《令和7年(2025)4月7日》
おはようございます。
今朝は、6時30分に起床。VWツアーのピックアップ時間までは1時間30分。
昨晩は良く眠れず、実質的な睡眠時間は2〜3時間程度。昨日の下手なマッサージが効いたのか、寝る前に飲んだ「ツムラ68番」が効いたのか、幸いにして脚は攣らず。
シャワーを浴びて身支度を整え、部屋を出たのは7時40分。昨日から通っているカフェに行き、時間に余裕が無い事を告げた上で、アイスレモンティーとクロワッサンを注文。
VWツアー
アイスレモンティーとクロワッサンがテーブルに届いたのが7時50分。すると、オレンジ色のVWがホテル前に到着したのが見える。慌ててカフェを飛び出し、5分程待ってもらい、急いでクロワッサンをアイスレモンティーで胃に流し込む。その間に、お会計5万4500ルピア(約540円)を支払い。

さて、本日参加するツアーはweb旅行会社Klookで見つけたフォルクスワーゲン・ツアー。ウブド周辺を周るコースもあるが、micの選択は、テガララン・ライステラスに立ち寄って、バトゥール火山に行くコース。

使用するフォルクスワーゲンは、西暦1970代に製造された車で、エアバックやABSなどはもちろんのこと、ヘッドレストやシートベルトも未装着。ドライバー氏によると、バリ島には220台あるとのこと。
インパネはシンプル。スピードメーター(精度は、かなりイイカゲン!)の右にヘッドライトのスイッチ(上向き、下向き)、左にエンジンスタートボタンと赤い色のハザードボタン。ハンドルにはウインカーとワイパーのレバー。キャブレター式吸気に必要なチョークは無し(暑い気候ですものね)。ワイパーのスイッチはスピードメーター上部のモーターユニットに設置。

エンジンは、フォルクスワーゲン製のV型4気筒1.6L。この空冷エンジンをリアに搭載。

テガララン・ライステラス
先ず向かったのは、テガララン・ライステラス。幹線道路から外れてスピードが落ちると、ドライバーが運転中に身を乗り出してフロントガラスを折りたたむ。走行風がモロに当たって心地良い。

テガララン・ライステラスに近づくと、道路の周囲にも棚田が見える。

出発してから約40分。テガララン・ライステラスに到着。

入場料はガイド氏が支払ったので不明。チケットの代わりのリストバンドを装着。

テガララン・ライステラスは深い渓谷に作られた棚田。ここで1時間の自由散策。
到着時には、まだ太陽の位置が低いので、向い側の棚田は日陰に包まれている。太陽が少しでも昇るのを待って、向い側の棚田の縁に陽がさした段階で撮影。



この棚田では、実際にコメが生産されているが、機械化出来ないため、生産者は大変そう。

手前側には、いくつかの記念撮影スポット。

せっかくなので、セルフィーの三脚を使って自撮りしたが、カメラの位置が低くて自分の背景に棚田は写らず。

ブランコに乗って、記念撮影する人も。

こうしたブランコは、電動ウインチで巻き上げてからリリースする方式。かなり高くまで上がる。

コーヒー観光農園
次に訪れたコーヒー農園は、ツアースケジュールには載っていなかった場所。ドライバーは車に残り、門から先は農園スタッフが案内。

小道を進む途中には、コーヒーの他に、シナモンやサトウキビ、バニラなどの植物が植えられており、その説明を聞きながら小道を進む。
小道の先の檻の中にいたのがルアック(ジャコウネコ)。夜行性のため、昼間は睡眠中。

棚の手前右から、ジャコウネコのウンチ、ウンチから取り出したコーヒー、きれいにしたコーヒー。

そのコーヒーをカマドで焙煎。

いろいろな種類(バニラなど他の風味とのブレンド)のコーヒーと紅茶を試飲。当然、気に入ったコーヒー、紅茶を購入してもらうため。一応、全部試したが、特にコーヒーは他の風味が混ざると美味しくない。

