期間:平成30年6月29日(金)~7月2日(月) 利用航空会社:ピーチ(諸費用込26310円) :立栄航空(諸費用込6630円) 往路:MM859便 (羽田05:55発・台北桃園08:25着) (羽田08:00頃発・台北桃園10:10頃着) :B7-8725便 (台北松山13:10発・台東14:10着) 復路:MM858便 (台北桃園20:40発・羽田00:55着)
micの職場では、「働き方改革」の一環ということで、「マンスリー休暇」と名付けられた毎月最低1日の有給休暇取得が義務付けられています。
5月の下旬、6月の休暇はいつ取得しようかナと思いつつ、カレンダーを眺めたら、6月30日は土曜日、7月1日は日曜日、その前後に6月と7月のマンスリー休暇を取得すれば4連休!
そのタイミングで、ピーチからセール開始のお知らせメールを着信。翌日からのセール開始を待って航空券を購入。ただし、セール対象の往路は1000円安くなったものの、復路は1000円値上がっていて、差し引きゼロ!
ということで、以前から気になっていた台湾東部を周るTRIPに行ってきました!
なお、台北から台東への航空券は、外国人限定割引チケットをKKDAYから購入しました。
羽田発のピーチ859便は大幅遅延
午前3時にセットしていた携帯アラームが鳴り、起床。まずはスマホで羽田空港国際線駐車場の混雑状況を確認。状況は「空」だ。 午前3時半に自宅を出て、マイカーで羽田空港に向かう。早朝ということもあって30分で到着。
車を駐車場に停め、連絡橋を通って国際線ターミナルに渡り、エスカレーターで3階の出発ロビーへ。
出発ロビー右端にあるピーチのチェックインカウンターはすでにチェックインを開始しており、台北行のカウンター前には数人が並んでいる。
順番がきて、カウンターにパスポートを提出。座席は事前に指定してあるので、ボーディングパスをもらうだけ。すると、出発時間が5時55分の出発時間が7時10分へと、1時間15分遅延する旨を告げられた。
スケジュールどおりなら、台北から台東に向かう国内線への乗り換え時間には、市内で朝食を採ってから散歩できるほどの余裕があるのだが、散歩の時間は取れなくなりそう。
保安検査を通過し、出国ゲートに向かう。出国ゲートでは20人くらいが係官の審査を待って並んでいる。そこで、先日に登録しておいた自動ゲートを初めて通る。ほかに自動ゲートを通過する搭乗客もいないのでスイスイ通過。手続き操作もカンタン。
自動ゲートでは出国スタンプが押されないので、ゲート通過後に有人ゲート脇の事務所でスタンプを押してもらう。これは万一の際、保険会社等に出国日を証明するため。
免税店でタバコを購入してから4階のTIATラウンジへ。搭乗開始時刻までは約2時間。スマホでYAHOOニュースをひと通り見た後は、着陸してくる航空機を眺めて時間を潰す。
これまでピーチには3回搭乗したが、いずれも109番ゲート辺りのボーディングブリッジから。しかし、今回、指定された搭乗口は1階に降りたバス乗り場。飛行機はいわゆる「沖停め」のようだ。ちょっと早めにラウンジを出て、出発時間の30分前までには搭乗口へ移動。
搭乗口の前には、すでに多くの搭乗客が集まっている。付近のベンチは埋まっているので、少し離れたベンチに腰掛けて搭乗が始まるのを待つ。
しかし、搭乗開始時間の6時40分を過ぎても、搭乗開始の気配はない。10分、20分、30分、と時間が経過し、出発時間を過ぎた頃に見慣れた制服を着たグループが登場口にやって来た。そう、本日の台北便のクルーである!
クルーがバスに乗り、搭乗口を後にしてから30分ほど経ち、ようやく搭乗客のバスへの案内が始まった。しかし、バスの台数は2台だけ。自分も含め、バスに乗り切れない搭乗客はバスが戻ってくるのを待たなくてはいけない。
結局、航空機に搭乗したのは8時前! 約2時間遅れで、羽田空港をTAKE OFF!
