ほぼライブ《第5日目・9月18日》聖地バラナシを巡る1日プライベート・ツアー

海外旅行

【本日は、電波状況の良いタイミングで写真を先行してアップロードします!】】

おはようございます

夜中に何度か目が覚めるが、なんとか睡眠時間を確保して、5時に起床。

まずは窓を開けて、タバコを一服。ライターは空港で没収されてしまったが、ブルネイ旅行の際の同じ失敗を繰り返さないよう、今回はモバイルバッテリーで電熱線を発熱させる方式のライターを準備。これ単独で預入荷物に入れておけば、セキュリテーチェックに引っ掛からない。

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タバコを一服した後は、トイレを済ませてから水浴び(シャワーではなく、バケツと手桶)。

ニューデリーのホテルには少量ながらもトイレットペーパーが備え付けられていたが、ここのホテルは完全なインド式。過去にネパールとビルマで同じ経験をしたことから、持参した芯抜きトイレットペーパーが役立つ!

モンスーン時期のヴァラナシはお勧め出来ない!

本日のツアーは、5時にガイドがやって来て、ボートに乗ってガンジス川の日の出を鑑賞する予定だったが、ガンジス川の水位が上昇しているとのことで取りやめ。ガイドがやってくる時刻も7時に変更。

このスケジュール変更連絡は、昨晩、メールで届いた。そのメールには「ホテルに電話したが、貴方が話したくないと拒否しているので、メールした」と記述されていた。

昨晩は、ロビーにいた男(後でマネージャーと分かった)がツアー料金は高いので、別なツアーにしないかと勧めてきたので、「疲れているので、話したくない」と言ったのが要因。

夜明けのガート

ガンジス川に昇る朝日を撮影しようと、6時にホテルを出る。

しかし、500m離れた最寄りのガートに向かう道は水没しており、ガートへは辿り着けず(後でガイドが言うには、ガート全体が水没してしまったとのこと)。

ホテルの前で30分程、ガイドの到着を待つ。

路地にあったロイヤルエンフィールド・350cc単気筒。オリジナルは英国製だが、今やインドにおける高級バイク。後席用の後輪巻き込み防止ゲージの付いたフットレストは増設した様子。汚い車体が多い中、珍しくキレイな車体。

ツアーに出発

ガイドは7時丁度に現れ、車を待つ間、付近にチャイ屋で一杯ご馳走してくれる(ツアメニューに含まれていました)。

車に乗って2km程移動後に下車。ここから先は徒歩移動。

道いっぱいに人々が進んで行く。ガイドの説明では、一番人気のあるガートに向かう人達とのこと。

約1km歩き、ガートが近づいてきた。服を脱い沐浴の準備をする人、沐浴が終わって服を着る人が混在。当然、付近の路面はガンジス川の水でビシャビシャ。

売っているポリ瓶(壺の形のポリ瓶もあった)は、ガンジス川の水の持ち帰り用

本来ならば、この場所は沐浴を行うガートに降りていく階段の上部。水位が上がってしまっているので、その階段が沐浴場所。沐浴場所に出入りする人がmicにぶつかるが、足を滑らせないように気をつけて撮影。

人々が沐浴する10m手前までは露店がひしめき合っている。

沐浴場まで通って来た道は新しい道。帰りは本来の旧道を通る。この場所はまだ広い方で真っ直ぐだが、少し進むと道幅は半分になり、折れ曲がった迷路のような道となる。昔読んだ本に「外国人はガイド無しにはガートに辿り着けない」と書いてあったのを思い出す。

ヴァラナシで一番古いという街の細いみちを進むと、商売になるのかと思える商店に混じって、学校やらお寺も存在。南インドの人が寺に入り切れずに通路までイッパイになっている場所では、通路を空けろ(それしか言いようが無い)と怒鳴るガイドに付き従い、隙間なく立っている人々を無理矢理押しのけて通過。

狭い迷路のような道を進むと、突然、開けた場所に出る。

ゴールデンテンプルというヒンズー教寺院。

その反対にガンジス川側にはマザーインディア寺院。

ガンジス川を見ると、ガートへの降り口近くまで水が迫ってきている。

一応、ガイドに確認したら、ヴァラナシに来た目的のマニカルニカー・ガートは完全に水没していて、付近まで行くことすら出来ないとのこと。河原で遺体が焼かれてガンジス川に遺灰(実際には焼残った身体の一部)が投げ込まれるのを見ると死生観が変わるというが、変わることは叶わず。これでインド訪問の目的は2つとも実現しなかった結果となり残念無念の極み!

