第6・7日目(4月23・24日)
スタバで贅沢な朝食
朝は6時に起床。まずは、スマホでベトナム航空のサイトにアクセスして、夕方に出発するサイゴン行きとサイゴンから成田に行く便のウェブチェックイン。その後しばらくはベッドの上でyahooニュースをチェック。
このホテルも館内は禁煙、違反すると罰金2000バーツ。しかし、いちいちホテル前の喫煙所まで行くのは面倒。そこで、窓を開けて、エアコン室外機が置かれた小さなベランダに身を乗り出すと、そこは外! because,This is Thailand!
7時に部屋を出て、朝食へ。ホテルにも朝食ブッフェはあるが、別料金。鉄道を挟んで(勝手に渡ります。安全性確保は自己責任)ホテル向かいのファミリーマートで何か買おうかとも思ったが・・・向かったのは、エアポートリンクのラムカムヘン駅へ。
ラムカムヘン駅の1階には、食品を売る屋台も出店しており、サンドイッチ1つが20バーツ(約80円)。とは言え、冷房の効いた所で「ほぼライブ」原稿を打ちながら、ゆっくりしたいので、スターバックスで朝食。
アイスコーヒーのLサイズとツナサンドで245バーツ(ほぼ1000円)と、バカ高い! 身分不相応なスターバックスに入ったのは、上海に続いて2度目。とんでもない価格だけあって、ツナサンドは具がギッシリ詰まって、パン自体も歯応え十分。日本では絶対に行わない贅沢。
それでは、バンコク市内に突撃
水上バスで「象の橋」まで
ホテルを9時15分に出て、市内中心部へと向かう。エアポートリンクで行っても良いが、ここは東洋のベニス・バンコック! ラムカムヘン駅の前にも、エアポートリンクの表示とともに、センセープ運河を進む水上バスの表示。メナムと呼ばれるチャオプラヤー川の水上バスには乗ったことはあるが、センレープ運河の水上バスには乗ったことがない。
ということで、ラムカムヘン駅の下を奥へと進み、水上バス乗り場へ。
水上バス乗り場に行くと、ボートが接岸していて、乗客が下船している。しかし、数歩歩いているうちに、ボートは岸から離れて既に加速中。接岸時間は10秒以内。
ボートを乗り逃がし、次のボートを待っていると、5分程で満員状態のボートがやってくる。接岸するや否や、5~6人の乗客が飛び降りる。乗客が降りきるタイミングでボートが動き出すので、慌てて離岸するボートの空いたスペースを見つけて、飛び乗る。何とか運河に落ちることなくボートのヘリ際に立つことが出来たが、身体の前面に掛けたバッグが何か変な感触。見ると、買ったばかりのスマホがバッグに繋いだヒッタクリよけのストラップにぶら下がり、水面ギリギリで揺れている。ストラップを付けていてヨカッた~!
ボートの長さは20m程度、前方と後方は椅子席で、中央部分が立ち席。すぐにボートのヘリを伝って車掌?が集金にやってくる。「ファ・チャン!(象の橋)」と伝えると、料金は15バーツ(約60円)。20バーツ札を差し出すと、揺れるボートのヘリに立ったまま、手際よく切符とオツリを返してよこす。
その間もボートは、センセープ運河の上を全力疾走。運河とは言っても、水面にはゴミが浮き、水の色もドス黒い、言うなれば「どぶ川」。ボートの先端では大きな水シブキが上がっているが、うまいこと左右に飛び散り、汚いシブキが客席に飛んでくることはない。
しかし、対向してくるボートとすれ違う際は別。対向するボートも左右に水シブキを飛ばしているので、こちらの客席に汚いシブキが飛んでくる。そのため、ボートがすれ違う際、船べりに座る(&立つ)乗客は支柱に取り付けられた滑車のヒモを引っ張り、船べりに取り付けられたビニールカーテンを引き上げて、シブキがかかるのを防ぐ。百聞は一見に如かず、動画でご覧あれ。
そんなボートに乗って約15分。センセープ運河線のターミナル埠頭であるプラトゥーナム埠頭に到着。目指すファ・チャンはココから1つ先のため、ここでボートの乗り換え。
ボートを降りるが、乗り換え方法が分からない。傍らに立っていた制服らしき姿の男性に「ファ・チャン?」と訊ねると、「ココで待て」との返事。その後も何隻かのボートが接岸するが、乗客は降りるだけ。5分ほど経過した頃に乗客が乗っていないボートが接岸し、先の男性がジェスチャーで「乗れ」と教えてくれる。急いでボートに乗ると、その男性も乗船。制服姿だったが、ボート会社とは関係のない制服だったよう。
ボートは、プラトゥーナム埠頭を出発して、3~4分後にはファ・チャン埠頭に到着。ラムカムヘン駅の裏からココまで約30分弱。エアポートリンクとスカイトレインを乗り継いで来るより早いかも?