こりゃ、桃園空港から朝ごはん抜きで松山空港に向かうことになりそうだ!
台北・桃園空港に到着
航空機は順調に飛行し、機内で購入したハイボール2缶を飲んで少しウトウト。
桃園空港に着陸して、ターミナルビルに入ったのも約2時間遅れの10時過ぎ。
急ぎ足で前を歩く人を追い越しながら、入国審査場に向かう。早朝に比べて到着便も多いようで、入国審査場の列も長めだ。
列は途中から入国審査ブース毎に分岐するが、この時、どの列に並ぶかが肝要だ。入国カードに宿泊先を記入していなかったり、指紋採取や顔写真撮影にモタモタするような人、さらには台湾入国に問題のある人の後ろに並ぶと、大幅に時間がかかる(目の前でこうしたケースに遭遇し、15分くらい待たされた経験がある)。日本人の場合、パックツアーで来ていると思われるグループの後ろは避けた方が賢明。また、欧米系の旅行客の入国審査は比較的スムーズのようだ。
入国審査の列は比較的スムーズに進んだ。機内持ち込みの手荷物と共に、税関ブースの前を素通りして、到着ロビーに出たのは10時30分頃。
まずは、ロビーはずれの外にある喫煙コーナーで一服(この一服が、この後に高くつく)。
だんだんヤバくなってきた!
タバコを吸って、次に台湾ドルを入手のため、ATMに向かうと3人ばかりが並んでいる。
その後に並んだものの、ATMの操作を何度もやり直す男、キーで必要額を入力すれば1回で済むのに画面表示の最高額(1万ドル)を4回も引き出す女。
中国ではスマホ決済が進んでおり、ほとんどの人民はATMから現金を引き出すことに不得手のようだ。ATMから台湾ドルを手に入れるまで20分程度を要してしまった。タバコを吸う前に並べば良かった!
現金が手に入り、悠々カード(交通系プリペイドカード)にチャージ。
到着ロビーにある中華電子のSIM販売カウンターは混んでいたので、出発ロビーに向かう通路にある中華電子のSIM販売カウンターで5日間300TドルのSIMをスマホに装着。
さぁ準備完了!とばかりに1階のバス乗り場へ。しかし、松山空港に行くバスは出発したばかり。次のバスの時刻を見ると、11時30分発。所要時間は1時間とのことだが、金曜日なので渋滞も考えられる。そうなると12時40分のチェックイン締め切りには間に合いそうもない。
急いでMRT乗り場に移動。悠々カードをタッチしてゲートを通過、ホームに駆け下りる途中で台北行MRTが停まっているのを発見。しかし、あと一歩のところでMRTのドアは閉まってしまった!
結局、乗れたのは11時32分発のMRT。
車内で、台北駅から松山までのMRTの経路・時間をスマホ(transit)で検索・・・広い台北駅地下街を移動する時間を考慮すると、MRT松山駅到着はチェックイン締め切り3分前・・・ダメだ!
次に、台北駅のタクシー乗り場を調べる・・・MRTを降りてから10分程度はかかりそう・・・イロイロ調べた結果、MRTの台北駅地下街とは反対側にある改札口を出たところにも小さなタクシー乗り場があることが分かる。ただし、常にタクシーが停まっているとは限らないらしい。
これに賭けよう!
なるべく目的の改札口に近ずくようにMRT車内を移動。台北到着後、タクシー乗り場に向かってエスカレーターを駆け上がる。
いた!2台停まっている! 案内係のおばちゃんが何か目的地を聞いているようなので、MRT車内でメモ用紙に書いておいた「松山駐機場」を見せて乗車。
タクシー車内では、Google mapを起動。松山空港への道路上に渋滞は見られない。途中、高速道路を通り、Google map上でも松山空港にグングン近ずくのが分かる。何とか間に合いそうだ!
チェックインに間に合った!
タクシーはチェックイン締め切り5分前の12時35分に松山空港に到着。チャックインに間に合った~!
