第7日目(7月14日)バンダルスリブガワンでイスラム社会を体験(その2)

旅行中に執筆・投稿した「ほぼライブ版」はコチラ!

金曜日は休日です

朝は6時にお目覚め。7時の朝食開始時間まで、本ブログの投稿記事を加筆したり、写真を付け加えたりして過ごす。

今朝の朝食は、ナシゴレン、ミーゴレン、肉野菜炒め、ポテトフライにスクランブルエッグ。

デザートには、ウォーターメロンとドラゴンフルーツ。

本日は、イスラム教の休日である金曜日。昼前後の3時間程度は「お祈りの時間」。全てと言って良いほど、店舗・施設が閉まるので、早めの行動が肝心。昨日に訪れたロイヤル・レガリアなどは終日閉鎖。

お買い物に出発

朝食後、準備を済ませて、8時にホテルを出発。

ホテルから表通りに出た所には中華中学校。校名が右から記述されていることから台湾系の学校と推察

朝市「タムキアンゲ・マーケット」

向かった先は、ホテルから500m程離れた中華寺院の向い側に位置するタムキアンゲ・マーケット。つまり地元民の朝市。

野菜やフルーツ、雑貨などが売られていて、そのほとんどに価格が表示されている。こうしたマーケットで価格が表示されているのは東南アジアでは極めて稀なケース。

バナナ一皿2ドル(約240円)。これより小ぶりだと1.5ドルで、黒くなりかけだと1ドル
トマトは5個で1ドル
雑貨屋では、魚を捕るカゴ式ワナやボートのオールまで売っている
おもちゃ屋には、昔懐かしい「くじ」もあった。なにが当たるのだろうか?
ブルネイの定番みやげと言われている編み上げバック。ビニール製だが、大きいサイスは25ドルと結構な値段。
トウガラシは暑い国では定番の食材
お菓子も売っていたが、量が多くて、買っても持ち帰えることは困難!
色とりどりなフルーツ
フルーツ店の前では、女性の掛け声に応じるように、人が群がって、マンゴーを買っている。バナナのタタキ売りではなく、マンゴーのタタキ売りといったところ。
調味料などを売っている店には、低温な油で揚げると膨らむエビせんべいの元が売っていた。購入!

エビせんべいを売っている店の前で品物を物色していたら、向かいの店のおばちゃんが「どこから来たの?」「何か探しているの?」と訊いてくるので、「ジャパンだよ」「カヤジャムを探しているよ」と答えたら、周りの人に「ジャパンだって」と言いつつ(これはマレー語でも分かります)、近所の店にカヤジャムが置いてあるか訊いてくれる。結局はどこにも売っておらず「スーパーマーケットに行きなさい」と言われてしまったけれど。

ヤヤサンSHHBコンプレックス

ということで、ブルネイ川に近いショッピングモールのヤヤサンSHHBコンプレックスに行ってみる。

コンプレックス内部はきれいで、高級そうな品揃え。コーヒーショップやアイスクリームショップなども点在。

こういったフロアーに食品売場は無いと思い、地下に降りてみると・・・スーパーマーケットがありました!

カヤジャムをゲット

入口付近に立って、写真に写り込んでいる男性店員にカヤジャムを売っているか訊ねたところ、売り場まで案内してくれる。

店員の説明によると、中段左側がオリジナル、右側が他の食材とのブレンド

スーパーマーケットでの購入品を入れてパンパンに膨れ上がったナップザックと、カメラやバッテリーなどが入ったバックパックを持って、コンプレックスを後にする。

写真を撮り直し

コンプレックスの前はブルネイ川沿いの公園。昨日よりは天気が良いので、写真を撮り直す。

写真を撮っていると、ボートが近づいてきて「どこから来た?」とか「猿やワニを見に行かないか?」などと言ってくる。

若干曇ってはいるものの、昨日よりはマシな写真
個人的には、建物などが水面に写った構図を好みます

一通り写真を取り直し、公園の売店で一休み。ポッカのアイスティーは1ドル。おばちゃんに代金を渡すと「シェーシェー」と言ってくるので、「日本人だよ」と応えたら、少し驚いた表情で「サンキュー」と言い直し。日本人はめずらしい様子。

Dart

薄曇りで直射日光はあびないとしても、ナップザックとバックパックを持ってホテルまでの1.5kmを歩くのは辛い。下手に歩いて、午後の貴重な時間を休養に充てざるを得なくなるのを避けるため、帰りは出国前に利用者登録をしておいた Dart を利用。ブルネイ版の Grab 。

アプリを立ち上げて、地図上に乗車位置を合わせてセットアップ、次に降車位置をあわせてセットアップ
利用したい車種を選択して、NEXTをクリックすれば、ドライバーの氏名・顔写真、車種・色・ナンバーと共に、向かってくる車の現在地点が地図上に表示

ドアに Dart のステッカーを貼った車が10分程で到着。ホテルまでは約5分で、乗車料金は画面表示のとおり5ドル(約600円)。

休憩がてらに記事を執筆

ホテルに戻ってきたのは11時30分。ちょうど金曜日の休息時間が始まる時刻。これから14時まではブルネイの街が機能を失う時間と考えて行動するのがベターな選択。

ということで、モスクの拡声器から街中に流れるアザーンを聞きながら、ここまでの記事を執筆・投稿。

14時になったので昼食

ホテルのレストランも14時まで休息時間。自分ひとりしか客のいないレストランに入り、ナシゴレンを注文するが、20分以上経っても出てこない。するとウエイトレスがやってきて「注文が決まりましたか?」と訊いてくる。撮影したかったので「メニューをテーブルに置いておいて欲しい」と言ったのが、注文する料理を再考したいと受け取られた様子。

