朝食は具沢山なバインミー
夜中に足首が攣って目が覚めたが、「ツムラの68番」を服用して、起床したのは6時少し前。
昨日同様、コーヒーで眠気覚ましと思い、ホテル近くのカフェへと出向くが、6時開店のはずが未だ開店していない。大方、スタッフの遅刻だろうと思って暫く待つが、開店の気配はない。
開店を待つ間、道路の反対側に出店しているバインミーの屋台を見ていると、早朝にも関わらず、通学する生徒やバイクに乗ってやってくるお客がソコソコ。コーヒータイムを諦め、バインミーの朝食に変更。
トランスレーターを使って値段を訊くと、一つ2万ドン(120円)。
手際良くパンに具を入れ、紙で包まれ、ビニール袋に入れてくれたバインミー。パンの内部は空洞になっていて、その空洞部分に鶏や豚のロースト、野菜やパクチーが詰まっており、パンの内部は具沢山。振りかけられたソース(辛いソースも加えてもらった)によって味のバランスも良い。
パンのパリパリな食感と具のボリューム感を感じながら、美味しく完食!
外を見ると、”御椀船”が漁の最中。テラスで一服しながら見ていると、小さな魚に交じって50cm大の魚も網に掛かっている様子。
フーコック島南部ツアー
先週半ばにおけるフーコックの天気予報は、18日は曇時々雨。ということで、天気が悪くても問題が少ない見学中心のツアーを選択。しかし、本日の天気は快晴!!!
ツアーは、Klookで予約。既に2日前に現地ツアー会社から8時45分にホテルのロビーでピックアップするとの確認メールを受信済なので、インドのタージマハール行のような事は無いものと安心。
ちなみに、ツアー料金は2105円。行ってみたい場所は網羅されているので、自分でgrab配車(昨日は片道約1800円)を使って行くより、かなりお得!
ピックアップは少し遅れて8時55分。
その後、各ホテルを回って、客をピックアップ。9時10分にツアー会社の前で、他のバスがピックアップした客が合流。総勢15人のツアー。mic以外は全て欧米系。
真珠養殖場(ゴック・ヒエン・パール)
真珠養殖場と言っても、1階が展示と加工工程を見せる場で、1階が販売所。建物に入る前に「目の前の海が養殖場所」という説明があったのみ。
バスを降りると、ナンバーが付いた入館証を首にかける。これで、どのツアー客が何を購入したを把握。つまりココに連れてきた旅行会社へのバックマージン計算用。
バスを降りて、中に入ると、店のガイドが真珠養殖の状況を説明。
真珠貝が入っている水槽を見た後は、真珠貝の説明。貝の種類によって真珠の色が変わるという説明。黒真珠、ピンクの真珠、そして真っ白な真珠貝の名前を説明。最後に、ガイドから「真っ白な真珠が採れる貝の名前は?」という質問。日本人だったら誰でも答えられる質問。最初にmicが「アコヤ・シェル」と答えると、賞品が授与された。
中身は小粒な真珠の様子。
展示室には、サンゴなどが展示されている他、周辺海域で引き揚げられた大昔の”チャイナ”が展示。つまりは、大昔の中国が交易品としていた磁器。
大きな貝ガラを削って工芸品にしている作業所。
作業途中の貝ガラ。
後は、団体ツアーお約束の販売スペース。
真珠と言ったら日本製のミキモトが世界ナンバーワン。何より、こうした品に興味は無いので、販売スペース脇のコーヒーショップで、アイス・ミルク・クリーム・コーヒー(4万ドン)を買って、建物の外で一服。
シムワイン製造場
次に行ったのが、フーコック名物”シムワイン”の製造場。ただし、ここも販売スペースが主。
最初にガイドからシムワインの元になる植物であるシム(近くから千切ってきた)の説明を受け、地下から建物内に入ると、シムを漬け込んだ瓶の説明。
地下スペースには、一応、瓶が並んでいる。
1階に上がると、各種ワインの展示。ブランデーにシムを漬け込んだXOクラスだと、1瓶100万ドン以上の値段。
展示館を出て、道路側の建物に移動。ココが販売スペース。
中に入ると、シムジュースの試飲。当然、ジュースなのでノンアルコール。甘くて蜂ハニーワインみたいな味。
そこで、試飲場所の女性に「アルコール入は試飲出来ないの?」と訊くと、アルコール度数の低いシムワインをチョッピリ試飲させてくれた。こちらは甘くなくて、チョット変わった味のワイン。
販売スペースには、熟成期間別、アルコール度数別に様々なボトルが並べられて販売されている。当然、ココを素通り出来るはずもなく、お買い上げ〜!
