期間:平成30年
4月19日(木)~4月23日(月)
利用航空会社:中国南方航空
(運賃22,000円+諸費用=37,070円)
往路:386便
(羽田15:40発・広州19:25着)
6089便
(広州23:35発・SGN1:25着)
復路:6090便
(SGN2:25発・広州6:20着)
385便
(広州9:15発・羽田14:20着)
プロローグ
朝、喫茶店でモーニングサービスを食べながら、スカイスキャナーに適当な行先を入力して暇つぶしをしていたら、なんとサイゴン(正式名はホーチミン。地元生まれの住人は今でもサイゴンと呼んでいる。ちなみに空港の3文字表記もSGN)までの往復航空券が諸費用込み込みで36,000円!! 一応、LCCではないフルサービスキャリアだし、おまけに週末を挟んでもこの料金!! これは行くっきゃない!! ということで、約30年ぶりにサイゴンに行ってきました。
なお、航空券は、最安値だった国外のショップではなく、JTBのネットショップで購入したため千円チョット(安心料です)お高くなりました。また、 中国南方航空がこのように安い航空運賃を打ち出していたのは、この時期だけのようで、その後は8万円前後でした。
20数年ぶりのフルサービスキャリアに搭乗
4月19日(木)は、通常どおり出勤して、昼休みに着替えて、午後から休暇を取得。地下鉄と京急を乗り継ぎ、いざ、羽田空港へ!
チェックインでは、一応、足元の広いエコノミー最前列が空いていないか聞いてみたけれど、やはり埋まっていたため、真ん中のブロックの通路側を指定(羽田便は通路が2本あるエアバスのワイドボディ機)。荷物は、預け入れが有料なLCCに搭乗する際に機内持ち込みができるサイズのリックサックだけど、フルサービスキャリアということで、この際、預け入れ。
免税店でタバコを買ってから、搭乗時間まで、所有するJCBカードで入れるTIATラウンジで一休み。すると、窓の外には、搭乗予定の中国南方航空機。
出発時間の40分前にラウンジを出て、搭乗口へ。機内に搭乗後、無事に離陸。国際線では20数年ぶりのフルサービスキャリアということで、初めて目にする座席モニターをイロイロとイジリまくり・・・。
すると、飲み物サービスが始まった・・・無料!無料!タダ! 最近はLCCしか乗っていなかったので、貧乏性が芽生えてしまった!
だけど、ワゴンを見たところ、昔よく乗ったタイ航空と比べて、飲み物の種類が少ないようだ。ちなみにサービスしているのは日本人のCAさん。
アルコール飲料は何があるのか聞いたところ、ウイスキーなどは無く、ビールと日本酒くらい。空の上でのアルコールは格別な酔い心地なので、ビールよりアルコール度数の高い日本酒を注文。
すると・・・出てきたのは・・・小さいコップ・・・100CCも入るだろうか?・・・に入った日本酒。CAさん、すかさず「お水も出しますネ」と言って、普通のコップに入ったお水をサービス。
どうも、日本酒の飲み方を御存じなく、ウイスキーのように追い水するのかと思っているよう。そういえば、以前、飲み放題の中華料理店で日本酒を注文したら、中国人のウエイトレスが持ってきたのは水で割った日本酒だったっけ。
出された日本を一口で飲み干したら、食事のサービスが始まった。
日本酒もっと飲みたい! 飲みたい! 飲みたい!
ということで、食事を配り終えた頃合いを見計らって、「すみませ~ん。日本酒おかわりお願いします。出来れば、お水の入ったコップで2杯(量は控え目)ほど」とCAさんにお願い。「飛行機の中は酔いやすいですよ。大丈夫ですか?」と言われたので、「大丈夫。普段は6合位飲んでいますから」と言ったところ、少々呆れた顔とともに、コップ2杯の日本酒をサービス。チビチビ飲みながら食事を美味しくいただきました~。
広州・白雲空港に到着 ~ とにかく広い!広すぎる!
