【第7日目:6月9日】
Guten Morgen(おはようございます)
朝は7時に目覚める。脚も攣らず、しっかりとした睡眠。ただし、昨夜の「いいちこ」が過ぎたようで、軽い二日酔い。
ホテル向かいの自動販売機ショップでホットチョコレート(コーヒーと間違えた、2.5€)を購入して一服。


一服しながら、スロバキアまでの船便の時刻を調べると8時30分の便がある。

急いでシャワーを浴びて、持って行く荷物を整え、ホテルを出たのは7時30分。無職になってから久々の慌しい朝。
スロバキアの首都・ブラチスラバへ、国際航路で移動
ドナウ運河までトラムに乗って、運河沿いを歩く。

約1km弱歩いた所に船乗り場。

チケット売場で8時30分のチケットは買うことが出来るか訊ねると、スタッフは「1分待って」と言って、どこかへ電話。回答は「サンデッキならば発券出来る」とのこと。購入の際にはパスポートの提示が必要だが、中を見ることもなく発券。乗船料は34€(5780円)。

乗船口に行くと、既に乗船が開始されている。

キャビンはこんな感じ。

micの席はサンデッキ。つまりは外。座席は指定されていない。

定刻どおり、8時30分に出航。ドナウ運河を時速40km程度で進む。

運河からドナウ川本流に入ると、スピードアップ。

ドナウ川本流に入ってからのスピードをGPSで計測したら約70km。デッキの上を冷たい風が吹き抜けていく。ホテルを出る時の服装はTシャツに薄手のフーディーだったが、あまりの寒さで、予備に持ってきたシャツを着用。

出航から1時間で、左手にデヴィーン城が見えてくる。

ここから4km程度の間、進行方向左がスロバキアで右がオーストリア。

完全にスロバキア領に入ると、すぐに丘の上のブラチスラバ城が見えてきて、ブラチスラバに到着。


ブラチスラバに到着
下船時に船首を見ると、両国の紋章。国旗よりも紋章が多様されている様子。

下船して、付近のベンチに座ってモバイルフォンでで調べ物。実はスロバキアの通貨が何かも知らずにやって来た。当然、何処へ行くかの見当も立っていない。
クラシカルなバスに乗って1時間30分で市内を周るツアーの客引きから声を掛けられるが、その料金が65€と聞いて、すかさず御断り。
ブラチスラバ城
取り敢えずブラチスラバ城に向かう。途中の売店でマグネットプレートを購入。代金は1.5€(255円)。ちなみに、ブラチスラバ城の土産物屋では5€で売っていた。


グーグルマップの指示どおりに進むが、上り坂と階段の連続。今回持参した折り畳みステッキを初めて使用。それでも足腰が疲れる。

途中、休み休み昇って、ようやく城の入口に到着。

コレがブラチスラバ城。正方形で4隅に塔があることから「ひっくり返したテーブル」と言われているとの事だが、「ひっくり返した将棋盤」の方が日本人には分かりやすい。

ブラチスラバ城からドナウ川を眺める。対岸は新市街で、手前が旧市街。

チケット売場に行き、液晶パネルに表示された料金表(表示がコロコロ変わる)を見ると、入場料は14€。しかし、料金表が英語で表示された際に良く見ると、65歳以上は8€(1360円)。カウンターでパスポートを示して65歳である旨を伝えてチケットを購入。

城の中に入ると、広い中庭。城は口の字に建っている。

館内に入ると、城と城を取り巻いた歴史の説明。チェコも同様だが、ナチスの支配と共産主義時代の説明は外せない様子。

城の内装は、白を基調に金の装飾。


破壊してしまった教会の祭壇が保存されていた。

続いての部屋は、パイプオルガンのある教会。

だいたい支配者は自分の武勇伝を後世に伝えたがるもの。

窓から見えた庭。

紋章についての説明が続く。


食器類の展示。これと言って珍しいモノは無い。

共産主義時代の思想や生活についての展示。

そして民主化革命の説明。いずれも共産主義の酷さを強調。経験した者だけが可能な説明だが、共産党政権を経験していない日本人は幸せ!

