《詳細版》ベトナム・ダナンの週末TRIP・第1日目

令和元年(基督歴2019)11月29日~12月2日

旅行中に投稿した「ほぼライブ」版はこちら

プロローグ(ダナンへの旅行準備)

最近のTRIPは、有給休暇の消化や、夏休みに合わせたため、1週間程度のTRIPばかり。これでは「micの週末海外旅行」の表題を変えなくては・・・なんてことは思いもしなかったけれど・・・「働き方改革」の一環として職場で義務付けられている月1日以上の有給休暇取得を使って、久々の週末旅行に行くことに。

目的地は、ベトナムで最近注目されているダナン。LCCのベトジェットが羽田空港からの直行便の就航を10月から開始したばかり。おまけに、ベトジェットの往路は羽田発2時30分・ダナン着6時40分、往路はダナン発18時10分・羽田着1時という週末旅行には最適な時間帯(還暦が近い身にはチョットきついけれど)。

スカイスキャナーでいくつかの週末を検索すると、11月末の金曜日発・翌週月曜日着の価格が2万1千円台。TRIP.comが最安値ではあったものの、通路側の座席を指定したかったし、往路には手荷物を預けたいこともあって、ベトジェットのホームページからチケットを購入。座席指定料800円(400円×往復)、手荷物預け料金2100円(片道15㎏まで)、その他もろもろで総額2万5100円。

往復の航空便が確定したので、いつものAgodaで、ドラゴン橋の目前にある4つ星ホテルの「ダナン・リバーサイド・ホテル」を予約。料金は2泊で約7000円台だが、12月で失効するAgodaのポイント約2000円分を使って、実質5000円台。

そして、ベトナムで使用するSIMを入手。amazonで検索すると何種類か販売されていたが、その中で最も安いデータSIMを280円で購入。WI-FI機器をレンタルするよりお得だし、何より荷物にならない!(ただし、日本からのEメールは受信出来るものの、送信は出来なかった。ちなみに、ダナン市内でのSIM価格は9万ドン≒450円)

それでは久々の週末海外旅行に出発!

第1日目【11月29日】

羽田空港国際線ターミナル・吉野家の和牛重

べトジェットにチェックイン

帰国が公共交通機関が動いていない深夜ということもあって、自家用車で羽田空港へ。

出発時間の約3時間前にチェックインカウンターに行ってみると、既にチェックインが開始されている。早めの時間帯ということもあって、チェックイン待ちで並んでいるのは5人程。ベトナム人の女性スタッフにパスポートを提示して、機内持ち込み手荷物の重量を計り(7kgまで)、機内持ち込みタグをリックに付けてもらってから、ボーディングパスを受け取る。そして「出発時間の30分前には搭乗ゲートに来てください」とのご注意(会話は日本語です)。

吉野家の和牛重

チェックインを済ませて、吉野家で遅い夕食。国会議事堂内の店とココ羽田空港国際線ターミナル店でしか提供されていない和牛重を注文。合わせて日本酒も注文したが、午前零時を過ぎていたため、提供出来ないとのこと。

出てきた和牛重には、甘く味付けされた牛肉が敷き詰められている。肉も柔らかく、牛丼用のバラ肉とは全く別物。お味の方も合格点。難点を言えば、御飯の量が少なくて、あまり満足感を得られなかったこと。日本酒を飲みながら肉を摘まめることが出来たら良かったのに(チェックイン前に来ればよかった)。

ちなみにお値段は、間違いなく吉野家最高価格の約1527円!

ダナン行きベトジェット

ベトジェットの搭乗ゲートは一番遠い142番ゲート。TIATラウンジで時間を調整して、出発時間の45分前に「どうせ遅延するのだろう」と思いながらゲートに行ってみると、既に航空機が待機中。「1~2時間の遅延は当たり前」と言われているので、ちょっと意外。

事前に予約してあった座席は通路側の28C。1列前の座席は非常口があるため足元広々。ただし、1500円程度の座席指定料金が必要。

ダナン行きのベトジェットは、定刻の午前2時30分には、既にゲートを離れて出発。

離陸後、安定飛行に移ったところで、機内販売が始まる。そこで購入したのは、ビール(2.5$)ミックスピーナッツ(1.5$)ミネラルウォーター(2$)。タレ瓶に入れて機内に持ち込んだウイスキーをビールに加えて、大好きな機上の一杯(いっぱい?)。

