を伝えて終了。

その後、バスタオルが部屋に届いたので、取り敢えずシャワー。そして、残り電力が少なくなったスマートフォンやモバイルバッテリーを充電。

充電が完了したのは20時頃。スマートフォンとモバイルバッテリー、そして今回の旅行から導入した新兵器を持って、ホテル併設のレストランへ。ここで1杯飲みながら本日のブログを執筆・投稿。

手前にあるのが新兵器=モバイルキーボード!

夕食に食べたのは、スタッフお薦めのフライドチキン。甘いタレが付いているので、それに胡椒をふりかけて、サンミゲルライトのお供に。

サンミゲルライトは「ライト」と言ってもアルコール度数は5%。あまり飲むとブログ執筆速度が遅くなるので、2缶で終了。

食事の〆は、これまたスタッフお勧めのカルボナーラ。量は少なめ。

これでお会計はサービス料込で860ペソ(2200円位)。1000ペソ札を出すと、わずか100ペソ少々のお釣りを確保するため、他のスタッフやレセプションなどアチコチに問い合わせ。

フィリピン到着移行、1000ペソ札を拒まれたり、釣り銭が無いケースは多々。国民の経済状況に合致していないならば発行しなければ良いのに。もしかして賄賂防止のため高額紙幣を発行しない中国とは逆の目的?

部屋に戻って、持参の「いいちこ」を飲みなら地底河川までのブログを執筆・投稿。本日の投稿はここまでにして翌日に持ち越し。

酔も程よく回ってきたので、10時半には就寝。オヤスミナサイ!

【本日の歩行数1万4549歩・消費カロリー3219kcal】

コメント

  1. 大川 より:

    こんな沢山の蝙蝠初めて見ました!かつてペンギンの糞が高級肥料だったと何かの小説で読んだことがありますが、蝙蝠もでしたか。
    ピーナッツやマッシュルームなど、植物そのものの造形が時間をかけてどのようになされていったのか、想像すると楽しいですね。

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