繊維工場(バンブーショップ)
3軒目は、バンブーショップという名前の繊維製品販売所。
入口に入ると、繭の説明。
そして、繭から繊維を引き出し、絹に織り上げる工程の説明。欧米系のツアー参加者は興味深深だけれども、日本人には目新しい説明では無かった。ただ、繭から実際に繊維を引き出すのを見たのは、コレが初めて。
レクチャールームに入って、絹の他、竹繊維やココナッツ繊維で作られた繊維製品の特徴を紹介。実際にテーブルに調味料と油を撒き、ココナッツ繊維で作られたテーブルクロスがきれいに拭き取り、そのテーブルクロスは水で洗えば簡単に綺麗になるという実演など。
レクチャー後は販売スペースへ移動。
写真に写っているアカスリは1200円位。下着のパンツも同じような値段。Tシャツは4000円くらいで、いずれも高額。
胡椒農園
フーコックの観光案内に記載されているのとは別の観光客向けの胡椒農園。実際の農園は山の中。
ガイドから、黒い胡椒、青い胡椒、白い胡椒の順に辛さが異なるとか、胡椒の生育が悪くなった枝を切除すると胡椒の生育が良い若い枝が伸びてくるとか、他の地域の胡椒の木は5〜10mに伸びるがフーコックでは2mまでしか伸びないので手で採取するのに適しているとか、諸々の説明。
その後、販売スペースに入って、胡椒の説明。
説明の後は、イロイロな調味料とミックスされた胡椒の味見。小さく刻まれたマンゴーにイロイロな胡椒(中にはペースト状のものも)を付けて味見。
胡椒以外にも、胡椒キャンディー(実際には胡椒グミ)も配られる。
店内には、イロイロな調味料とミックスされた胡椒。
胡椒以外にも、イロイロなお菓子も販売。写真中央の緑色の袋が胡椒キャンディー。
ガイドによるマジックショー
胡椒農園から次の目的地までは長距離移動。その間にガイドが手品を披露。ツアー客にサインさせたコインが封印された容器の中からビニールに包まれた状態で出てくるマジックをはじめ、リングやロープを使った様々なマジックを披露。正直、大した腕前だと感心。
ホー・クオック・テンプル
フーコック島のほぼ南端に位置するホー・クオック寺に到着。
ガイドが「仏像にお尻を向けて撮影してはいけません」とか、「ノースリーブやハーフパンツ、短いスカートの人は肌を覆い隠す必要があります」などと説明。
ちなみに、micは階段を昇ると脚が疲労困憊となるので、境内の外で一服しながら時間潰し。
SAO BEACH
SAO BEACHに着いたのは13時30分。ここで15時まで昼食休憩。
ガイドの説明によると、SAOとはベトナム語の”星”という意味。島の西側に位置するmicの宿泊するホテルからは沖合でイカ釣を行っている船の灯りが見えるが、時期によって漁場は代わり、このビーチの沖合でもイカ釣の灯り、つまりは夜空に輝く星が見えることから付けられた名前。
ビーチにいくつか建てられたレストランの1つに案内されるが、自分達のグループ以外に客はいない。
昼食に注文したのは、ビア・サイゴン(2万5000ドン)とシーフードフライドライス(17万ドン)の計19万5000ドン(お釣りはもらわなかったので、20万ドン・1200円)。
海鮮チャーハンといっても、上に干しエビがふりかかっているばかりで、具にはイカの小さな切れ端位しか入っていないチャーハン。味は悪くなかったけれど。
食後は、ビーチを散歩&写真撮影。そして、本ブログ記事の執筆。
魚醤(ニュクマム)工場
プーコックで製造されるニュクマムは、ベトナム本土やタイ(タイではナーンプラー)とは別物で臭みが少なく味が濃いとの説明。
その理由は、他では海の魚も川魚も、小さな魚も大きな魚も、魚醤の原料にするのに対して、プーコックではサーディンのみを材料にし、熟成期間も他の3ヵ月に対して1年とのこと。
味見したが、確かに臭みは少なく、味も濃かった。他のツアー参加者は、味に不慣れなため、味見の後に水を飲んでいた。当然、購入する人はゼロ!
