《ほぼライブ》ウイーンからブタペストへ

【第9日目:6月11日】

Guten Morgen(おはようございます)

朝は6時30分に目覚める。4時頃に一旦目覚めたものの、睡眠状態は悪くない。

部屋の窓を開けて、外気を取り込む。非常通路が張り巡らされたホテル外壁も見納め。

今朝もホットチョコレート(2€)が朝食代わり。ホテル玄関脇で一服していると、道路清掃員がやって来て吸い殻等を清掃。

ホテルをチェックアウトしてウイーン駅へと向かうが・・・

ホテルをチェックアウトしたのは、ブタペスト行の列車発車時刻1時間前の9時30分前。

ホテルから300m程のUバーン駅へと向かう。

何度も通り過ぎたコノ景色も見納め

Uバーンのプラットフォームに降りるエレベーター脇にはチケット販売機。ドイツ語表示が良く分からず迷ってしまったが、最初の画面に戻ると言語選択表示。イギリス国旗をタップして、チケットを購入。

たった2駅だが、料金は2.4€(410円)。小銭を切らしていたのでクレジットカード払い。

プラットフォームに降りて5分程経った9時45分に列車がやって来る。

乗車するが、一向に出発する気配は無い。そのうち車内にアナウンスが流れると、乗客が一斉に下車。micもその流れに乗って下車すると、ホーム上にある液晶パネルには”キャンセル”との表示。

液晶パネルには、他の列車の情報も表示されているが、ウイーン駅に向かう列車の時刻はいずれも10分以上の遅延表示。それも時間を追う毎に後ろに修正されていく。一番早い列車の出発見込み時刻は10時02分。コレが見込みどおり来てくれれば、ぎりぎりセーフだが・・・少し焦る一方で、ブタペスト行き列車に乗れない覚悟も少々。

何とかUバーンの列車がやって来て、ウイーン駅には10時10分に到着。

REGIOJET1031、ブタペスト行

地下3階から地上階にエスカレーターで昇って、列車の出発案内を見るが、ブタペスト行は表示されていない。しばらく表示パネルと睨めっこ。10時14分になって、ようやく4番プラットフォームから出発する旨が表示。

プラットフォームで列車到着(プラハ始発)を待つが、出発時間になっても列車は到着せず、到着したのは9時29分。

下車する人々と乗車しようとする人々で、案の定、ホーム上は混乱。そんな状況の中、何とか重いスーツケースを列車に持ち上げ、狭い階段を昇って乗車。

座席は、前回同様のコンフォートクラス。又しても後ろ向き。実は、昨晩にREGIOJETからのメールを受信。そこには”技術的問題等により、指定座席が変更になります。予約席と異なるグレード席になった場合は差額を返金します。乗務員にお声がけください”といった記述。そんな混乱は嫌なので、当初の予約をキャンセル(出発15分前までキャンセル可能。ただしOmioの手数料は返金されない)して、新たに予約し直した席。

列車がウイーン駅を10時40分に出発し、しばらくすると乗務員がミネラルウォーターを持って来てくれる。コンフォートシートの付属サービスだが、前回は無かった。

車窓から見えるのは、地平線の彼方まで並ぶ風力発電装置。列車の速度は遅く、時速50km程度。こんな速度で、約200km離れたブタペストに2時間30分で到着するのだろうか? 多分、しない!

※列車内で、ホテルのチェックアウト以降の記事を執筆・投稿。しばらくは車内でのんびりすることに。

列車内で昼食

列車内では、乗務員に注文すると食事や飲物を席まで持ってきてくれる。何気なくメニューを眺めると、一瞬、ミスプリントではないかと疑う程の低価格。クロワッサンサンドなんて日本でも300円はするが、たったの1.1€(187円)!

ワインも2.1€(357円)!!!