チェックイン終了後、汗ばんだ体で保安検査場を通り、搭乗待合室のベンチに腰をおろすと、しばし放心・脱力。
航空機への搭乗が始まったのは、KKDAYから「10分早まりました」と電話連絡を受けていた定刻を15分過ぎてから。
歩いて航空機に向かうと、滑走路の向こうに台北のビル群が良く見える。
搭乗したのは、立栄航空(エバ航空系列)のATR。5枚のプロペラが付いたエンジン2基を搭載。普段はトイレに行きやすい通路側の席を選択するのだが、飛行時間も短いので窓側を選択。
ATRは軽快なエンジン音を響かせながら離陸。眼下では台北市街が過ぎ去っていく。
程なくして、ATRは東海岸上空に到達し、海岸線に沿って南下する。雲も切れて、眼下の海岸線も良く見える。
台東が近ずくと、ATRは海岸線から沖合へと方向を変える。すると見えてきたのは今回のTRIPの目的地の一つである緑島。
その後、ATRは、緑島を左に見ながら、ゆっくりと旋回。飛んできた方向とは反対側から滑走路に侵入するようだ。眼下には、のどかな田園風景。走っている車も見当たらない。
無事、台東空港に着陸。ATRを降りて、歩いてターミナルに向かう。
台東空港は、ATRから降りた乗客が過ぎれば、ほとんど人を見かけない程、ひっそりとした空港。ターミナルを出ても、バスとタクシー数台が見えるだけ。 などと感じながら、写真を撮っていたら、バスは出発してしまった!
バス停に行ってみると、次のバスまでは約1時間。仕方ないので、タクシー乗り場に行き、目的地のホテルを告げると、料金は250Tドル(約925円)とのこと。メーター制ではないみたい・・・だけど、地図で見た距離の割には高い。別のタクシーに訊いても同じ料金が返ってくるので、「空港料金」と自分を納得させ、タクシーに乗車。
MELODY HOTELにチェックイン
タクシーは市内をスイスイと走る。台北とは打って、交通量は変わって少ない。
15分程でagodaで予約してあったメロディーホテルに到着し、チェックイン。
Agodaのサイトでは、1階にバーが見られたが、形跡は残るものの、どうも廃止されているようだ。
部屋に入ると、割ときれいで、丁度良い広さ。ただし、窓から見えるのは隣のビルの壁だけ。
MELODY HOTEL 1泊2792円
第2日目の船便の予約をお願いする
荷物を置いて、再びフロントに出向く。翌日、緑島に行く船の予約をお願いするためだ。
緑島に行く船は、台東市の外れにある漁港から出るのだが、その船会社の一つである天王星海運は運航スケジュールを2~5日にホームページで公表している。日によって、終日運休、2往復、3往復、とバラつきがあるが、旅行客の多い土曜日ということもあって、5日前に4往復のスケジュールが発表されていた。
運航スケジュールを印刷し、希望する往復便に印を付けて、フロントに予約電話をかけてくれるよう、お願いする・・・フロントのお姉さんは英語がほとんど出来ないようで、スマホアプリを通して帰ってきた答えは「後でする」というもの。とりあえず、運航スケジュールを印刷した紙を渡して、街歩きに出発。
台東市内を散策
ホテルから5分程歩いて、鉄道文化村に行くが、ほとんどの店は開店準備中のため、その先にある鯉魚山公園に行く。
将棋のようなゲームをしている人々を横に見ながら公園の丘を登っていくと、何やら歌声が聞こえてくる。丘を上がった所では、カラオケ協会というような名前が書かれたワゴン車が停まっており、その車に設置されたカラオケ機器を使って10人くらいの男女が野外カラオケに興じている。また、その先では、掘っ立て小屋のようなステージで別なカラオケも興じられている。
カラオケの歌声を聞きながら、鯉魚山公園を散策。中国式の建物や塔が見える。塔の1階には何か神様が祀られている。