試飲後は販売所に案内される。試しに、高級品と言われるルアックコーヒーの200gパッケージの値段を訊くと、インドネシアに来て初めて聞く「ミリオン」という単位。ひとつ100万ルピア、つまり200gのコーヒーが約1万円。ちなみに、事前にAmazonで調べたら、産地はインドネシアに限らないものの、大体100200gで3500円程度。

何も買うつもりが無いので、「最後に1万ルピアのチップでも渡せば良いか」と思っていたところ、何やら瓶詰を発見。
訊くと「アラック」。椰子の花の蜜から作る蒸留酒。ストレートで試飲してみると、強いアルコール(35%)にも関わらず、ほのかに甘い香りを感じるイケる味。持参したタレ瓶入りウイスキーも残り一晩分だし、値段を訊いたら15万ルピア(約1500円)ということで、1本購入。ちなみに、ウブドのコンビニで売られているウイスキーなど蒸留酒の値段は300ccボトルで20万ルピア(約2000円)以上。

バトゥール火山
コーヒー農園を出て、緩やかな上り坂の道を走って約40分。バトゥール火山が見えて来た。
高原を貫く道路脇にはビューポイントがあり、多くの観光客が記念撮影中。しかし、そこへは止まらず、車は狭い脇道に入る。狭い脇道はクネクネと曲がりながらの下り坂で、バトゥール火山に近付いていく。そして、行き着いた先は溶岩流の跡。
車が止まると、そこには男性ひとりが立っている。ガイド氏が言うには「ここから彼が案内する」とのこと。
案内に従い、150m程歩いた所で写真撮影。溶岩に囲まれていては良い写真は撮れないが⁉

男性は、micの記念撮影も勧めてくるので、1枚応じる。

車に戻る道中、男性が肩に掛けたバックから取り出したのは絵。同時に見せられたノートには「溶岩から抽出した絵の具で書かれた貴重な絵です」の後に、男性の親切を讃えた、20年以上前に日本人が書いた文章。
やっぱり、そう来たか! と、あまりにベタな手法がデジタル化が進んだ現在においても使われていることに笑いそうになる。
「もうすぐ命も終わるし、絵は不要だよ」と応えたら、次にバックから取り出したのは溶岩から作った数珠!!! いや〜参りました!
結局、数珠も断り、お礼を言いながら1万ルピア札(約100円)を渡して、さようなら。
車に戻ったところで、ガイド氏が写真撮影。こうした訪問場所と車を背景とした写真を何枚かガイド氏のモバイルフォンで撮影されたが、都度、上司の送信しているそう。つまり「キチンと案内していますよ」という報告代わり。

細い道を昇り、再び、高原を貫く道路に出てから約20分。11時過ぎに到着したのは、バトゥール火山とバトゥール湖を一望出来るレストラン。
キンタマーニ
そのレストランが位置する高原の地名はキンタマーニ。
コンプライアンス重視の現在は知らないが、micが小学生高学年の頃(50年以上前ですが)は、学校から支給された地図帳の中から面白い地名を見つけ出しては連呼したもの。そのNo.1がキンタマーニ。実際にその地に立つ事が出来るとは、子供の頃には想像すら出来なかったけれど!


車を降り、レストラン入口で駐車場に車を停めに行ったガイド氏を待つが、一向に現れない。多分、気を使っているのだと思い、探しに行くと、事情を知った駐車場係りが探してくれる事に。
更に待つこと5分。ガイド氏が現れ「何か用ですか?」と言うので、「何言っているんだ。早く一緒に昼メシ食おうぜ!」と声を掛け、店内奥へ。
座った席は、階段状の席で、バトゥール火山と湖が一望。

テラスの一番前に行って、写真撮影。

micが注文したのはスパゲッティ・アラビアータとビンタンビール。ガイド氏はベジタリアンということでミックスサラダとホットティー。お会計は、税・サービス料込みで17万3000ルピア(約1730円)と、場所柄にしてはリーズナブル。

ウブドに戻ります
12時過ぎにレストランを出発。ガイド氏から「○○滝に行かないか?」と言われたものの、脚が弱いことを理由にお断り。ガイド氏がバトゥール火山を背景にした報告用写真を撮影する際にmicのモバイルフォンでも撮影。

レストランを出発した後、しばらくは起伏のある道路を進む。前を走る古いバイクのマフラーからは煙がモクモク。何十年かぶりの2ストロークエンジンからの排気の香り。懐かしい!

