東急・大倉山でフォー・ガー&バインミー

店名は「大倉山フォー89」 残念ながら令和3年8月24日に閉店

東急東横線の大倉山駅の改札口を出て、右に向かって十数m。「ビルの1階」と言うより、「ビルの脇に設置された屋台」と言った方が適切な表現。

ビル本体と外階段の間のスペースが入口。そして外階段の踊り場の下が調理スペース。

階段下のスペースにベニヤ板やテントで構成された屋台のようなスペースが加わり、飲食スペースを構成。

商店街の通りから見ると、店の壁一面に写真付きの大きなメニューが掲げられており、どんな料理が提供されるのか分かりやすい。店名に引用された「フォー」、そして「バインミー」が中心で、他にもチャーハンや揚春巻などといった感じ!

メニューの中から選択したのがコレ!フォー・ガー(鶏肉フォー)の大盛。揚げ春巻き付で980円。

ベトナムのビールも提供。ハノイで飲まれている「ビア・ハノイ」、そして旧南ベトナム地域で飲まれている「333(バーバーバー)」「サイゴン」「サイゴン・スペシャル」 の4種類。 ちなみに「サイゴン」とは旧南ベトナムの首都で、現ホーチミンシティ。最も、今でも旧南ベトナム地域の人は「サイゴン」と呼んでいるが・・・。

入口にかかったビニールシートをめくって、ベニヤ板とテントで作られた店内に入ると、壁に向かって設置された2人席が3つ、2人用テーブルと4人用テーブルが各1つづつ、で計12席。

フォー・ガー大盛+揚げ春巻

男性の店員に注文すると、「パクチーは大丈夫ですか?」と質問されたので、「大好き」と返答。パクチーの可否に関しては、全てのお客に訊いていた。※1週間後に再度注文した際には訊かれず。

そして、注文から5分程でテーブルに運ばれてきたフォー・ガーの大盛+揚げ春巻がコレ!

他のベトナム料理店で提供されるフォーの場合にはフォーの白い色が目に付くが、ここのフォーはほぼ分葱とパクチーの緑色が広がり、それにタマネギの紫色が少々。

よく見ると、刻んだ分葱とパクチーが一面に広がっており、その上に玉ねぎが少々。そして、箸を入れると、一面に広がった薬味の下には鶏肉がいっぱい。他の店だと薄い鶏肉スライスが2~3切れというところだが、そこそこに厚い塊が5切れ程。

鶏肉の写真を撮り忘れたので、1週間後に再度注文

そして、他の店と異なるもう一点は、そこそこの量の胡椒が既にかけられている。「フォーと言えば、唐辛子系の辛味が合う」という先入感が強いので、「エッ!胡椒?」という感じ。

しかしながら、食べてみると、濃厚な出汁の効いたスープに胡椒の刺激が意外なほどにマッチ!

それにしても、ココのフォー、他の店に比べて出汁が効いている。日本国内で食べたフォーの中で一番おいしい! 大盛を注文したので、ボリュームも満点。これ一杯で十分満足。

そして、揚げ春巻。見たところ親指大の大きさで、かなり小ぶりな春巻。単品で注文すると1本210円で、コストパフォーマンスは悪い感じ。しかし、ニュクマム(魚醤)に浸けて口に運ぶと、 焼餃子のような強い味が口の中に広がる。小ぶりな割にインパクトは強し!

バインミー

フォー・ガーを食べた翌日には、気になったバインミーに挑戦。

何種類かあるバインミーのうち、前日のインパクトが強かった揚げ春巻が挟まったバインミーを注文して、テイクアウト。価格は650円。

バインミーに挟まっているのは、タマネギとニンジンのスライス、パクチー、そして揚げ春巻2本。人によりけりだが、これ1つでも昼食には十分な感じのボリューム。

KALDIで限定販売された「サイゴンバック」に入っていたインスタントの「ベトナムコーヒー」と一緒にいただく。コンデンスミルクの甘味が強いベトナムコーヒーと、それに負けないくらい濃い揚げ春巻の味が、互い違いに口の中に広がり、満足!満足!満足!

今度は別な料理にもトライしてみよう!

というように、美味しい店だったが、令和3年8月24日に出向いてみたら、同日付で閉店! 店主の奥さんとおもわれる女性のお腹が大きかったので、日本よりコロナ禍が落ち着いているベトナムで出産・育児が出来るように帰国したのかな?

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