《第2日目・9月15日》ニューデリー市内を散策

海外旅行

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  1. 時差3時間30分はキツイ!
  2. 朝食
  3. ペテン師登場!
  4. それではデリー市内散策に出撃
  5. マハトマ・ガンジー記念博物館
  6. インド門
  7. レッド・フォート(赤い城)
  8. お酒を入手するのは、とても困難

時差3時間30分はキツイ!

ベッドで目が覚め、活動量計の時刻を見ると、午前4時。明日のアグラ・ツアーは6時、ヴァラナシ・ツアーは5時が出発時間なので、早起きに慣れておくように起床。しかし、活動量計をスマートフォンに同期していなかっため、表示された時刻はインド時間ではなく日本時間。インド時間だと零時30分。再びベッドに入るが、その際に太腿が攣ってしまい、約20分間悶え苦しむ。完全に目が覚めてしまった。その後の睡眠はうつらうつら。

結局、朝5時に起床。日本時間だと8時30分なので、体内時計も起床・活動時刻。

ここのホテルの朝食開始時刻は遅くて、7時30分から。それまでの時間は、ベッドに寝転んでスマートフォンでニュースを見たり、エレベーターに乗って屋上の喫煙所に行ったり、で時間を潰す。

エレベーターのドアは手動。キチンとしたドアがフロアのドアで、鉄格子状のドアがエレベーターのドア。両方が閉まると、エレベーターが動く仕組。

朝食

7時20分頃にレストランへ行って朝食。並んでいる料理のほとんどが何だか分からない料理。スタッフの説明によると、具の入っていないお好み焼きのようなチャパティや鹿児島のかるかん饅頭の生地に似たパンはそれぞれのスープ?に浸して食べるとのこと。あとは野菜炒めと小さなサンドイッチ、何だか分からない丸いコロッケのようなモノ。「卵料理はいるか?」と訊かれるが、なんとなく食べたくないので「これで十分」と回答。

コップの中身はコールドコーヒーとアップルジュース

お味の方はと言うと、それぞれのスープには味があるのだが、その味の方向が日本とは全く異なり、旨味は感じられない。強いて言えば、小学校の給食で出された煮込み料理の調味料無添加版といったところ。丸いコロッケのようなモノは少し塩味を感じるマァマァなお味。

最後に、口直しにパパイヤとスイカを少々いただく。それとアップルジュースを追加して、持参した多量の薬を胃に流し込む!

ペテン師登場!

朝食を済ませ、ホテルの前でタバコを一服。目の前にオートリキシャが数台止まり、早速、客引き。その中に日本語を話すインド人も。「何処へ行くのか?」などと、しつこくイロイロ話しかけてくるので、英語で「疲れているから、これから寝る」と言ってみたら、止まっているオートリキシャの後席に乗って行ってしまった。つまりオートリキシャのドライバーと組んだ客引=後でなんだかんだと脅迫じみた手法で金を巻き上げようとする輩(デリーには、この手の輩が多いのは有名)。

それではデリー市内散策に出撃

時刻は8時20分。中華マフィアが好みそうなお気に入りのサングラスを着用して、デリー市内散策に出撃!

とてつもなく汚く、荒れた路面(加えて、人や犬が寝ている)を歩き、跨線橋を渡って、ニューデリー駅の反対側へ移動。途中、個室のドアも無く道路から用を足しているのが丸見えの公衆トイレからは汚水が道に流れ出ている。付近は、とてもスマートフォンを取り出して撮影できる状況にはない!

地下鉄イエローラインのニューデリー駅入口付近は、オートリキシャや露店でごった返していて、カオスな状況。ここもスマートフォンを取り出せる状況に非ず。この駅は空港と市内を結ぶエアポートラインの駅でもあるが、大きなスーツケースを引っ張ってホテルとの間を移動することは無理と判断。

駅の窓口で切符を購入。行先の駅名が上手く発音出来ないので、スマートフォン画面に表示させた路線図で行先を伝える。5駅先までの乗車賃は20ルピー(約40円)。

荷物をX線装置を通過させ、自分もX線ゲートを通り、その先の改札口に切符のQRコードをかざして駅の中へ。

時刻表は無くて、次の列車の目的地と発車までの時間が表示

地下鉄イエローラインに乗ってLok Kalyan Marg駅で下車。

駅から出ると、オートリキシャの溜まり場と自動小銃を抱えた警察官の溜まり場。警察官の溜まり場の前でスマートフォンを取り出し、グーグルマップで目的地までの道順を確認。目的地までの距離は約1km。