鯉魚山公園を出ると、付近には果物やお菓子を売る屋台があった。すると、お腹がグ~。そういえば朝から何も食べていない! 焼き菓子とアイスティーを買って(各45Tドル、約170円)、鉄道文化村のベンチに座って食べる。甘いはずのお菓子だが、アイスティーがものすごく甘いので、あまり甘さを感じない。「すきっ腹にまずい物なし」との格言どおり、おいしく頂く。
台東観光夜市へ
一旦ホテルに戻り、頼んでおいた船の予約の状況を聞くが、スマホを通じて帰って来る答えは相変わらず「後で」。
仕方ないナーと思いつつ、歩いて数分の台東観光夜市に向かう。
夜市に入ると、料理を売るテーブルとイスを備えた屋台、奥に進むと、焼肉やフライドポテト、フルーツなど立ち食い出来る食べ物を売る屋台、さらに進むと金魚すくいや輪投げなどのゲーム。
ブラブラ歩いていると「たこ焼き」と書かれた屋台が目に入る。焼いているのはテニスボール大の「たこ焼き」で、具はタコではなく、エビやイカ、フィッシュボールにブロッコリー。
一つ(確か50NTD?)買うと、紙コップに入れてくれた。クシが2本付いてきたが、箸と違って食べにくい。紙コップの中でバラバラに崩し、クシ2本で口に流し込む感じ。
お味の方は、ソースがかかっている訳でもないので薄味で、率直に具の味を味わう感じだ。
「たこ焼き」の入っていた紙コップとクシ2本を屋台のオジサンに返して、陽もすっかり落ちたので、再び(三度?)鉄道文化村に向かう。
夜の鉄道文化村では灯篭が点灯
陽も沈んだ鉄道文化村では、レストランや手工芸品を売る屋台が開店して、訪れる人もそれなりに増えていた(といっても200人位?)。 文化村の一区画では灯篭が点灯されていて綺麗! 灯篭に描かれているのは、子どもが描いた絵のようだ。訪れた人の多くは写真を撮っている。
鉄道文化村を散策した後、鉄道文化村に隣接するビル1階の食堂に入り、ビール1本に焼き鳥と野菜炒めの夕食を採る。しかし、焼き鳥に掛かるタレが甘すぎてビールに合わない。薄い塩味の野菜炒めの方が旨かった!
翌日の船便予約はどうなった?
ホテルのフロントで船便予約の件を聞くが、相変わらず要領を得ない。
半ば諦めて部屋に戻ると、電話が鳴り、かけてきたのは明らかに英語ができる女性。話を聞くと、船便の予約は出来たそうだ。翌日の発券方法などを詳しく聞きたいが、あいにく小生は電話で詳しく聞けるほどの語学力を持ち合わせていないので、ロビーで説明してくれるようにお願い。
ロビーに降りていくと、中年の女性スタッフが待っていた。話を聞くと、予約してくれた船はちょうど良い時間の便だし、彼女が乗船券を入手してくるとのこと(この時はそのように理解)で、一安心。加えて、彼女は「20時半から食堂で夜食を無料提供するので、是非訪れるように」とも御案内。
金門コーリャン酒はうまい!
ホテルのロビーの横には、簡素なお土産販売コーナーがあり、そこでは金門高粱酒が販売されていた。
一般的に台湾のレストラン・食堂で酒を飲もうとしても、出てくるのはビールだけというケースが多く、アルコール度数の高い酒を飲む機会は少ない。
金門高粱酒については以前より存在は知ってはいたが、実際に目にするのは初めて!
ここでは、アルコール度数の異なる2種類は売られていて、度数の少ない38度のハーフサイズ瓶を購入。価格は250NTD(約930円)。
部屋に戻るなり、早速、水割りを作って、一口・・・うまい! イメージしていたような癖もなく、わずかな渋味、スッキリした飲み口! ストレートで飲んでみても旨い!
金門高粱酒をチビチビ飲みながら、時計を見ると21時。高粱酒を片手に食堂に向かい、すでに宴会状態となっている団体客の脇で、煮物を肴に一人酒。
更に、部屋に戻ってからも、金門高粱酒の水割りをグビグビ!!
結構な量のアルコールが脳内を駆け巡りだしたので、チョッと早いけど、今晩はもう、オヤスミナサイ!
【第1日目の歩行数:1万7300歩】
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