埠頭の短い階段を上がって地上に出ると、そこは屋台が立ち並ぶ場所。もし、ココから水上バスに乗ろうとするならば、ちょっと分かり難いだろう。
屋台が立ち並ぶ場所を抜けると、ファ・チャン(象の橋)の下。階段を昇ってファ・チャンの上へ。見上げるとスカイトレインの高架。20数年前は欄干に小さな象の像(ダジャレ?)が埋め込まれていたファ・チャンも架け替えられたようで、欄干の外側に大きな像が並んでいる。
マーブンクロンセンター
ファ・チャンから向かうのは、数百メートル離れた懐かしのマーブンクロンセンター。マーブンクロンセンターの周辺は、スカイトレインの高架が行き交い、交差点の上は歩道橋でビルやスカイトレインの駅などがつながっている。いきなり連れてこられたら、何処だか分からないほどの発展ぶり。
交差点の上に架かる歩道橋に上ると、ちょうど10時。開店したばかりのマーブンクロンセンターへ、東急デパートの入口から入る。入口には金属探知ゲートがあるが、スマホやバッテリーなど金属類が入ったバッグを持ったままでも、難なく通過。拳銃くらいの塊でもない限り反応しない?(タイもアメリカ同様、銃社会です)
昔は、ブランド物のジーンズが3000円程度、ネクタイが500円程度、ということもあって、夏用の衣類はココで買い揃えたもの。そこで、ジーンズの1本でも買って帰ろうかと思い、ジーンズブランドが並ぶ売り場に行くと、いずれも1本2000バーツ(約8000円)以上! 普段、UNIQLOの安売りしか利用しない身には手が出せない価格。東急デパートでの買い物は諦め、雑多な店が並ぶエリアに移動することに。
東急デパートから出ると、フロアには金行(金製品の売買店)が立ち並ぶエリア。この光景は以前と変わっていないが、金とは無縁の身、早々にエリアを抜ける。
雑多な店の並ぶエリアへと移動するが、マーブンクロンセンターのオープン時間を30分ほど過ぎているにも関わらず、店の半分位は開店前。開店している店も、その多くが商品を店頭に並べたりで、ほぼ開店準備中という状態。こういうルーズなところも、because,This is Thailand!
そして、トイレに入ると、壁に掛かった自販機は・・・日本だったらティッシュだけれど。because,This is Thailand!
オリジナルキャップを作成
居並ぶ店舗は、いずれも以前の雑然さはなく、商品の陳列や内装なども洗練されている。カッティングシートを器用に切り抜き・張り合わせてオリジナルステッカーを作ってくれる店を探すが、あれだけ多かったステッカー屋は、もう見当たらない。
オリジナルステッカーを半ば諦めつつ、センター内を徘徊していると、INSTANT PRINTと表示された店が目に留まる。店内を覗くと、オリジナルの帽子を作ってくれるよう。他にも、カバン、Tシャツ、さらにはデザイン名刺やステッカーも作成してくれるよう。
店頭にいたお姉さんに訊ねると、オリジナル帽子の値段は400バーツ(約1600円)。こりゃいいや! とばかりに、ベースとなる帽子、字体や刺繍の色を選んで、注文。すぐにパソコンに入力して、紙に出来上がりサンプルを印刷。サンプルにOKを出すと、作業開始。一連の流れはスムーズで、やりとりは全て分かり易い英語。ちなみに、店頭で応対してくれたお姉さん、ちょっと声が太くて、胸の膨らみも全くナシ。スリムな体形は・・・男そのもの。タイの3次産業でよく見掛ける彼女(彼)たちは、体験上、いずれも頭が切れる!