今回のフライトは超ラッキー! と言うのも、左側のAB両席共に空席!肘掛けを跳ね上げれば、ちょっとしたベッド。短い時間ですが、横になって寝ることが出来ました。

短い睡眠から覚めると、窓の外は日の出前。一面に雲海が広がっており、ダナンの天気が少し心配。

ダナン到着

ベトジェットは定刻どおり、6時半にダナンに到着。

先ずは、空港ターミナルの外へ出て、タバコを一服。嫌煙が広がるアジア地域において、ベトナムはタバコの吸える場所がアチコチにあるので、喫煙者にとっては助かる。

タバコの次は、ATM(2階の出発ロビーに上がる1階の入口を入った所に数台)で現金を引き出し、空港ターミナルの写真を撮影。その間「タクシー?!」「どこに行きますか?」といった呼び込みの声が多数かかる。

空港正面のモニュメント
G国際線ターミナルビル全景。割と小規模。

Grabカーを利用する際には、Grabのシステムを通すこと!

写真を撮り終わり、どこへ行こうか思案。天気も保ちそうなので、評判のバナーヒルズに行ってみるとことに。先ずは、スマホのGrabアプリを起動させて料金を調べようとするが、目的地をベトナム語(アルファベット)で入力することが必要。手こずっていたら、若い男がGrabの身分証明(スマホの画面)を見せてきて、代わりに入力。Grabアプリの示した料金は53万ドン(約2500円)。すると、この男、自分なら50万ドンで行くとのこと。さらに往復なら全部込み込みで90万ドンということなので、送迎を依頼(ちなみに、帰りの料金をGrabで調べたら35万ドンだった。行きの53万ドンは早朝割増料金のよう。加えて、込み込み90万ドンと言ったくせに下車する時には待機料10万ドンまで請求してきた。5万ドンに値切ったけれど)。

【注意点】 Grabカーを使う際には、必ずシステム(アプリ)を通すこと。システムを通せば、ドライバーを評価することが出来るので、システムで表示された金額以上は請求されないし、何よりドライバーも評価されるのを気にして変な事は言ってこない。

バナーヒルズ

車に乗って約30分、バナーヒルズの駐車場に到着。途中から雨が降り出し、時折、雨脚が強まる。駐車場からエントランスまでは、オープンバスに乗るようだが、雨が吹き込んでくることは明白なので、雨脚が弱まるまで、しばし一服。

結局、バスに乗って移動したのは200m位だけ。こんなに短ければ、傘をさして歩いても良かったのに。

バナーヒルズの入場券売場で「大人1人」と伝えると、窓口の女性がモニターがどうこうと言い出す。聞き直すと、入場券売場横にあるモニターでゴールデンブリッジの様子をリアルタイムで映し出している。見ると、全体に霧がかかっており、橋の全景を眺めることは出来なさそう(後でモニターの写真を撮ろうとしたら、トラブルのようで画面が消えていた)。

しかし、ここまで来て、引き返す選択は無し! 窓口の女性が発する「終日こんな感じですよ」「チケットは払い戻し出来ませんよ」という忠告を遮って、75万ドン(約3700円、ネット上の情報より5万ドン値上がりしていた)というベトナムでは超高額なチケットを購入。

世界最長のロープウェイ

正面入場口からロープウェイ乗り場までは数百m。大勢の団体客に混じってゾロゾロと歩いていく。

左手斜面にロープウェイが見えます。

ロープウェイ乗り場に行くと、そこから出発するのは2路線。あちこちに立って「CYAO!(こんにちは)」と言って手を振りながら愛想を振り撒くスタッフのひとりに両手を上向きにして見せたら、すぐにゴールデンブリッジに行く方のロープウェイを教えてくれる。

そして、世界一長いというロープウェイに乗り、山の斜面を登り始めると、ものの数分で雨雲の中に突入、視界5mの世界に。

ゴンドラ1台には14人位乗れるが、自分以外は30歳代位のベトナム人女性グループで、写真を撮り合ったり、何やら冗談を言い合ったりして、えらい盛り上がりよう。そんな中でひとりポツンと真っ白で何も見えない窓の外を眺めるmic。

ゴールデンブリッジ

ロープウェイに乗ること約20分。到着した駅を出た所がゴールデンブリッジ。だけど・・・

視界は10mといったところ。案内板の先に延びているはずのゴールデンブリッジは見えない!