時刻は9時20分。目的地が近づくと、オートリキシャのドライバーが近寄って来て「開館時間は10時30分」だとか「10時はスタッフが来る時間で、掃除が終わった11時が開館時間だ」などと代わる代わる言い寄ってくる。そして、その後は必ず「それまでの間に別な場所を観光しよう」と勧めてくる。コイツらは、いずれもペテン師。ゲートの中のスタッフに確認したら、入口脇に記載されたとおり開館は10時。

マハトマ・ガンジー記念博物館

ここは「インド独立の父」と言われるマハトマ・ガンジーの住居と亡くなった場所。

門前の道路には、外国人観光客を乗せてきたバスが2台程と客待ちのタクシーとオートリキシャが2〜3台程停車しているだけの落ち着いた場所にある。こうした国家の威信に関する場所なので、入場料は無料。

入口を入って、すぐに館内説明図。

左側の建物が本館。入ってすぐの場所がガンジーの居室。

居室を抜けると、ガンジーの功績を示した展示。

ガンジーに関する書籍のライブラリを抜け、外に出ると、こちら側が本来の正面。

建物正面にはガンジーの銅像。

本館の奥には芝生に覆われたサッカー場位の広場。その一角にガンジーが息絶えた場所のモニュメント。通路にある足形はガンジーが銃撃を受けてからの足取り。

足取りはガンジーの居室の窓から続いている。

入口から入って右側には新館。

中は現代風の展示。

外国人には、このくらい簡略化された説明の方が分かりやすい。

館内にいくつかあるテーブルのようなモノはデジタル化された説明画面。功績に関する画面の一つをタッチしてみたら、ヒンズー教と対峙して不可触民の権利向上を達成した功績が説明された。

別のテーブルのようなモノでは、ガンジーの所有した物などの説明。

インド門

次に向ったのは、マハトマ・ガンジー記念博物館から約3km離れたインド門。初めてウーバーを使って、オートリキシャを配車依頼。最初にマッチングされたオートリキシャはアチコチ移動しているようで、10分以上待っても来る様子がない。一旦キャンセルして、配車依頼のやり直し。料金は60ルピー弱でクレジットカード引き落とし。

オートリキシャはインド門の前で停車。オートリキシャから降りるが、車道と歩道の間にはバリケード。歩道に上がれる場所を探して、車道を200mほど歩く羽目に。

インド門は、第一次世界大戦で亡くなった兵士の名前が刻まれた門。多くの人が門をバックに記念撮影。

門から約2km続く公園。奥の方に見える建物は連邦政府庁舎。

レッド・フォート(赤い城)

インド門の付近は公園から車道へ出られない(到着時は公園に入れる場所を探すのに苦労)。このため公園を連邦政府庁舎の方に700m程歩き、公園を横切る道路でウーバーに配車依頼。

レッド・フォートまでは7km程度あるので、配車依頼したのは乗用車。料金は170ルピー弱(約300円強)。

ウーバーの走行指示は、レッド・フォートを回り込む形でレッド・フォートの入口側で降車という指示。しかし、この運転手は近道しやがって「ここが入口前。そこの信号機で道路を渡れば良い」などと言って、道路の反対側で降ろしやがった。

この降ろされた場所が正にカオス! 道路は車、オートリキシャ、バイク、人力車などなどが車間距離など関係なくひしめき合っている。その隙間を縫うように歩く。

なんとか歩道にたどり着くが、信号機のある場所は中央分離帯のゲートが閉まっていて渡れないし、信号機そのものも機能していない。

そんな状況でもインド人達は、僅かな中央分離帯の切れ目(50cm位)を見つけ、カオスな状態の車やオートリキシャをすり抜けたり、無理矢理停車させたりして、道路を渡っている。

そうした無茶苦茶な状況で呆気にとられているだけでは道路を渡ることは出来ない! 意を決して、インド人家族にくっついて道路を渡り始めるが、途中でその家族とは離れてしまい、別のグループにくっついて中央分離帯へ。そして道路の双方から人がやってくる中央分離帯の狭く且つ足場の悪い切れ目を強引に抜け、再び反対側の道路を渡るという日本では考えられない荒業を強行!