マッシュルームベーグルも加えて、トータル5.1€(870円)で激安!  日本より安いのでビックリ。

Total 5.1€

車窓から見える風景はヨーロッパの田園。北海道の田舎みたい。

ブダペストに到着

列車は、案の定、ほぼ40分遅れの13時35分にブダペストに到着。重いスーツケースを持ちながら、列車の急な階段を慎重に降りて、プラットフォームに降り立つ。

駅のコンコースには売店が並ぶ。パン屋を覗くと、物価はかなり安そう(あくまでウイーンやプラハと比べてですが)。表示された金額に0.45掛けると日本円価格。今後、便宜上、日本円での表示は0.5掛けで記述。

駅前の公園で一服しながら、ホテルへの経路を探索。グーグルマップの表示では、地下鉄4号線が最適な様子。

世界最古の地下鉄に乗ってホテルへ

その地下鉄の乗り場が見つからない。グーグルマップでは、これまで乗って来た線路上に表示されている。そこで、駅のコンコースに戻ると、地下鉄の入口。ちなみに、プラハ同様に65歳以上はタダ。ブタペスト交通局バンザイ!

地下鉄に乗って移動するが、駅毎に趣が異なる。現代ポップ系だったり、クラシカル系だったり、無機質だったり。このブタペストの地下鉄は現存する地下鉄では世界最古だそう。

当初のグーグルマップの案内では、地下鉄を降りてから850mほど徒歩移動だったが、地下鉄を降りてから再検索するとトラムに1駅乗車との案内。これまでも、途中での再検索でより良いルートがヒット。

トラムを降りると、すぐ前にホテル。

ハンバーガーの看板が掛かっているビルの一部がホテル

入口上には”44″としか表示されていないし、ドアも開かない。過去(ベルリン)の経験から、ドア横のインターフォンのボタンを見て、レセプションのボタンを押すと、ドアが開いた。

中に入るが、あるのは階段と、その奥のエレベーター。”レセプションは1階”との表示を見つけ、エレベーターで1階(日本式では2階)に上がり、レセプション室(廊下から独立した部屋)でチェックイン。時刻は14時30分。

本日から3泊宿泊する部屋。広さは6畳位。ドアは、室外からも、室内からも、普通の鍵を鍵穴に入れて回して、解錠・施錠。

入口から撮影
部屋の奥から撮影

バスルームのシャワーブースには小さな仕切。注意しないと、床はビチャビチャ。

部屋から出た外廊下から見た中庭。中庭と言っても、日本式では2階。ちなみに、ココも禁煙エリア。

待ちに待った・・・

ホテルの部屋に入り、ベッドに横になって休んでいると睡魔に襲われる。16時頃まで、時折夢を見つつ、休憩。

16時過ぎにホテルを出て向かったのはタイ・マッサージ店。グーグルマップで検索すると、都心部のコンビニより多くヒットする。加えてヒットしない店も加えると、100m四方のブロックに2軒位ある感じ。

そのうち、脚のマッサージメニューを掲げる店に行くが、本日は予約でイッパイ。次の店も30分待てば30分のみマッサージを受けられるという状況。数軒回って辿り着いたのは、ホテルから100m程に位置する店。

事前に、日本製のトランスレーターであるVoice Tera にタイ語で「たくさん歩いたので、脚が攣ります」と入力しておいて、レセプションでタイ語音声を再生すると(これまでの店を含め、店内では英語で対応)、勧められたのはメニュー右、上から2番目のクリームマッサージ。料金も高いので、60分コースを依頼。クレジットカードで1万7000フォリントを決済(7650円)。

さて、肝心な施術ですが、タイ古式マッサージとは異なり、オイルならぬクリームを使ったスウェーデン式マッサージと指圧の組み合わせ。頻繁に攣る筋を手で押しつつスライドさせていく。時折、痛みで声が出てしまうが、的確に悪い個所をマッサージ。

施術終了後には、チップとして2000フォリント(1000円)。

夕食です

マッサージにより脚も軽くなったので、付近を散策しながら、夕食場所を物色。

その結果、近くのビル1階角にある店でイッパイ飲むことに。

店に入って席に着くが、店内にいる女性の行動を見ていると、カウンターで注文・支払いするキャッシュ・オン・デリバリー・システムの様子。

カウンター奥の女性は英語が分からないが、何とか身振りと単語で、地元ビールとプリッツ(ツマミが理解してもらい難かった)を注文。電卓を叩いて表示された価格は1530フォリント(700円)。その後、2杯目のビールを注文した際には880フォリント(440円)。何とか安心して飲める価格。