途中、コンビニに立ち寄り、micは今晩用のミネラルウォーターを購入し、ガイド氏はトイレを使用。タバコを一服して小休止。
その後、ウブド村内では若干の渋滞に遭遇したものの、1時40分はホテルに到着。
最後に、チップ相場の5万ルピア札(約500円)を渡して、ガイド氏とお別れ。「See you again」とは言われたものの、一期一会。
マッサージ
ホテルに戻り、ココまでの記事を執筆・投稿したら、4時15分。歩いた距離は短かったが、階段の昇り降りで脚を使ったので、脚を中心にケアすることに。
訪れたのは、ホテルの2軒隣のチョット高級そうなマッサージ店。店先のメニューを見ていたら男性スタッフが出てきて、マッサージメニューの説明。説明を聞いてマッサージをお願いすると、一旦店内に戻ってから「25分待ち」とのこと。ホテルのプールサイドでアニメを見ながら時間調整。

バリスタイルのマッサージ75分が250Kルピア(約2500円)と、確かに料金は高め。

店内に入ると、先ずはウェルカムドリンクと冷たいオシボリ。マッサージオイルの瓶が並んでおり、好きな香りを選ぶように言われたものの、知識も無いので「お任せ」。
施術部屋は2階の個室。紙パンツが用意されており、それに着替え、布をまとって、施術開始。

施術者は若い女性。施術が始まると、少量のオイルを手になじませ(これまでは、直接、身体にかけられた)、掌か拳で凝り固まった筋を適切な力加減で、ゆっくりと伸ばしていく。手の動きはとてもゆっくりだが、それがチューブの残りを絞り出すように、滞留した血液を送り出すかのよう。
至極の75分が終了すると、合掌して施術の終了と「このまま2分程ゆっくりしてから着替えて、1階に降りてください」と告げられる。

服を着て、1階に降りると、お茶のサービス。会計はメニューどおりの25万ルピア。施術者が会計場所の脇にいてチップを待つのが東南アジアでは一般的だが、彼女の姿は見えない。男性スタッフに呼んでもらい、「良いマッサージでした」と言って、お礼の3万ルピア(約300円)を手渡す。
夕食
マッサージが終わり、一旦、ホテルに戻ると、空は薄暮。7時前から毎度のカフェで夕食。
昨日の朝食プレートに乗っていたニンニク醤油風味のマッシュルームだけをビールのツマミに頼めないか訊ねると、若いスタッフは理解出来ないようで、又しても別のスタッフを呼んでくる。そしてOKの返事。「あいつ又来た」と思われると、無理を聞いてくれるのは、ほぼ万国共通。

注文の際には、30分後にミーゴレン(焼きそば)を出すようにも注文。
3本目のビールを飲み始めたタイミングで、ミーゴレンが登場。食べ終わると、時刻は8時。

お会計の際には、特注のマッシュルームについては2万ルピア(約200円)との説明。ナシゴレンとビール3本と合わせたお会計は20万5000ルピア(約2050円)。
おやすみなさい
部屋に戻り、マッサージと夕食の記事を執筆・投稿すると、時刻は8時30分。
途中まで見たアニメの続きを見つつ、残りのタレ瓶入りウイスキーと「いいちこ」でブースター。すると時刻は9時30分。睡眠不足に加えて、明日の朝も早い時間のピックアップなので、ここいらで寝ることに。
オヤスミナサイ!
《本日の歩行数∶9900歩、車での移動ばかりでした》
コメント