《ほぼライブ》夏休みだよ!赤道越えて、インドネシア!【第5日目】

【第5日目・9月17日】

本日は、ボロブドゥール!

朝は、4時頃に拡声器から流れるアザーンが聞こえ、次第に付近をうろつく鶏の鳴き声も増えてきて、5時半には起床。

外へ出てみると、朝靄の中。太陽が昇ってくる。

ボロブドゥール遺跡については、ガイドブックを探したものの、コレ!といったものは見つからず。「地球の歩き方」にも簡単にしか記載されていない。以前、「地球の歩き方」を片手に、誰もいないモエンジョダーロ遺跡(世界的な遺跡なのに、会ったのは管理人らしき一人のみ!)を一人で観光したが、後になってから見逃した個所が多々。遺跡を訪れる際には、よほど詳しいガイドブックを読んでおくか、現地で解説してくれるガイドが必要と痛感。

ということで、ボロブドゥール遺跡のガイドツアーを調べると・・・これまで何度か使っている「ベルトラ」では2人以上での参加(1人参加だと2人分の料金)だし、ひとりでも参加できる現地会社のツアーは1万3000円もするし・・・などと思案に暮れていたら、世界各国の在留邦人にガイドやアドバイスをお願いできる「トラベロコ」というシステムにボロブドゥールで旅行会社を営む「とも」さんという女性を発見。ボロブドゥール遺跡などについての素養も十分なようで、7時間程度の同行をお願いする場合の料金は7000円弱と記載されている。

早速「トラベロコ」を通じてコンタクトを取ってみると・・・残念ながら、観光予定の17日には既にアテンドが入っているとの御返事。しかし、お断りの文章の後には、日本語の流暢なインドネシア人ガイドを紹介するとの文章。料金は、移動に使うバイク代も含めて、3900円(別途「トラベロコ」の手数料10%)。即決で、お願いすることに!

「とも」さんの運営する旅行会社については後で紹介。

前日には、トラベロコのシステム上で、ガイド氏の名前と電話番号、そして緊急時用に「とも」さんの電話番号が通知されてきた。

観光に出発!

ホテルでのピックアップ時間は、7時半。朝食開始が7時なので、荷物を整理した上で、朝食を採りながら待つことに。ちなみに、このホテルは朝食は別料金。

濃~いコーヒーとスイカ&パインアップルのサラダ。代金は円換算で400円位

コーヒーを飲みながら一服していると、約束の7時半より10分程早く、ガイドのドラジャッさんがバイクに乗って登場。

ということで、本日午前は、ガイドのドラジャッさんの運転するバイクの後席に乗って、ボロブドゥール遺跡と近辺のお寺の観光。

まずはチケット売り場へ。プランバナン遺跡の入場料もセットになった「コンビチケット」を購入。チケットには45US$と印刷されているが、実際には持参したドルでは払えず、ルピア払い。料金は63万ルピア(大体4500円位)。

セキュリティーチェックのゲートを通って園内へ。現在は国立公園になっているそうで、そうした関係もあって園内で営業していたサンライズツアーで有名なマノハラホテルも営業を停止になったそう。なお、サンライズツアーは、現在、マノハラホテルがあった正面からではなく、裏口から入園する方式で実施されているとのこと。

超ワイドレンズをしないと、
全景は写せません!

入園して左手にある吹き抜けの建物の中には、遺跡の修復過程を説明したパネルが展示。初期の修復では遺跡が傾いてしまい、次の修復で遺跡の下部を石で取り囲み補強したそう。このため、最下部に刻まれた俗世間を現したレリーフは、その後の調査で石を取り除いた正面左角の1カ所で見れるのみ。

ガイド氏が触れているのが補強の石組み、その手前が最下部のレリーフ

段差のある階段を昇って、ブッダの誕生前から解脱までの出来事が刻まれたプレートの並ぶ回廊へ。

正面階段左側のレリーフが菩薩達が救世主を世界に送り出す相談をしているレリーフ、右側がブッダ解脱のレリーフ。つまり、ここから時計回りということ。本来のレリーフの色は黒いのだが、昔、研究用の撮影のために着色し、そのことがレリーフを傷めてしまったとのこと。