ビールを飲みながら、ブタペスト到着からココまでの記事を執筆・投稿。時刻は20時だが、外はまだ明るい。

ビール1杯880フォリント

帰りがけにトイレに寄ると・・・昔、旧ソ連で見た小便器。用を足している人の隙間を狙って後ろから用を足していたソビエト人民を思い出す。

ビール2杯を飲んだ後は、締めのラーメン。

店内には、角ハイボールや日本酒などの表示。表の看板には餃子も表示されている。

両腕にびっしりと墨の入った東洋系店員(もう1人はアフリカ系)がやって来て、テーブル上のQRコードを指し示す。これでメニューをモバイルフォンに表示させる仕組。

ラーメンのメニューを見ると、これまでのハンガリー物価に比べて高額。表に表示されていた”つけ麺”は見当たらず。

料理のページを見ても、餃子などは無く、枝豆とワカメサラダ、替え玉のみ。

ラーメンメニューの一番上の”カワムララーメン”がコレ。一応、ノリ、ほうれん草、シナチク、もやし、そして玉子とチャーシューが乗っている。そして、各テーブル上にはヤマサ醤油の瓶。

スープを飲んで見ると、濃厚なパイタン味と言うか、少しカルボナーラ風が混じった味。完全にヨーロッパ風にアレンジ済。麺はというと、ラーメンの麺ではなく細うどんに近い麺。ついでにチャーシューは骨入り。まぁ何とか食べることの出来る味だが、日本では2月後には閉店必至。

代金はクレジットカード決済。カードリーダーのチップ選択画面では最低の10%を選択。VISAカードからの利用通知メールに記された金額は2092円。

おやすみなさい。

一服してホテルに戻るが、インターフォンを押してもドアは開かず。当惑していると、別の宿泊客がインターフォン横のセンサーに鍵に付いているカード(単なる部屋の電源スイッチ用だと思っていた)をかざすと、ドアが開いた。

部屋に戻り、ココまでの記事を執筆・投稿。日本から持参した”いいちこ”も今夜で終わり。脚の方は少し疲れも取れ、ポカポカ暖かくなってきた感じ。やはりマッサージは東洋・アジア系が最高!

ココまでコメント頂いたの興味は千差万別。micは、職業人生の大半を自由民主主義の擁護に費やしてきた関係上、どうしても政治・国防に寄った訪問地や展示に傾注してしまう。オーストリアのシシィ皇后などは初めて知った名前。それでも重要だと感じた場所や展示は撮影して記事にアップロード。そうした記事や画像を見て、何かを感じたり、思い出していただければ幸い!

それにしても、部屋の灯りが暗い。小さな電球一つだった昭和中期(〜昭和40年代頃)のお手洗いみたい。ベッドの小ささも相まって、共産主義時代のホテルを感じさせてくれる。

画像的にはこんな感じの暗さ

本日は、都市間移動と溜まった疲れを癒すことに専念。時刻は21時30分。外がやっと暗くなり、ドナウ川沿いの夜景が綺麗に見える時刻。その様子は明日に御期待あれ。

最後のいいちこを飲んで、なんやかんやで23時にオヤスミナサイ。

《本日の歩行数・8000歩》

コメント

  1. よしだ より:

    おはようございます。
    車内のフードの価格にびっくりしました。
    移動時間も満喫されているようで、何より♪
    しかしやっぱり街並みが美しいですね。
    この街並みの中から漢字の装飾(獺祭!)を目にすると落差にどきどきします。
    ブダペストも楽しんでくださいませ。

  2. 京の弟子 より:

    最後の訪問場所でマッサージにありつけましたか!良かったですね、
    65歳以上は地下鉄無料という施策も魅力的。
    最後まで良い旅が続きますように。

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