ここはレッド・フォート入口より少し離れた場所なので、カオスな状態は手前側だけ。

道路を渡り、物売りがひしめき合う入口を抜けた広場に辿り着き、やっと落ち着いてレッド・フォートを見上げることが出来る。

レッド・フォートの入場券売場も大混雑。外国人旅行者と表示された窓口にも20人位のインド人が並んでおり、その列は遅々として進まない。

仕方なく列に並んでいると、入城券売場の横に立つ警備員がmicを呼んでいる様子。行って見ると、外国人旅行者と表示された窓口ではなく、その横の係員不在の窓口で発券するとのこと。2〜3分待つと係員がやって来て発券。窓口のガラスに貼られた手描きの外国人用入城料は、博物館込で950ルピー、入城だけで600ルピー(約1100円)と、かなりの金額。手書きなのが気になったが、レッド・フォートの入城料が高いことは知っていたので、入城だけの600ルピーを支払う。

そして、セキュリテーチェックを受けてから、城壁の門に向かう。

城壁の門をくぐった場所は、こんな場所。城の入口が大きな口を開けている。

城の入口から入ると、城の中央を抜ける通路には土産物屋。

土産物屋街と化した通路を抜けたら、奥に建物。

その建物の先には、別な建物。

説明書によると、この建物は、ムガール帝国(中学校の歴史で学んだ記憶がありますが、その内容は忘れました)のジャハーン王(西暦1628〜1658)が民衆からの不満等を聴取した建物。実際には玉座の下にいる首相が請願書を受け取っていたとのこと。

壁の中央にはガラスで守られた玉座。人々がガラスに近寄らないように警備員も配置。

更に、その先にも建物。敷地が広すぎて、既に脚も疲労困憊。これ以上先に進むのは断念。

レッド・フォート前の広場に戻ると、入城した時より混雑度合いが増している。それと人力車で付近をガイドするという輩も多く、相手にしないにも関わらず、しつこく付きまとってくる。

脚も疲労困憊、いつ攣ってもおかしくない状況なので、ウーバーで配車依頼・・・と試みたものの、電波状況が悪くて配車依頼出来ず。少し離れた所まで徒歩移動。

歩いていると、オートリキシャが寄ってくる。寄ってくるオートリキシャよりは客待ちしているオートリキシャの方がマシと思い、ホテルまでの値段を訊くと、帰って来る答えはいずれも200ルピー。料金が少し高めのウーバーでも100ルピーの距離。支払う金額(日本円で190円)よりもカモにされるのが嫌なmicは乗らずに歩き続ける。途中、「近いから1ルピーでイイよ」なんて言って、しつこく付きまとってきた輩もいたけれど、そんなオートリキシャに乗ったならばタダでは済まないことは明白。

そうこうしているうちに地下鉄パープルラインの駅に到着。切符を売る有人窓口は1か所で、並んでいる人は20人くらい。しかし、窓口でなにやら話し込む(日本人の感覚では怒鳴り合い)人間や、出口から列に侵入する人間が多くで、この列がなかなか進まない。切符を買えたのは20分後。

ようやくパープルラインに乗車し、途中、ブルーラインに乗り換えて、市内中央のターミナル駅であるRajiv Chowkへと移動。料金は20ルピー。

Rajiv Chowk駅は、コンノート・プレイスという公園を中心に円形の道が3重に取り巻く場所で、沿道には高級な店舗が立ち並ぶ場所。超高級な店であるUNIQLOのウインドウを覗くと、店先に並ぶお買い得品のジーンズやシャツの値段は2980ルピー(5500円位)!

そんなお洒落な街でも乞食は多い。本日通過した地下鉄駅周辺にも沢山いて、警官が地下鉄入口に寝ている乞食を蹴っ飛ばして起こしている場面も目撃。しかし、チョット驚いたのは、コンノート・プレイスの駐車場脇を通る際、そこで10歳くらいの女の子が小と大を排泄中。正に目の前で、歩道にオシッコとウンチが生み出されている!