刺繍作業は、コンピューター制御装置だが、最後の糸くず除去などは丁寧な手仕事。最後に店主らしき女性がチェック&仕上げの作業。
という事で、注文から20分程で出来上がったのは・・・本「micの週末海外旅行」のオリジナルキャップ!
さっそく、出来上がったオリジナル帽子を被り、マーブンクロンセンターを後に。泥棒市場と言われるクロントム市場に行こうと、マーブンクロンセンター前で客待ちしているトゥクトゥクに料金を訊いてみると、どう考えても100バーツの距離でもないのに「サンビャクバーツ!」などと言ってくる。一番安かった答えでも150バーツ(約600円)。もはや、バンコクのトゥクトゥクは半ば観光用。金額そのものより、ふっかけられた金額で乗車するのは自分の矜持に反する。
「世界で一番旨い料理」の昼食
トゥクトゥクとの交渉もバカらしくなり、目的地を変更。マーブンクロンセンターの前からスカイトレインに乗ってスラサック駅へ移動(運賃35バーツ)。
スラサック駅を出て、約1キロ歩いて向かったのは「クルア・アロイ・アロイ(美味しい美味しい台所)」。店は、シーロム通りからヒンズー教寺院脇の路地を入った所。歩道には、ヒンズー教寺院で捧げる花を売る露天商が並び、車道からでは店が見つけにくい。
クルア・アロイ・アロイは、欧米系のマスメディア(CNN)で「世界で一番旨い料理」と評価されたマッサマンカレーの名店。日本人客も多いのだろう、店頭には日本語の表示もある。時計を見ると12時で、昼食にはちょうど良い時間。
メニューを指差し、チキンのマッサマンカレー(100バーツ)、御飯(当然、タイ米。10バーツ)、それに水代わりのペプシコーラ(20バーツ)を注文。
ほとんどの客が注文するであろうマッサマンカレー。大量に作り置きしているのか、すぐにテーブルに出てくる。
「世界で一番旨い料理のお味は、どれほど素晴らしいか?」と期待しつつ口に運ぶと、「リンゴとハチミツ~♪♪」じゃないが、超甘口カレー。世界一と評価した人は、絶対に甘党。一応、完食はしたものの、2度と食うものか!
クロントム市場
激甘カレーの後は、改めてクロントム市場へ。シーロム通りでトゥクトゥクと交渉。マーブンクロンセンターからよりは距離が伸びてはいるものの、やはり言い値は300バーツ。距離が約5kmあることから、ファイナルプライスとして150バーツを提示したところ、隣で成り行きを見ていたドライバーがそれに応じる。
ということで、20数年ぶりにバンコクのトゥクトゥクに乗って、クロントム市場へ。
クロントム市場の手前でトゥクトゥクを降り、市場の通りを歩いて行くと、大勢の男が群がっている露店。近くに寄ってみると、売っているのは黒っぽい薄い紙袋に入ったモノ。商品の上には、その内容が表示された写真が掲げられているが、日本語のタイトルが書かれた女性の写真もあるし、中にはマッチョな男性2人の姿がプリントされた写真も。DVDかブルーレイディスクだろうが、絶対に無修正の海賊版。そんなものを真昼間の路肩で堂々と販売していることにチョッとびっくり。
しかし、その横には、無修正・海賊版ディスクよりもトンデモないモノがで売られている!付近を歩き廻ると、ソレを売っている露店が数軒。人間の一部を形取ったものだが・・・一般的には女性が使うのだろうけど(だけど、ココはタイランド!)・・・買っている人は見かけないが、店を出しているのだから・・・どんな人がココで買うのだろう? 女性はもちろん、男性だって「自分は××ません」と言っているようで、真昼間の路肩では買い難いはず!