城を出て、先?に進むと、本来の出入口。ここから城を取り巻く坂道を時計回りに下って、旧市街へ。
ブラチスラバ旧市街へ

トラムの通る大きな道路から階段を降りて、旧市街に入る。

通りには、カフェや土産物屋が並ぶ。正面に見える塔はミハエル門。

ブラチスラバでの昼食は
昼食はコチラのカフェ。

店先のメニューを見ていたら、若い女性スタッフが説明してくれる。そこで地元料理を聞くと、勧められたのがメニュー左下の写真付料理。

それとビールも地元ブランド。一番上のアルコール度数12%の0.5Lを注文。なぜかビールだけはリーズナブルな価格。

ビールは、ハイネケンと比べると少し苦味が強い感じだが、アルコール度数12%の強烈さは感じられない飲み口。

さて、初めて口にしたコノ料理はというと・・・パスタ。麺状でもマカロニ状でもない小粒団子状で、薄味のグラタンソースが掛かっていて、香草とベーコンが載っていると説明したら、お分かり頂けるであろうか? 胡椒と塩を少々かけて食べたが、マァマァなお味。

ウイーンへの復路はスロバキアラインズ
食事を済ませ、残ったビールを飲みながら、ウイーンへ戻るチケットをOmioで購入。バスの乗車料金は12.9€だが、Omioの手数料込みの請求額は2664円。

バス乗り場は、ブラチスラバ城の下。船着場から城に登っていく坂の入口脇。

乗車するバスは、スロバキア・ラインズ。他にもREGIOJETなどがバスを運行しているが、会社や時間帯によって料金は2倍位の差。
乗車の際にはパスポートが必要だが、ポーチから少し取り出した状態で「OK」と言われる。要は、持っていれば良いとのこと。

ドナウ川を渡って、ウイーンへと出発。

すぐに国境を越えるが、素通り。

国境を越えると、高速道路の両脇には風力発電機が並ぶ。はるか地平線まで発電機。そうした景色が10km以上続く。数千、いや万単位となろう風力発電装置。それがゆっくりと回っているのを見ると、何やら宗教的儀式の様にも思えてしまう。

バスは、途中、空港に停車。乗客に多くはそこで下車。
ウイーン中央駅に到着したのは15時40分。途中、渋滞もあったため、15分程度の遅れ。

夕食です
ホテルに戻り、ベッドに横になって、疲れた足腰を休めながら、ブラチスラバへのTrip記事を執筆・投稿。
時刻が20時を過ぎたので、夕食に出かける。そろそろアジアの味が恋しくなってきたので、グーグルマップに表示されたベトナム料理の店に行くが、生憎の閉店。仕方なく、今晩も同じ店。
二晩続けてクラブサンドだったので、今晩はビールを飲みながら、じっくりとメニューを吟味。なお、メニューはドイツ語表記だが、メニューに記されたQRコードをモバイルフォンで読むと、英語メニューにアクセス出来る。

そして今晩の夕食は、店の名前がついたChilai Sandwich、。

出てきた料理がコレ。クラブサンドとの違いは、パンがカリカリにトーストされた食パンということと、フレンチフライが付いていない事くらい。

ビール2杯飲んで、お会計は23€くらい(VISAカードからは3785円利用とのメールを受信)+チップ2€。
ホテルに自販機にトルコのEFESビールのEXTRAを見つけたので購入。なんと、500cc缶の値段はたったの3€(510円)!!! おまけに、このビールのアルコール度数は17%と通常の3倍以上! ※訂正します。良く見たら8%でした。

昨晩は見ることの出来たU-NEXTも今晩は「日本以外では視聴出来ません」の表示となったので、TIK-TOKを観ながらEFESを飲む。都合、つうじょうのビール2.5L分のアルコール摂取。程よく酔っぱらったところで、ホテル前の喫煙所で一服。23時過ぎた人通りの少ない道でも、モバイルフォンを手にした女性が一人で歩いているのは、治安がそれだけ良い印。

おやすみなさい
本日も良く歩いたので、23時30分には眠りにつくことに。オヤスミナサイ!
《本日の歩行数・1万6300歩》
コメント
ウィーンのホットチョコレートのお味はいかがでしたでしょう?さすがというか、建物の美しさには目を見張ります。
そしてドイツ文化圏内。
ビールも美味しそう!
この街並みを眺めながらの一杯はきっと至福ですね。
お疲れ様です♪駒中です,日本でも似せて作られている、ショッピングセンター等ございますが、本物はとても美しく鮮やかで全てが絵になる情景だと感じました。僕も人生の中で一度は行ってみたいと思いましたが,そこまで行く道のりを考えると中々難しいです,この後もとても楽しみです♪後半戦も気をつけて楽しんで下さい♪
ドナウ川での70キロ走行!結構なスピード感ではないでしょうか。船酔いどころじゃないですね。
ブラスチラバ昼食時のビール、なかなかのアルコール度数ですが、グラスのラベルの人物、ふっくらしたレーニン?かと思いました。グラスを持つ反対の手には葉巻でしょうか。ビール好きのおっちゃん⁉️