超ワイドレンズ使用のため、フォーカスが合っていない部分があります

ブッダの生涯が刻まれたレリーフの並ぶ回廊の上にも回廊はあるが、そこに並ぶレリーフの意味は未だ不明のよう。

階段を更に昇って、ようやく仏塔の並ぶ階へ。下の方に並ぶ仏塔の窓は菱形で、上の方は正方形。菱形は不安定を表し。正方形は安定を表しているそう。つまり、上の方が尊いということ。

中央の最頂上に位置する仏塔の本来の高さは避雷針の立っている高さ。落雷で破壊されたそう。

これらの仏塔の中には仏像が安置。だが、その多くはオランダ植民地時代に盗掘され、頭や腕が欠落した仏像が多々。そんな中、男は仏像の薬指に、女は足の裏に、窓から手を伸ばして触れることが出来れば、何でも願いがかなうとのこと。

その説明を聞いて、ヨッシャーと思ったら、付近に佇む人達についての説明。彼らは仏像に触れようとする人の監視係員。

頂上の仏塔には、未完成な仏像が収められていたそうだが、現在、その仏像は博物館に収納されているとのこと。つまり、今は空っぽ。

仏塔が壊れて、あらわになった仏像。ガイドブックなどには必ず載っていますよね!

降りは、正面とは反対方向に。アンコールワットと同じ方式。

ボロブドゥールから降りて、周りを半周して入口付近の出口へ歩く。途中、土産物売りが声をかけてくるが、ガイド氏いわく「ノー・サンキューなどと言うと、かえってしつこくなるので、無視するのが一番!」とのこと。

これで、8時頃から約2時間のボロブドゥール見学は終了。バイクに乗ってパオン寺院へ。

パオン寺院は、お釈迦様の誕生日(日本では花祭り)にムンドゥ寺院からボロブドゥールまで行われる行者行列の中間地点であり、位置的にもムンドゥ寺院とボロブドゥールの間6kmを直線で結んだ中間に位置ここでムンドゥ寺院との共通入場券3500ルピアで入手。

復元されたお寺の中は、現在、何も無い空洞。こんな地味な遺跡でも、周りには数件の土産物屋。見学時間は5分程度。バイクの後席にまたがる前に、ガイドを務めてくれるドラジャッ氏の勇姿をパチリ!

続いて訪れたのがムンドゥ寺院。上部の部分は、石材は発見されているものの、組み合わせ方が分からず、修復が出来ていないとのこと。

お寺の中には仏像。椅子に座った仏像は世界に3体しか存在しないとのこと。また、この仏像は一つの石から彫り上げられているとのこと。そして、左右には菩薩像。

仏像の安置されたお堂の入口手前には、左側に鬼子母神、右側に布袋のレリーフ。

敷地内には、巨大なガジュマロ。

これで、一連の見学はおわり!

続いて、ガイド氏お勧めの料理屋で早めの昼食。

お勧め料理は、山羊肉のジャワカレー。と言っても、日本風ではなく、ココナッツミルクで煮込んだ料理。少し辛めの味付けをお願い。肉は歯応えがあり、臭みも感じられない。山羊料理を食べたのは人生初!

コーラを付けて、2人分で8万ルピア(約640円)

ホテルへ戻る途中で、「とも」さんの運営するオフィスに立ち寄り。会社の名前は「JAVA NAVA TRAVEL CAFE」で、ボロブドゥールにほど近い場所。ホームページ(www.javanava.com)は、日本人向けとは感じられないが、日本語ガイドを手配してくれるはず、Emailアドレスは「travelcafe@javanava.com」

ホテルに戻る途中、空港から乗ってきたDAMRIバスの空港行きがどこから出発しているのか、ガイド氏に聞き回ってもらうと・・・ジョグジャカルタのマリオボロ通りに行くバスもあるとのこと。どうも3週間前に運行が始まったらしく、事務所も設置されていないが、チケットを買える場所は

ボロブドゥールの駐車場に入って、突き当たりを左に進むと
ここで発券しています。ジョグジャカルタまでの料金は5万ルピア(約400円)

これまで、ローカルバスを乗り継ぐ移動方法がネット上で紹介されているが、空港ならびにジョグジャカルタ中心地との間をダイレクトに結ぶDAMRIバスなら安心・便利だし、何よりタクシーよりずーっと安価。

ホテルをチェックアウトして、ジョグジャカルタへ

ホテルに戻ったのは、チェックアウトのタイムリミットである正午まで、あと20分というタイミング。荷物は既にパッキングしてあるので、部屋からリックを取り出すだけ。

クレジットカードで宿泊費を支払い、チェックアウト終了。バスの発車時刻は14時なので、それまでココでビールを飲みながらブログを書くことに。なお、ホテルのおねいさんが言うには、ボロブドゥールの駐車場まではスタッフがバイクに乗せて行ってくれるそう。

さすがに御飯は残しました!