※ 走ってくるバイクの右側の露店がその1軒! 写真を拡大すると、わかるかな?
そんな露店が並ぶ通りからクロトムセンターに入る。映画のDVDディスク(当然、海賊版)や衣類、子供用の玩具、飲食物などを売る店もあるが、圧倒的に多いのは、自動車関連用品・部品や工具を扱う店と、監視カメラやLED電飾部品を扱う店。
クロトムセンター内を一周する通路の両脇は勿論、その間に設けられた人ひとり歩くのがやっとという通路の両脇にもビッシリと店が並んでいる。自動車のアクセサリーを物色したが、コレ!と思うモノは日本語のパッケージだし、電圧計などの計器類は信頼性が今一つ欠ける。結局、何も買わずに、見て回るだけ。
クロトム市場に近くには、スカイトレインや地下鉄の駅はなく、一番近いホランポーン駅までは約2km。外はカンカン照りなので、客待ちしているトゥクトゥクと交渉。案の定、とんでもない言い値。行先を何カ所か変えつつ交渉した結果、ホランポーン駅まで100バーツ。それでも高いが、猛暑の中を歩くことと天秤にかけ、致し方なく了承。トゥクトゥクに乗ってホランポーン駅へ。
ホランポーン駅
ホランポーン駅は国鉄の駅。ここからタイ全土に向かって列車が行き来し、地方からバンコクに来た人々が降り立つ駅。以前は、そうした地方からの人々を当て込んだ職業斡旋業者が駅周辺に立ち並んでいた。LCCの台頭で航空料金が安くなったとは言え、いまだ貧しさの残る地方とバンコクを結ぶ交通手段の中心は鉄道(&長距離バス)。
駅の中に入ると、現代的なファーストフード店も出店しているが、床に座り込んで列車の出発を待つ人々もいて、雰囲気は正に昔の上野駅。
こんなところでカレーの「大食いチャレンジ」
ホランポーン駅の正面入り口の脇には、地下鉄駅へと続く階段。地下鉄で7駅目のペチャブリ駅へ。
ここでエアポートリンクに乗り換えるが、地下鉄とエアポートリンクは接続していないため、一旦、地下鉄の改札を出て、数百m離れたエアポートリンクのマッカサン駅に移動。ただし、移動は地下道と屋根のある歩道を通るため、雨が降っていても濡れることはナシ。マッカサン駅への昇り口の手前でタバコを一服、ふと前を見るとカレー屋。日本語で書かれた看板には「大食いチャレンジ」のメニューが表示。
2kgカレー完食で無料、4kgならカツカレー30食分のチケット進呈、6kgなら1万バーツ、8kgなら2万バーツ、最大の10kgなら4万バーツ(15万円くらい)の賞金。タイ人は小食のはずだったが、挑戦する人がいるのだろうか? それより、こんなバカげた事をわざわざ日本語で掲げるとは・・・何か事故でも起きれば、すぐに日本の評判に直結。
エアポートリンク
マッカサン駅からは、エアポートリンクに1駅乗って、ホテルの向かいのラムカムヘン駅へ。エアポートリンクのホームには無料のUSB電源もあるし、ホームの柵も完備。アジア諸国で建設されるインフラ設備を見るたびに、先行してたはずの日本のインフラの旧式さを実感。
とんでもないマッサージ
ホテルの前に戻った時刻は2時15分。財布の中身をチェックすると、まだ十分なバーツが残っている。タバコを一服しながら、何に使おうか考えていると、目に留まったのはファミリーマートの左隣にあるホテルと同じ名前のマッサージ屋。時間も少しあるし、最後の憩いの時間と思って、入店。しかし、これが下手クソで、しょっちゅう手が止まる手抜きばかりのマッサージ。おまけに何かと局部に触れてくる。マッサージが本業ではない?と思えて仕方のない店。店の選択を間違えた!