ホテルなので少し高めの料金だが、それでも5.5ドル(約660円)

出てきたミーゴレン。焼飯はパラパラに炒めてあり、少しスパイシーな味付で旨い。

ニュー・モスク

昼食を終え、バックパックを背負って向かったのは、ジャミ・アス、ハサナル・ボルキア・モスク、通称はニュー・モスク。現在のボルキア国王が建てたモスク。

Dart で配車を依頼し、車に乗り込んだ途端、猛烈なスコールに見舞われる。車も前方の視界が悪いためスピードを落としての走行。このままホテルに戻ろうかとも思ったが、雨脚が弱まってきたこともあり、ニュー・モスクの駐車場で降車。ドライバーは屋根のある場所で停めてくれて「あと10分位だよ」と言ってくれる。料金は5ドル(約600円)で、ブルネイ川近くのオールド・モスクからと同料金。最低料金が5ドルという感じ。

ドライバーの言ったとおり、雨は10分程で止んだが、空には依然として鉛色の雲。雲の切れ目を待ちながら、ニュー・モスクの周りを移動しつつ、いろいろな方向から撮影。モスクのバックに青空が写り、モスクの金色の部分が太陽を反射して輝いている、というのが最高の場面だが、鉛色の雲がしつこくやってきて中々良い場面にならない。1時間半程粘って、3〜40枚撮影したが、希望していた場面は訪れず。

いずれの写真も来年のオリジナルカレンダーに使用する際には、明度などのデジタル調整が必要‼

17時過ぎに、モスクの駐車場で帰りの Dart配車手続をしていると、車が続々と駐車場に入ってくる。いずれも乗っているのは男性ばかりで、車から降りて民族衣装に着替えている。身体にピッタリした長袖長ズボンに、腰にタイトスカートのような布を巻き付けている。金曜日日没時のお祈りに参集していると推察。

帰りのDartは女性ドライバー。運転しながら、どこから来た? に始まり、延々と話が続く。その中で興味深かった話は、彼女が通う病院が見えた時の治療費の話。どんな病気で、どんな治療を受けても、診察料は1ドルで、薬代は無料とのこと。誇らしげに話していたので、「オイルのおかげだね」と言ったら、その通りと頷いていた。帰りの料金は5.5ドル。

ガドン・ナイトマーケット

ブルネイ最後の訪問場所は、ガドン・ナイトマーケット。ニュー・モスクから約1kmしか離れていないが、一旦ホテルに戻り、スマートフォンを充電し、手荷物を最小限にして、日没後の18時40分にホテルの部屋を出る。

ホテルのレセプション前でDartアプリを立ち上げて、配車を依頼。しかし、画面に表示された車の位置は動かない。「エラー」の表示も出たが、配車依頼がエラーなのか、車の位置表示がエラーなのか、分からないまま15分程待っていると、ようやく車が到着。

ナイトマーケットへ行くには、ニュー・モスクの前を通過するので、スマートフォンのカメラを立ち上げておく。そうして、移動する車からライトアップされたニュー・モスクを撮影。

ナイトマーケットは、休日ということもあって、結構な人出。いろいろな料理や飲み物が売られている。

人波が途切れたタイミングで撮影
タコ焼
何だか分からないが、旨そうな鉄板焼き。多くの人が購入するために並んでいた
煙モクモクのバーベキュー
原色の飲み物と焼きそば
焼きそば類は、いずれも1ドル
果物も売っている
カットされて、調味料がセットされたウォーターアップルは1ドル。
ドリアン売場付近には独特の臭い
串に刺されているのが何の肉か訊いたが、マレー語で回答されるので、分からずじまい

酒の肴を物色し、BBQを選択。チキンならば見た目で分かるので注文。1つ3ドル。身振り手振りで、カットするか、辛くするか、訊いてくるので、いずれもYESと回答。ここでも最後に言われたのは「シェーシェー」。チャイニーズじゃないと言うと、「コリアンか?」と訊くので、ジャパンと答える。ここでも日本人は珍しい様子。

売場の周りには、飲食スペース

チキンBBQの他には、焼きそばとウォーターアップルを購入。マーケット入口に戻って、Dartで配車依頼。

マーケット入口には、手洗い場やトイレも完備

Dartの画面を見ていると、配車依頼した車はナイトマーケット付近を移動するばかり。10分位経過したところで、あんたドコにいるの?(ブロークンかつスペルも間違った英文)とのSMSを着信したので、「エントランスにいるよ」と送り返して、ようやく車が到着。料金は往復ともに5ドル。

夕食

ナイトマーケットで買った料理と昨晩余ったチーズスナックでの宴。

チキンはタレでベトベト。タレは甘くて少しだけ辛さを感じる程度。骨が多くて肉が思ったより少ない。

ウォーターアップルは、肉厚のピーマンといった感じの歯応え。完熟しているとサクランボのような味のはずだが、その味が薄い。砂糖と塩を合わせたような調味料を付けて食すが、酒のツマミにもなる味。

焼きそばは、見た目で分かるビーフンを購入。醤油っぽい薄味。持参した万能調味料で、味を強める。

貧弱なレンゲは、注文する際に付けてもらいました

ブルネイでの夕食(+お酒)は、1泊目が持参したビーフジャーキーのみ、2泊目が自販機で買ったカップ麺とスナック菓子、そして、ようやく3泊目でマトモな料理。酒がホテルの自室内でしか飲めないので仕方ありません!

【本日の歩行数:1万4200歩】

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