ココナッツ刑務所
元々、フランスが反政府活動家を収容する刑務所を建てるまで、椰子林だったことから名前が付けられた刑務所。
フランス時代の収容者は4000人程度だったが、フランスが立ち退いて一旦閉鎖された後、ベトナム戦争時代に再会された時の収容者は4万人になったとのこと。
アチコチに人形などが配置。
収容練は、近年、展示用に再建されたモノ。
収容練の中には、南ベトナム兵士による北ベトナム兵士(北ベトナム兵士が南ベトナムに入ると、自動的に南ベトナム解放軍になるという仕掛があった)への拷問の様子が人形によって再現。もっとも、勝てば官軍なので、政治的な思惑も加味された展示。
トンネルがあって、中に入ると、脱出用トンネルを掘る様子が展示。
見事、脱出に成功した場面も展示。だけれども、脱出してから何処に逃げるのだろう⁉ 北ベトナムから遠く離れ、ベトナム本土とも離れた離島・フーコック。こういう所に一党独裁のベトナム共産党の政治的プロパガンダを感じてしまう。
その後、ツアーは、ガイドが「皆さんをヨーロッパにお連れします」と言って、micが昨日に訪れたサンセットタウンで小休止。
ガイドの説明によると、部屋を買うことはできるが99年間の権利のみ。中国人が多く訪れるので賃貸で貸し出し可能だが、1ヵ月1000ドル以上と高額なので・・・ということ。
また、フーコック島の北部は二大財閥のVINグループが、南部はもう一つの財閥であるSUNグループが開発しているとのこと。
こうした知識を得るのも、現地ツアーに参加する一つのメリット!
小休止の後、各ツアー参加者をホテルに送り届ける途中では、ガイドが披露したマジックのいくつかを種明かし。種は明かされたものの、いずれも度重なる練習を行わないと不可能なマジック。
micがホテルに戻ったのは17時30分。部屋で一休み。
ナイトマーケットでお買物
本日のツアーで胡椒農園を訪れたものの、売っていたのは乾燥した胡椒ばかり。
先日の店へと向い、冷蔵庫に入れない状況での生胡椒の賞味期限を訊くと「15日」との答え。その前に冷凍するか、天日干しすれば、もっと長持ちするとのこと。「天日干ししたら、生胡椒の意味がないじゃん」と言ったら、大きく頷いていた。
この生胡椒、日本国内では絶対に手に入らない品物。イカやエビのオイスターソース炒めに加えると絶品の味(カンボジア編の記事をご参照!)。
目当ての買い物を済ませた後は、先日も食べた女の子が作るアイスクリームで一息。
本日は、ドラゴンフルーツとストロベリーのミックスを注文。
自分用のお土産として、毎度同じのマグネットプレートを購入。値段は5万ドン(300円)。
たこ焼き屋があったので、見てみたら、小さなタコが丸々入っているたこ焼き。
今夜もHAPPY BEARで夕食
今晩の歌手は昨晩とは異なる歌手。
今晩、注文したのは”チキンウイング&チップス”。コレをサイドディッシュにしてクラフトビールを4杯。
お会計は23万ドン。お釣りの中から2万ドンをチップにして、計25万ドン(1500円)。
帰りはgrab。短距離の料金は、いずれも約3万ドンの均一料金。
ホテルに戻って、同時点までの記事を執筆・投稿すると、時刻は23時11分。
持参した”雲海”を1杯飲んで、オヤスミナサイ。
《本日の歩行数∶9900歩》
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