半ばイライラしながら、1時間のマッサージらしきものを受け、料金は300バーツ(約1200円)。マッサージ店を出て、向かったのは隣のファミリーマート。空港までのエアポートリンク代30バーツと駅で売っていた飲み物代35バーツを確保した残金で、ポッキー(12バーツ)とプリッツ(13バーツ)をお土産に計10箱ほど購入。
チェックアウトも一苦労
4時にはホテルの部屋に戻って、シャワーと荷造り。5時には、ビールの詰まった重いリックを背負って、チェックアウトのためフロントに向かう。
フロントのチェックアウトカウンターでは、欧米系の家族がなにやら手続き中、その後ろで待つのは中東系の男。空港の入出国審査をはじめ、あらゆる窓口では、インド・中東系の人の後ろには並ばないのが自分の旅の鉄則・・・だけど、開いているチャックアウトカウンターは1つだけ。
やっぱり鉄則は当たり! 中東系の男が手続きを始めたのは5~6部屋分のチェックイン。それもアーだコーだ言いながらのチェックイン。自分の順番が来るまでの約20分、イライラ続きで待つことに。
ようやく自分の番がきてチェックアウト。手続きは、部屋のチェックも含めて5分程で終了。そこでカウンターの女性スタッフに「チェックインの際にクレジットカードでディポジットした1000バーツは?」と確認。すると女性スタッフは書類の束の中からクレジットカードの伝票を探し出し、目の前で「キャンセル」のスタンプをポン! 確認しなかったら、どうなったことやら?
ホテルを出て、向かいのラムカムヘン駅へ。まずは自動券売機で空港までのトークンを買い、残ったバーツでフルーツサラダ入りのジュースを購入。
昔は飲み物がビニール袋に直接注がれたが、今やプラスティックの容器に入れた上でビニール袋に入れてくれる。このままエアポートリンクに乗ってしまうと、サイゴンに着くまでタバコが吸えないので、駅の1階に降りて、ジュースを飲みながらタバコを一服。そして、もう一服。
タバコを吸い終わり、改札を通ってホームへ。やってきたエアポートリンクの車両を覗くと、都心に向かう通勤電車並みの大混雑。リックを背中から降ろして手に持ち替え、何とか車内に潜り込む。
スワンナプーム空港
地下のあるエアポートリンクの駅からスワンナプーム空港2階の出発フロアーへ。チェックインは、既にウェブサイトで済ませていたので、荷物を預けて、ボーディングパスを受け取るだけで、スンナリ。預け入れたリックはスルーバッゲージで、受け取るのは成田空港。セキュリティーチェックと出国審査を済ませ、巨大な出発エリアへ。出発エリアに出たところの正面には、アンコールワットの壁面レリーフにも彫られている「乳海攪拌」の像。天使と悪魔の綱(蛇)引きで、蛇が巻かれた中央の軸が回転して、乳状の海を千年に渡って混ぜ、天地を創造したというヒンズー教の物語。
巨大なスワンナプーム空港の搭乗口はA~Dの4つのエリアに分かれてる。プライオリティパスのホームページを見ても、それぞれのエリア毎にファーストクラスとビジネスクラスのラウンジが設置されている。
サイゴン行きVN606便の搭乗ゲートはDエリアの4番ゲート。ラウンジは3番ゲートの前。隣のゲートの前ではあるが、4番ゲートからは200m以上離れている。行ってみると、ファーストクラスとビジネスクラスのラウンジが並んでいる。いくらどちらのラウンジにも入れるパスを持っているとは言え、エコノミークラスのボーディングパスを提示してファーストクラス・ラウンジに入るのは、小心者には気が引ける。
ということで、入ったのはビジネスクラス・ラウンジ。簡単な料理がオーダーできるキッチンもあるし、温かい料理やスナック類、それと酒類をはじめとした飲み物の種類も豊富。
僅かな時間ではあるが、サンドイッチをつまみにジョニーウォーカー・レッドラベルのソーダ割でひと心地。「ほぼライブ」における締めの投稿を打ち込み、サーバーに最後のアップ。