コンノート・プレイスからオートリキシャでホテルまでの戻ろうと思うが、いずれのオートリキシャも100ルピーとの回答。歩いているうちに変な輩が付きまとい始め、「ここがインフォメーションセンターだ」と言って旅行会社に連れ込もうとしてくる。「旅行会社に連れ込まれると、ドアをロックされ、とんでもない金額のツアーを購入するまで外に出ることができない」というのはインド旅行の半ば常識なので無視していると、「ガイド料をよこせ」と言ってくる。このしつこい輩を無視して歩くのにも疲れたので、走ってきたオートリキシャに乗ろうとして料金を訊くと、相場の「50」との回答。ただし、50の後の語尾がモゴモゴ。確認すると「50ドル」。付きまとってきた輩が、横からドライバーに一言二言言っていたが、詐欺の誘いだった様子。

結局、脚が攣りそうになったこともあり、100ルピー払い、オートリキシャに乗車。車間距離ゼロ・割込み仕放題・怒鳴り合い放題などなどカオスなニューデリー駅前を通過してホテルへ戻る。

お酒を入手するのは、とても困難

持参したウイスキー1本の半分を飲んでしまっているので、残りが心もとない。ホテルのスタッフが近くで売っているというので、財布とタバコだけを持って、買いに出る。

しかし、200m程度歩く中で入ってみた店には酒は無い。「俺が調達してきてやる」などと付きまとってくる輩もいるので、諦めてホテルへ戻る。

ホテルのスタッフに「無理だった」と言うと、警備スタッフが「酒屋まで往復20ルピーで行くように交渉してやる」と言うので、任せてみたが、20ルピーで行くオートリキシャは無く、人力車が50ルピーと回答するのみ。

さて、酒が絡むと貨幣価値や信念も代わるmic。50ルピーでも良いから「酒屋に連れて行け」と人力車に依頼。着いた酒屋は混沌とした細い通りを約1km進んだ場所。

人力車の車夫が指し示す酒屋と言うと、幅3m位のカウンターが通りに面していて、奥の棚には何だか分からない酒瓶が並んでいる。そのカウンターにルピー札を手にした男達が二重三重に群がっていて、ビール缶や酒瓶を手に群衆からから離れていく男がいるという状況。

こうした状況でも、micは酒が絡めば勇気も湧いてくるということで、群衆に突入。酒代が分からないので500ルピー札を手に群衆に分け入り、2beers!と言ってみたものの、2人位隣の客と店員が怒鳴り合いを始め、店員が客の腕を掴んで離れられないようにしてから目一杯の力でカウンター越しに顔面を何度も殴り始めるという事態に退散(こんな暴力は生涯初めての目撃)おまけに他の店員もカウンターをくぐり抜けて参戦。こんな状況では場を離れるしかない(他の男達は依然として酒を求め続けていたけれど)。そんな状況で、人力車夫に「ケンカが始まったから、もう帰ろう」と言うと、人力車夫が「自分が買ってくる」と言うではないか!

500ルピー札を渡して待つこと3〜4分。人力車夫がビール2缶と釣銭を持って群衆から出てくる。ヤッター、ヤッター、ヤッターマン! ※タツノコプロの古いアニメにセリフ

お釣りの金額は260ルピー。つまりビール2缶で240ルピー(450円位)。日本と変わらない値段!  残念だったのは、スマートフォンを持ってきていないので、この状況を撮影できなかった事。

人力車夫への報酬は50ルピーの約束だったが、お釣りの260ルピーのうちの60ルピーを渡す。

そして、手に入れたビールがコレ!

なんか苦みと共に甘みを感じる変な味
でも、アルコール度数は「8%以上」で、しっかり酔える(と思う)
税込110ルピーと表示されたラベル。まぁ1缶あたり差額10ルピーならば良いか!

そして、今夜もルームサービスでハムチーズサンドイッチ(315ルピー)を注文し、付け合せのフレンチフライを肴に、苦労して入手したビールを飲みつつ、ここまでの記事を執筆・投稿。

時刻は20時15分。後は仕上げのトリスを飲み、ハムチーズサンドを食べて、就寝。

オヤスミナサイ!

【本日の歩行数:23651歩】

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