ガンジス川の流れは急流でした

その後も細い道を歩いて表通り(とは言っても車が通れる程度)に出、呼び出した車に乗ってホテルへ。朝食休憩とのことで、ガイドとは1時間後に再会。

ヴァラナシの寺院

10時30分にガイドが迎えに来て、再出発。

先ずは、フマユーンを祀った寺。

中央がフマユーン

ちなみに、移動にはスズキの車を使用。インドではスズキは強いです。しかし、その理由は安いからで、やはり一番人気はトヨタ。

次に向かったのは、カーシー・ヴィシュヴァナート寺院。破壊の神であるシバ神を祀った寺院。靴を預けて中へ(預かり料は10ルピー)。なお、内部は撮影禁止。

寺院の中央部分には、上から垂れ下がった容器から水が滴り落ちており、その下に人が群がっている。滴り落ちているのはガンジス川の水で、その下にあるのは下から50cmくらい突き出た真っ黒なシバ神のリンガ。オバチャン達が争って触れている。当然、撮影禁止だが、撮影しようとするインド人もちらほら。ガイドがその度に「No Photo!」と叫んでいる。

中央から外れた位置にあった「踊るシバ神」は撮影可能。

その後に行ったのはサールナート。

荷物を預けさせられて(パスポート袋だけはポケットに収納)博物館に入ると、左側に仏教、右側にヒンズー教の石像が展示。当然、荷物を預けされられているので撮影不可能。

サールナートは、ブッダが最初の説法を行った場所。手前右手が僧侶達の庵跡で、手前左手が寺院跡。

寺院跡から見たストゥーパ。このストゥーパが建っている場所がブッダが最初に説法を行った場所。

本来、ストゥーパはイスラム教徒に破壊されるまで、現在の約倍の高さだったとのこと。

サールナートを出てから、紅茶屋に連れて行かれたが、サンプルを飲んだだけで何も買わず。

その後、「昼食はどうか?」と尋ねられ、連れて来られたのがココ。

メニューを見ても良く分からないので、ガイドにお勧めを訊いたが、彼もメニューを眺めるが良く分からない様子。いくつかのカレーのセットで良いか?と訪ねて来たので、Okと返事。どうせベジタブルカレーしか出てこないので!

中央はロティ。ライスから右回りで、野菜を丸めた甘いお菓子、味の無い野菜煮、甘くも塩辛くもないヨーグルト、生のキュウリと人参スライス。野菜カレーとパニールカレー。パニールはインド・中東のカッテージチーズ。いずれも薄味なので塩を適量追加。

昼食が終わってスタッフに会計を依頼するが、ガイドがやって来て「私が支払い済」とのこと。きっと早朝のボート乗りが無くなったことへの対応。

その後、再び戻って休憩。

プージャ

本来、プージャは広いガートで行われるガンジス川に捧げる儀式なのだが、モンスーン時期はガートが水没するので、別の狭い場所で行われるとのこと。

16時30分にガイドと合流。午前に訪れた沐浴場に行く道を辿るが、ガイドが早足で付いて行くのがキツイ。早く着かないと満足な席が取れない、とのこと。

沐浴場に近い所で右に逸れ、沐浴場から50m位上流の位置にあるビルの中へ。階段を昇ると、そこがプージャの場所。到着時刻は17時。

mic

到着してmicが座った椅子は2列目。手を上げれば何とか静止画撮影は出来る感じ。3列目だと1・2列目に座る人の合間から垣間見るのがやっと。ガイドから椅子代が200ルピーと言われ、集金に来た係員に500ルピー札を渡すが、お釣りは100ルピーのみ。後で200ルピー持ってくるとのこと。

この2階席、儀式開始時に振り返ったら10列くらい並んでいた。一方、儀式と同じ高さの右側席ならば、金網越しで撮影には不向きなものの、後席でも儀式は見ることが出来そう。

儀式開始までは、GANGAの流れを見ながら過ごす。少しは神々さも感じるが、のめり込むことも出来ず、こんな写真も撮影。

加工すれば、来年のオリジナルカレンダーに使えるかも?