羽田を出発して5時間程度で広州・白雲空港に到着。飛行機から降り、ターミナルへ入り、TRANSFERの表示に従って、乗り換え手続き場所に向かう。
しかし、それらしい場所があっても、迂回して先に進めの指示。その先も同じ。結局、1Kmくらい(感覚です)歩いて、ターミナルの一番端っこまで行ったところで、乗り換え手続の窓口を発見・・・なんでターミナル中央ではなく、端っこにあるんだ。
サイゴンまでの航空機の座席は、羽田で確保していたため、乗り換え手続きは難なく終了。しかし、次に待っていたのは保安検査で、これが長蛇の列。検査を受ける前にパスポートと搭乗券をチェックして顔写真を撮影。マッチやライターなどを持っていないか(中国では火の付く道具は航空機内持ち込み禁止!)聞かれた後、ようやく手荷物をX線検査装置に流し、ボディチェック。これが慎重というより、しつこすぎる程のボディチェック。X線検査装置の係員は、ボディチェックの進み具合など関係ないとばかりに、手荷物をX線検査装置に流すものだから、ボディチェックを待つ人数分の手荷物がX線検査装置の出口で山積み!これが帰りの乗り換え時にトラブルを引き起こすとは・・・その時は考えもしなかったけど。
保安検査後、電光掲示板で搭乗口を確認。だけど、どこにも乗るべき便が表示されていない。不安になって中国南方航空の案内窓口で聞いてみると、別のエリアのよう(どうも、そのエリアからの出発便しか表示されていなかった模様)。乗り換え時間は約4時間もあるのだけれど、若干の不安があるため、一応、搭乗口まで行ってみる。これもまた遠い。案内窓口で教えてもらった搭乗口には、もう便名と行先が表示されており、一安心。
一安心したら、一服したくなった。
喫煙所の場所を聞くと、なんと保安検査場の近く! また、歩く、歩く。
広大なターミナルにたった1か所しかない喫煙所は、出発エリアの3階からエスカレーターで降りた1階にあった。ここでは、電熱線式のライターが数台置かれていたが、故障しているものもあって、着火できるライターの周りには着火しようとする人でいっぱい。おまけに、タバコをただ穴に入れて着火させようとする人(吸わないと着火しない)もいるので、タバコが吸えるまで5分以上かかった。
復路は、すいていたので、写真をパチリ!
乗り継ぎ時間は約4時間
一服して、エレベータで3階に戻る(なぜか階段は無く、上りはエレベータのみなので、1度に乗り切れない)。
散々、歩き回ったので、体も火照り、喉も渇いた。
周りを見回すと、飲食店が数件あるが、手持ちの中国元は、上海で余った11元(1元=17円)のみ。飲み物1杯でクレジットカードを使うのも気が引ける。自動販売機がいくつかあるが、スマホ決済で、現金は使えない。しょうがないので、給水器(熱湯とぬるま湯しか出ません)でぬるま湯を飲んで渇きを凌ぎ、喫煙所と同じエリアで座れる場所を探す。
ぶらぶら歩いていると、通路からちょっと凹んだ場所でベンチを確保。おまけに、周りには誰もいない。これは良い場所を見つけた、ということで腰をおろしたら、自由主義の象徴でもあるコカコーラの自動販売機を発見。見たところ、古い自販機のようで、現金も使えそう。値段を見ると、コーラとファンタが5元。手持ちの10元札を入れてみたら、ちゃんと購入ランプが点灯。コーラのボタンを押して、やっと冷たい飲み物をゲット! ちゃんとお釣りも出てきた。
コーラをチビチビ飲みながら、ASUSパットにダウンロードしてきた漫画や動画を見て時間を潰し、サイゴン行きの出発時間の1時間前に、タバコを一服してから、搭乗口に向かう。
搭乗口の近くには、すでに大勢の搭乗客がいたものの、座れる場所を確保。
サイゴン行きに搭乗したものの
出発予定時間を10分くらい過ぎてから搭乗が開始され、ほぼ全員が搭乗。航空機はボーイング737だ。ナローボディ(通路が1本)のため、通路は混雑。
やっと乗客全員が席に着く。しかし・・・20~30分経っても、飛行機のドアは閉まらず、当然、飛行機も動かない。
さらに20~30分経って、一人の男が機内に入ってきた。それも肩に大きな段ボール箱を乗せて。
男は、大きな段ボール箱を頭上の荷物入れに押し込めようとするが、仮に半分の大きさに縮めることが出来たとしても荷物入れには入らないシロモノ。男は、荷物入れに入れることを諦め、開いている座席に段ボール箱をブン投げる。
ようやく、ここで、黙って見ていた乗務員が声を掛けるが、男は大声で何かを主張(自分が持ち込んだ大きな段ボール箱の収納場所が無いのが不満のよう)。あんまり身なりは良くないが、いったい何者??