風が強くて傘もさせないという状況、加えて平日というのに大混雑。とりあえず先に進むと・・・

この停滞の先には、悪天候の下で結婚アルバム用の撮影を行っているカップルと撮影スタッフ

うっすらと橋を支える手の指が見えてきた。

一応、記念写真を自撮りしました。100円ショップで買った使い捨てポンチョを持ってきて良かった~。

混雑する橋を渡りきって、ロープウェイ乗り場に行く際に振り返ってみると・・・少しだけ霧が弱まっている。

早々に、ゴールデンブリッジに見切りを付け、更に先にあるフランスの古い街並みやファンタジーランドに向かうロープウェイに乗ることに。

天気が良ければ、チケットに表示されている
こんな光景が見られたのに・・・。

ファンタジーランド

ファンタジーランドでは屋内にいくつかの遊具が設置。天気が良ければ、屋外にあるはずの有名なコースターに乗りたかったのだが、この悪天候の下では断念。

ジュラシックという展示もあったが、動いている恐竜は1体のみ。

ジュラシック(ジュラ紀)なのに、原始人まで展示されている!

さすがに疲れたのと、早朝から何も飲み食いしていないので、練乳の入ったベトナムコーヒーとサンイッチで小休止。ちなみに、コーヒーは5万ドン、サンイッチ12万5000ドンで、合計17万5000ドン(約850円)と、お高い値段。

小休止を終えてロープウェイ乗り場に向かう途中、ステージで繰り広げられているショーをほんの2~3分眺める。踊っているのは、白人が2~3人で、あとはアフリカ系かラテン系。東洋人は見当たらない!

ロープウェイを乗り継いで、入場口に戻る。出口付近に土産物コーナーがあったので、毎度、記念に買っているマグネットプレートを購入。値段は8万ドン(約400円)。

遅れてやってきた迎えのGrabカーに乗り、ダナン市内へ。そして、ドラゴン橋を渡って、13時にはホテルに到着。

Danang Riverside Hotel〈ダナン・リバーサイド・ホテル〉

ホテルの目の前にはドラゴン橋。天気も晴れていたので、写真をパチリ。明日21時からの火を噴く動画が上手く撮れますように!

そして、これが本日より2泊するリバーサイドホテルのお部屋。残念ながら窓はドラゴン橋とは反対側。

一応、バスタブあります

ホテルでブログを書きながら一休み。

15時になったので、川沿いをお散歩。途中、何件かのスーパーに寄って生乾きのサテースパイスを探すが、入手出来たのは売れ残っていた1瓶のみ。

ハン川橋。回転橋です。

Nam Danh

ホテルに戻ってシャワーを浴びて、17時30分から夜の部に出撃!

ホテルの前でGrabアプリを起動させて目的地を入力。表示された内容は、距離5km、バイクタクシーの料金3万1000ドン(約150円)。

その目的地は、NHK「世界入りにくい居酒屋」で紹介された「ナム・ダン・シーフード」!

やって来たGrabバイクの運転手はスマホで目的地の店を確認してホテルの前から出発。しかし、目的地付近まで来ると道が分からないよう。車1台がやっと通れるような込み入った住宅地の道を行ったり来たり。2人のスマホを活用して、ようやく見つけた入口は、人がやっとすれ違える程度の道。そんな道を進んでいくと、急にバイクが何台も停まっている明るい場所が。

そこが目的地「ナム・ダン・シーフード」! Grabバイクの運転手にはご苦労さん手当も含めて5万ドン渡しました。

ナム・ダン・シーフードで夕食

店に入って行き、指を1本立てて一人である旨を示すと、店内中程のテーブル席(そんな立派なものじゃなくて、屋台のテーブルといったところ)にご案内。

席に座って待っていると、青年の店員が何か言ってくる。よく聞くと、where are you come from?

日本からだと答えると、持ってきたのは日本語メニュー。

メニューの日本語はちょっと変!

