もう一度食べてみたい!世界の料理(台湾、香港、中国編)

決して高級とは言えなくても、世界には美味しい料理が沢山!

本ブログに掲載した料理の中から、「もう一度食べてみたい!」と思える料理をピックアップ。

排骨(台湾・台北)

【平成29《2017》年4月】

料理店は、台北駅から10数分歩いたところにある「統一排骨店」。

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店内では日本語が通じる。

テーブル上のメニューを見ると、豚肉の排骨の他に、鶏のもも揚げや白身魚のフライもあるが、揚げた排骨に、ルーローという煮込んだ肉そぼろの乗った御飯か麺を付けるのが定番料理(味噌汁付のセットで130NT$=約480円)。

切れ目の入った排骨は、醤油系のしっかりした味付け。ビールのお供にバッチリといった感じ。汁なし麺も麺そのものに味付けがされているのに加えて、乗っているルーローを混ぜ込むことで丁度良いお味に。排骨なしの単品として食べても旨い麺。

トビウオの丸揚げ(台湾・緑島)

【平成30《2018》年6月】

政治犯とされた人々が収監された場所として有名な「緑島」。位置は台東の沖合。

料理屋は、島唯一の繁華街の外れにある「文鳳小吃」。

店内では、英語も日本語も通じないが、英語が併記されたメニューが完備。漢字表記と英語の両方を見ながら、メニューを指し示して注文したのは、トビウオの丸揚げと焼きソバ、そしてペットボトル入りのお茶。

甘いお茶を飲みながら待つこと約15分、料理が出てくる。

トビウオは、カリッと揚がっていて香ばしく、噛むとサイコーな旨味が口の中に広がる。高級な「飛魚(アゴ)ダシ」そのモノの味。皿に乗っている藻塩を付けると味が変化して更に旨い! 一方、焼きソバの方は不味く、料理自体は下手なよう。 

不味い焼きソバを平らげ、最後に、残しておいたトビウオで口直し。料金は、トビウオが250NTD(約930円)で、全部で400NTD。台湾は一般的に食事代が安いが、ここでは完全な観光地価格。

汁なし蝦ワンタン麺(香港)

【平成29《2017》年7月】

店の名前は「Kwan Kee Bamboo Noodle」。場所は、地下鉄の長沙湾駅から徒歩5分の永隆街。

注文したのは、メニューの最初にオススメマーク付きで記載されたエビの卵のかかった汁なしワンタン麺。それとアイスレモンティー。お値段はワンタン麺が53HKドル、アイスレモンティーが19HKドルの計72HKドル(約1080円)。

ワンタン麺は、日本の物とは全く別物。スープはなく、麺の横に大きめのシューマイのようなワンタンが5つ。麺の上には赤い粉=エビの卵。エビの卵は麺と一緒に出されたスープにも入っている。

麺自体に出汁の効いた味が付いていて旨い。エビの卵が多くかかった部分を食べると、エビの風味が強まり、味の変化を楽しめる。

シューマイのように見えるワンタンも柔らかく、ぎっしり詰まった具に味が付いていて旨い。こちらも、一緒に出されたソースを付けると味の変化を楽しめる。

一方、スープについては、エビの風味が強過ぎ。決して味が悪いわけではないので、個人的にはエビの卵が入っていない方が良い感じ。麺がほぐれ難い時は、スープをチョコっとかけて食べるのが通のよう。

わざわざ地下鉄に乗って食べに来た価値はあった!

オイスターソース味焼きそば(中国・深圳)

【平成29《2017》年7月】

香港から羅湖ゲートを通過して中国本土に入国。深圳駅前の広場を抜け、人民南路を北に数百m。左手に商店の並ぶ建物。その2階にあるのが飲茶の店「尚品居」。

※中国本土で使用が禁止されているグーグルマップで 「尚品居」検索すると、全く違う位置が表示されます。

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メニューは英語が併記され、一部の料理については写真も載っている。

メニューを指さしながら注文したのは、餃子とシューマイのような点心が2個づつ入った2蒸篭、 メニューに「お勧めマーク」の付いたオイスターソース味の焼きそば、そしてジャスミン茶。

ジャスミン茶を飲みながら点心をいただくが、これについては、可もなく不可もない味。

しばらく待っても焼きそばが出てこないので、督促!