会場に僧侶が入って来たのは、日没時刻の18時15分。そこから、事前に用意された花などでシバ神像を飾り始める。

18時30分頃には飾付終了。

はじめは金属だけのシバ神像でした

シバ神像の飾付が終わると、同じフロアーに座る人達(ほぼ女性で、大多数が欧米系)が僧侶の周りに座って儀式に参加。僧侶から聖なる水を手に注いでもらって手に擦り込む。その動作を顔・耳・頭などに何回か行う(ものすごくバイ菌だらけのガンジス川のみずなんですけれど大丈夫?)。

その後は、同様に僧侶から供物等を受け取って、皆が取り囲む金属製の容器に入れていく。そして最後に皆でお祈り(何だかバンザイ!のノリのお祈り)。これらは寄付者に対する儀式。

本当の祈りの儀式は19時から。様々な祈りが約1時間。

ベルを鳴らしながら線香を振ったり

全ての動作は4方向に向って行われる。ヒンズー教も仏教も4方向(つまり全世界向け)というのは、サールナート博物館に展示された石像からも読み取れる

インターネットで検索すると、この祈りの画像が表示されます。

後を振り返ると、いつの間にやら3列目以降の椅子は無くなっており、全て立ち見(座っていては見えないので、当然!)

軽快な音楽のようなお経に合わせた踊りのような儀式は1時間で終了。

ガイドが迎えに来たので、席料のお釣りをもらっていないことを伝えると、集金係を探して200ルピーを取り返してくれた。

混雑というか、混沌とした道を約1km歩いた駐車場で車と合流。ガイドは途中で下車すると言うので、500ルピー札1枚をチップとして渡すが、お礼は無し。

下車する際には、ドライバーに300ルピー。こちらは「サンキューベリーマッチ」との反応。

ホテルで事前チェックアウト〜とんでもない請求額

ホテルに戻ったのは21時。マネージャーに「明日は6時30分にチェックアウト予定だ」と伝えると、かれの奥さんが「朝早いので、会計は今やってくれ」という。2泊の請求額は4353ルピー(約8000円)。

クレジットカードを出したら、受け付けられるのは現金もしくはGooglePayのみとのこと。支払いに十分なルピーは持っていないが、米ドルでも日本円でも良いとのこと。少額紙幣で米ドルを持っていたので、米ドルでの支払いを選択。通過換算アプリの表示額は52ドル。後で部屋に取りに来てもらうことに。

30分程で集金に来た息子の請求額は82ドル。「そんな換算レートはあり得ない!」と文句を言うと、「1ドルあたり2ルピーの両替手数料がかかる」との返事。それにしても手数料は2ドルに満たない。彼の目の前で計算してみると53ドル少々。それを見ていた彼の主張も54ドルに変更。ワザとやったのか、計算ミスか分からないが、54ドル支払って会計終了。最後は「何か日本製品をくれ」と言ってきたが拒否。

その後、焼きアゴをツマミに最後のタレ瓶入ウイスキーをチビチビ飲みながら本投稿記事を執筆・投稿。残っていたカニパン1つが夕食メニュー。

23時に就寝。オヤスミナサイ!

コメント

  1. 京の弟子 より:

    ガンジス川の沐浴、旅行客にすればあまりやってみたい!とはならないかもですね(理由はさまざま)。
    神聖な礼拝儀式「プージャ」は、神秘的な雰囲気もありますし、お祭りという感じもしますね。静かな熱気が伝わってきます。
    今のところ、食事は“豪華に”とはいってませんね。そして恒例のマッサージもない様子ですから、疲労が溜まってきているのではないでしょうか。くれぐれも体調にはご留意され、引き続き楽しい旅をお過ごしください。

  2. 吉田 より:

    儀式のご様子、詳細なレポートで臨場感があります。
    沐浴に使う水と遺灰を流す水と儀式に使う水と、全部同じなんて、我々の感覚だと驚きですが、こうしたところもインドの死生観に関わってきているのでしょうか。

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