注文したのは、タコ炒め、何か乗っている焼牡蠣、そしてパンとビール。出てきた料理がこれ! タコがほとんどカットされていなかったので、どうやって食べようか考えていたら、ハサミを持ってきてくれました。

写真を撮って、ビールを飲みながらハサミでタコを少しづつ切っていると、店のお姉さんがやってきて、ハサミでズタズタに切ってくれる。

さて、お味の方ですが、タコは少し辛めの味付けで、小皿に入ったソースを付けると辛さが増して、ビールが美味しく飲めるという代物。焼牡蠣は、香草と砕いたピーナッツが乗っており、変わったお味。不味くはないが、何個かは口の中で生臭さを感じる。加えて、テーブルの下に置かれた容器から氷を取り出し、ベトナム式に氷をビールに入れて飲む。焼牡蠣の生臭さと相まって、明日の朝、お腹の調子がどうなっているかチョット心配?!

結局、ビールをもう1缶 だけ (表通りに出るまでの入り組んだ道が分からないので、帰りもGrabバイクを呼ばざるを得ない=運転の荒いベトナムのバイクに酔ぱらって乗ったら超危険)追加して、お会計。

極めて失礼な言い方になるが、こうした場末の店にもIT化の波は押し寄せていて(押し寄せていないのは日本だけ?)、会計担当の店員が持って来たのは、注文した料理や飲み物の種類・料金と合計額が画面に表示されたタブレット。ベトナム語と共に英語でも表記されている。これならベトナム語が分からなくてもノー・プロブレム。代金は締めて14万8000ドン(約700円)!

ダム・ナンでの滞在時間は約40分。19時前にスマホでGrabバイクを呼ぶが、こちらに向かっているバイクはずの運転手からは「今、どこ?」とのメール(ベトナム語ですが、日本語翻訳も一部表示されます)が届く。場所をメールで説明出来ないので、近くにいた従業員にスマホを渡して入力してもらおうと思ったら、その従業員はスマホの画面を見るなり、店の入り口を指さす。そこには既にGrabバイクが待機中。日本語で表示された「今どこ?」とは、店内のどこ?という意味だったよう。

睡眠不足の身体にアルコールが加わったほろ酔い気分でバイクの後席に乗って、ホテルに戻ったのは19時過ぎ。帰りのGrabバイクの料金は3万2000ドン(約150円)。※乗り終わった後で、領収書がメールで届きます。

ドラゴン橋の夜景

ホテルに戻ると、陽はすっかり落ちて、周りは夜の光景。黄色に塗装されているドラゴン橋を見ると、色が変化していく。

Kaly Spa でマッサージ

ホテルのフロントで「マッサージをお願いしたい」と訊くと、「ホテルに呼ぶサービスは無いが、すぐ近くにマッサージ屋がある」とのこと。教えられたとおりにホテルから50m程歩くと、マッサージ屋のネオンサイン。

ビルの右手の路地を入った1階が入口。流ちょうな英語を話す女性が受付。メニューを見ると、90分の全身マッサージが税込みで64万ドン(約3200円)と、ベトナムのマッサージ料金にしては高い値段。しかし、身体には疲れが溜まっており、夜中に脚が攣るのも御免なので、施術を受けることに。

2階の施術室に入ると、施術台が3台。更にその奥のVIPルームにも施術台が3台。マッサージを受けたのはVIPルーム(64万ドンは、外国人価格のよう)。施術着に着替えて、マッサージを受ける。

施術してくれるのは若い女性。脚を中心にマッサージして欲しいと言っておいたので、オイルを付けながら、モミモミすると言うより、押し込んだ手の平や指をスライドさせて脚の筋を伸ばしていく。施術自体は丁寧。睡眠不足の身体に、気持ちの良さが加わり、90分間の間に3~4回は意識が飛んで、夢を見ることに。

マッサージが終わり、1階に降りてくると、お茶のサービスが準備されていた。しかし、眠くてどうしようもないので、お茶のサービスはお断り。次回20%の割引券をもらって店を出る。

21時過ぎにホテルに戻って、タレ瓶に入れてきたウイスキーを飲みながら、ブログを執筆。しかし、寝不足と疲れのせいでスマホへの入力ミスも多くなってきたので、23時にはブログの執筆を終了。

夕方、ホテルのオバチャンが持ってきてくれたチョット卑猥な感じのフルーツ=ランブータンをつまみに、残りのウイスキーを飲んで、23時30分に就寝。おやすみなさい!

【本日の歩行数2万4700歩】

コメント

  1. 梅子 より:

    日本語メニューの、水蒸気タコに爆笑してしまいました。
    笑笑笑
    じっくり読ませていただいてから就寝いたします。
    梅子より

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