やっと出てきた焼きそばの餡かけの具は、シイタケを中心とした野菜ばかりで構成。見た目は悪いが、お味の方はオイスターソースと醤油の味がマッチしており絶品! メニューに「お勧めマーク」が付いているだけのことはある。

代金は、ジャスミン茶が9元、点心2籠が20.8元、焼きそばが33元で、締めて62.8元(約1070円)。ちょっと高いけれど、絶品の焼きそばに大満足!

小籠包(中国・上海)

【平成29《2017》年12月】

上海で小籠包と言えば、上品で薄皮の「鼎泰豊」か、庶民的でもっちり皮の「南翔饅頭店」。

鼎泰豊

台湾・台北に本店を構える「鼎泰豊」。上海数カ所にも出店。訪れたのは、上海雑技団の公演が行われる「上海商城」の1階にある店舗。

店内に入ると、スタッフがお出迎え。テーブルまで案内してくれた後、続いてトイレへご案内。「ここで手を洗って下さい」とのこと。

席に戻ると、スタッフが料理写真の掲載されたメニューを持ってくる。メニューに並んだいずれの料理も高値。小籠包5個と蟹肉入り小籠包5個、それと蝦チャーハンを注文。

最初に出てきたのは、熱々の小籠包。大きな蒸籠に乗る5つの小籠包、見た目はちょっと寂しいが、これで32元(約550円)。レンゲに乗せて箸でつつくと、すぐに薄い皮が破れる。中から出てきた熱々のスープを飲むと、薄口の上品な味わい。当然、具の味も上品。

小籠包を食べ終わる頃合いに出てきたのが蟹肉入り小籠包。同じく見た目は寂しいが、こちらは58元(約990円)。薄口の上品な味に変わりはないが、蟹の風味がしっかりしていて旨い。

そして、蟹肉入り小籠包と共に出てきたのが蝦チャーハン(65元・約1100円)。こちらも薄口の上品な味。 鼎泰豊は総じて薄口な味付けだが、旨さはしっかり感じられる高級な料理店。

料理が運ばれるタイミングも、中国にいるのではなく、台湾にいるかのような絶妙なタイミング。代金は、ビール35元も含めた合計額190元にサービス料10%が加わった209元(約3550円)。中国にいるにも関わらず、台湾もしくは日本並のサービスということで、サービス料にも納得。

南翔饅頭店

上海の古代中国風観光施設である「豫園」の中に本店を構える行列が絶えない店。しかし、訪れたのは地下鉄南京西路駅前のビルの2階にある「呉江路店」。地元客が中心のようで、並ぶこともなく入店。

メニューには英語が併記されており、写真も載っている。注文は、値段の記載された用紙に個数を記載してウエイトレスに渡す仕組み。

注文したのは、看板メニューの小籠包を普通(22元)のと蟹肉入り(32元)の2種類、そして蟹味噌スープの入った饅頭(22元)、上海やきそば(25元)、それに青島ビール(18元)。

ビールを飲みながら待っていると、スープの入った饅頭が出てくる。饅頭に差し込まれたストローには、中・英語で「熱いので注意」と書かれた札が付いている。恐る恐るストローを吸ってみると、スープは激熱。お味の方は、蟹味噌の出汁が効いていて「旨い」の一言。

小籠包は1篭に8個入りで、皮が厚くてモッチリしている。中の具も一杯に入っていて、それぞれ豚肉の味、蟹肉の味がしっかり付いている。食べ応えがある小籠包。薄皮で、中の繊細なスープを味わう鼎泰豊の小籠包とは対極。上海焼きそばも、麺はモチモチ。味は醤油味が濃いが、別の調味料の味も強めで、バランスはとれている。スープを飲み終えた饅頭の皮も味が滲み込んでいて、蟹味噌味を2度楽しめる。旨い!

たっぷり食べて、腹いっぱいになったところで、お会計。料金は計119元(約2000円)。鼎泰豊と違って特段のサービスは無いので、当然、サービス料も無し。

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