13時半になってお会計と駐車場までの送りをお願い。ビールとサテーの合計額は13万6900ルピア(大体1100円位)。

リックを背負って、男性スタッフの運転するバイクの後席に。加速は結構強め。ただでさえリックの重みで重心が後ろに移っているので、ギリギリまで前に屈んで、加速時をしのぐ。

ジョグジャカルタまでのバス料金は5万ルピア。チケットを買って、待っていると、どこに泊まるのかなどと訊いてくる。こちらがジョグジャカルタまでの時刻表を尋ねると「まだ無い」とのこと。横に座る男性が11時、14時、17時の3便と教えてくれる。

14時近くになると、チケット売り場の椅子に座っていた男性が「付いて来い」と言う。バス乗り場はココではなく、空港からのバスを降りた場所らしい。よく見るとマイクロバスが停まっている。近付くと、車体は錆び付いていて、かなりのボロバス。それでもローカルバスよりは良い車体。

車体には、乗客用のドアが2枚。ドアのある列は2座席で、その後ろが3席。ドア2枚掛ける5席で、計10席。肘掛けが壊れていたり、パネルがはがれていたり、内装もかなりくたびれていました。

ドライバーは、案内してくれた男性。乗客は自分1人。14時より5分前に出発。しかしながら、炎天下に停まっていたバスの車内は暑い。エアコン送風口から風は出ているが、極めて不十分な風量。出発から20分間は汗だく状態。

ジョグジャカルタには1時間5分で到着。バスがマリオボロ通りを通り過ぎるので、どこに行くのかと思ったら、自分の宿泊するホテル・ネオ・マリオボロのエントランスに横付けしてくれた。テリマカシー!

宿泊先は、HOTEL NEO MALIOBORO

本日から2泊するホテル・ネオ・マリオボロは、2泊で約7200円と、チョット高級なホテル。

宿泊する821号室は喫煙可能!

シャワーもトイレとの間がガラス戸で仕切られていて、水が飛び散らない。

部屋に入った15時半から19時まで、洗濯とシャワー、そしてブログ執筆。

KIKAKUでマッサージ

ホテルから500m歩いた安宿街にあるKIKAKUでマッサージ。ネット上では、すこぶる評判の良い店。

場所柄、受付では英語が通じる。「脚を中心に」とお願いしたら、勧められたのは、90分の全身コース。料金は12万5000ルピア(約1000円)。このコースを選択。

施術室はカーテンで仕切られている。マッサージ師は小柄な男性だが力はしっかりしていて、マッサージの内容は、強く擦るオイル(クリーム)マッサージ方式と揉む按摩方式を兼ね合わせたもの。

時間もキッチリ90分、マッサージの質も十分、そして明朗会計でチップ不要、堪能しました!

マリオボロ通り

安宿街を歩いて、メインストリートであるマリオボロ通りへと歩く。

沿道には商店が並び、車も人も多い。客待ちする観光馬車やベチャ(翌日のブログで説明します)も多い。

夕食は、スカイラウンジで

ホテルの最上階はスカイラウンジ。エレベーターを降りると、ソファーの並ぶスペースを挟んで、バーカウンターとステージ。ステージではポップな曲を演奏中。その奥に進むと屋外バルコニー席。

着席したのは、駅を見下ろす屋外バルコニー席。注文したのはシーフード料理。食べてみるとスパイシーな煮込み料理。それとビンタンの中瓶2本。お会計は、税・サービス料込みで17万ルピア(大体1300円位)。

駅を見下ろしながら、食事を終え、部屋に戻って、ウイスキーを飲みながらテレビを鑑賞。チャンネル数が多くて、選局するのが大変。

程よくアルコールが体内に回り、23時にはおやすみなさい。

《本日の歩行数・18800歩》

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