VN606便
搭乗したVN606便の使用機材は、近距離用のエアバス320ではなく、なぜか長距離用・ワイドボディのボーイング787。エアバスも含め、ワイドボディの最新機は機内スペースに余裕があり、ギャレーのスペースも広々。大型機での運行のため、搭乗率は50%程度。後方の席を選択したら周りは空席ばかり。
離陸した機内では、1時間という短い飛行時間ながら、サイゴンからバンコクに飛行した時と同様、機内食とドリンクのサービス。
タンソンニャット空港でトランジット
タンソンニャット空港に到着したのは10時近く。案内表示に従い、トランジット用のセキュリティーチェックに行くと、係員も含めて誰もいない。横のドアが開いていたので、中に向かって声を掛けると、係員がゾロゾロ出てくる。金属探知ゲートを通る前にズボンのベルトを外そうとしていると、「そのままで良いから、早く通れ」のひと声。そういえば、X線検査機に通すために靴を脱ぐスペースも無い。通常とは異なり、形だけのトランジット用セキュリティーチェック。
セキュリティーチェックを通過し、階段を昇って出国エリアへ。まずは喫煙ルームで一服してからラウンジへ。夜も遅いので、飲み食いしたのは、大好きな揚げエビ春巻6個と、白ワインをグラスで2杯だけ。
【本日の歩行数・2万4400歩】
第7日目です
成田行きVN300便の搭乗時間が近づいてきたのでラウンジを後にし、喫煙ルームに寄ってから搭乗ゲートへ。深夜というのに、搭乗ゲート前は大混雑。搭乗を待つ乗客は、日本人とベトナム人の割合が半々程度。
当然、搭乗した機内も満席状態。自分の席は中央列後方右側の33F。隣には70歳くらいの日本人男性2人連れ。キャビンクルーとの会話や動作を見ていると、悪い意味でパックツアー慣れしている感じ。深夜便にも関わらず、機内エンターテイメントの内容など、くだらないことで話が盛り上がっている。
離陸後、ドリンクサービスが始まったので、ウイスキーのソーダ割を3杯飲み干しながら、紙に「食事はいりません。寝かせておいてください。シン・カムオン!(Thank You)」と英語で書いてテーブルの上に。そのまま通路側のひじ掛けに寄りかかって寝付こうとするが・・・中央席のジジイがやたらと動き、ひじ掛けを超えてコチラ側に飛び出した肘が身体に当たる。おとなしいのは食事の時だけで、その後も頭から被った毛布をバッサバッサと何度も被り直すので、その度に毛布の端がコチラの顔に当たる。加えて、着陸後は飛行機が停止する前にもかかわらず、自分を乗り越えて、頭上の荷物入れから荷物を引き出そうとする有様。公共道徳が全く身についていない年寄り!こんな日本の恥さらしは、国外に出ていくんじゃネェ! こんなのを相手にしてもロクなことがないので、機内では終始イライラとウトウトの繰り返し。
朝の成田空港は空いており、入国審査も並ぶ必要なし。バゲッジ・クレイムでリックを引き上げ、税関ゲートへ。申告物無しのゲートには数人が並んでいるが、リックの中には大量のビール。申告物有りのゲートへ向かうが、すべて閉鎖中。大きな声で「申告物ありま~す」と叫ぶと、若い女性係官が「すみませ~ん」と言いながら走ってきてゲートをオープン。ビールを見せて、缶数を申告すると、係官が「こんなビールは初めて見ました」と言いながら、電卓で計算。表示を見ると5000以上の数字。睡眠不足の頭で「こんな税額が掛かるなら、何缶か放棄しないと・・・」と思っていると、表示された数字は課税対象の量(ml)だったようで、伝えられた税額は800円。窓口でキチンと納税。
成田空港からはバスに乗って東京駅へ。地下鉄に乗り換え、職場に着いたのは始業時間から1時間遅れの10時半前。そそくさと着替えて通常の職業生活に復帰。
今回の足掛け7日のTRIPも無事終了!
コメント
暑い時に食べるカレーは最高ですね!
カレーが食べたくなりました^_^
私、辛いのが大好きです。