しばしの口論の末、男は何か納得したようで、乗務員が段ボール箱を機外に持っていく。
しばらくすると、足下で、貨物室のドアを開け閉めしているような微妙な振動。
いざ、サイゴンへ
結局、薬局、乗客を乗せた中国南方航空のボーイング737が広州・白雲空港を飛び立ったのは、定刻を1時間半くらい過ぎた翌日未明。
離陸後1時間位たっても、乗務員に動きが見られないため、「深夜便ということで、飲食サービスは無い」と思い込み、ウトウト眠りかけた頃、急に飲み物と食事が配られた。
深夜というか未明にサイゴン到着ということで、酔っぱらう訳にもいかないので、ここはビール1缶で我慢。
サイゴン到着
午前3時頃にサイゴンのタンソンニャット空港に到着。到着ロビーは閑散としており、出国する航空券のEチケット(印刷したもの)をしっかりチェックされた上で入国審査もスンナリと通過。しばしターンテーブルの前で羽田で預けたリックが出てくるのを待って(不安だったけど、ちゃんと出てきました)、税関の前を素通り、外のロビーに出て、ATMで現地通貨(ベトナムドン)をゲット。
ロビーから外へ出る。すかさずタクシーの運転手が声を掛けてくるが、ノーサンキュー! 深夜到着ということで、空港近くのホテルを予約済。
事前にグーグルマップで見たところ、空港を出て左に行ったところにある駐車場から空港外に出られるようだったので、歩いて駐車場へ。しかし、駐車場は一部分のみ電灯が灯っているのみで、全体を見回すことも出来ず、外へ出る道は発見出来ず。この間も駐車場に止まったタクシーから「乗れ」「乗れ」のコール。
結局、空港ターミナルに入ってくる車道を歩いて逆行。前から走ってくる車に注意しながら進んだが、結局、1台も来ないまま空港エリアを離脱。
予約したミーリンホテルまで約1キロメートル歩いて行く。サイゴンはバイクに乗ったひったくりが多いので、後ろに注意しながら・・・だけど途中ですれ違ったのはバイク1台のみ。考えてみれば、こんな時間(4時過ぎ)に歩いている奴はめったにいない。
あと少しでホテルという所でファミリーマートを発見。ATMで引き出した高額紙幣を細かくしたかったし、喉も乾いたので、ミネラルウォーターを2本購入。
ミーリンホテルに着き、入り口手前の階段を上がると、従業員2人が寝ている。気の毒だけど、事前に深夜到着する旨もメールしてあることだし、声を掛けて起こす。
従業員2人は眠い目をこすりながら起きたものの、いやな顔もせず、チェックイン。従業員の案内で部屋に入り、エアコンのスイッチを入れてもらって、グッナイト・アゲイン!
ざっと室内をチェックの上、お約束の室内写真を撮影。
※ Mi Linh HOTEL 1泊34万VND(1636円)
朝8時に携帯電話が鳴るようセットして、しばしの睡眠。
おつかれさま~。
【第1日目の歩行数:1万6800歩】
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