44時間、上海お散歩【第2日目】

第2日目(12月16日)

地下鉄に乗って、阿大碗麺で朝食

起床は7時。日本時間だと8時なので、ゆっくり休んだ感じ。

身支度を終え、バンドを通って南京東路駅へ。まずは駅構内のサービスカウンターに行き、覚えたての北京語で「ウォ・シャン・マイ・イーティンピョウ(1日パスを購入したい)」と言ってみると・・・カウンターのオバチャンは頷いて、一言「シーバー(18)」。 地下鉄の1日パスを18元(約310円)で購入。これがあれば、乗車の度にチケットを買う手間が不要。

1日パスを手にし、10号線1駅目の豫園駅まで乗車。豫園駅からは5~600m程離れた場所にある「阿大碗麺」まで歩く。土曜日の朝ということもあって、交通量は少ない。

「阿大碗麺」に行くと、入口横には道路に面した窓口。ここで食券を買うようだ。

窓口のオジサンに、スマホに入力してあったメニューを一つ一つ指し示して「ヨー・メイヨー?」と、料理があるかどうか訊いた上で、キノコ麺と焼小籠包を注文。代金を支払うと、色の付いたプラスチック札を2枚よこしてくれるが、その際、1枚は窓口隣へ、もう1枚は店内の厨房へ、それぞれ渡すことをジェスチャーで示してくれる。

窓口の右側を見ると、道路に面した場所で焼小籠包を売っている。直径50㎝位の円形の鉄板の上でいくつもの小籠包が焼かれており、プラスチック札を渡すと、そこから皿に4つ乗せてくれる。

焼小籠包の乗った皿を手に店内へ。空席に焼小籠包を置いて、客席から丸見えの厨房にプラスチック札を出す。厨房や他の客の動きを見ていると、厨房から出来上がった料理の名前が叫ばれて、客が取りに行く、というシステムのようだ・・・が、何を叫ばれても、自分は理解不能。

仕方ないので、厨房から目を離さずにいる。台の上に碗を置きながらコッチを向かって何か叫ぶので、台の前に行くとキノコの入った麺。調理時間は札を出してから3~4分といったところ。

キノコ麺を席に運んで朝食開始。焼小籠包は周りの生地が詰まっていて噛み応えがあり、これだけでも朝食としては十分。味の方も薄味の肉まんといった感じで、マアマアのお味。一方、キノコ麺は薄味の醤油拉麺の上に何だか分からない数種類のキノコ。八角のような独特の香りが少しあるが、こちらもマアマアのお味。

茸麺10元、焼小籠包4個6元

豫園

朝食を終えて店外に出ると、いかにも中国風といった豫園の赤い建物が見えるので、立ち寄ってみる。中国式の建物が建つ合間に庭園があるという観光地。

朝9時ということもあって、表通りに面した店の多くは閉店しているが、建物に囲まれた敷地に入ると、ほとんどの店が開店している。庭園はあるにはあるが、その実態は土産物屋を中心としたショッピングセンター。


観光客がまばらな豫園の中をぶらぶら歩きながら、土産物屋を覗いてみるが、売っている物は菓子や茶といった食品が多い。

池の側には南翔饅頭店の本店。鼎泰豊と並んで小籠包の有名な店だが、ここだけは土曜日ということもあって、既に店の外まで人が並んでいる。

お土産はポッキー

豫園の中を30分程度散策して外に出るとコンビニ。店内を覗いてみると、グリコのポッキーが売っている。それも日本では見たことの無いポッキー。プリッツのコーティング味がバナナ、ホワイトチョコ、アーモンド粒入りチョコ、チョコケーキ、等々。

箱を手に取って見ると、製造は上海グリコ。日系企業の製品なら安心ということで、職場へのお土産に計10箱を購入。お値段は1箱5.5~6.5元(約95~110円)。

※これが思った以上に職場でウケました。

ホテルをチェックアウト

豫園の中を30分程度散策し、地下鉄に乗ってホテルに戻ると、10時過ぎ。バックにポッキーを詰め込み、使い捨てるはずだった下着や靴下の入ったコンビニ袋を緩衝材にして、荷物をまとめる。

チェックアウトは11時過ぎ。チェックインの際に預けたVISAカードの空伝票を破り捨てて、新たに昨晩の夜食代が記載された伝票にサイン。

バックを手に、ホテルを出て、バンドに続く鉄橋を渡るが、鉄橋の歩道の先には結婚衣装を着たカップルが?? 近づいてみると、カップルの正面にはカメラマンや助手、レフ板を持った照明係。中国では結婚記念のアルバムを作る習慣があることを聞いてはいたが、その撮影のようだ。それにしても、脇を通り過ぎる通行人に構わず、大胆にポーズを取って撮影している。バンドを見ても、数組のカップルが撮影中。

春秋旅遊の赤いオープントップバス

撮影に夢中なカップル達を横目に、バンド沿いの道路に出ると、オープントップの赤い2階建バスが停まっている。側面には「CITY SIGHTSEEING」「都市観光」と書かれている。

この春秋旅遊の観光バス、ネットで事前に調べた1日乗車券の値段は30元だったが、バスの横に立つ係員が提示する料金表に記載されているのは全て他のアトラクションが含まれた料金のみ。その中で一番安いのが、黄浦江を渡る船と観光トンネルのそれぞれ片道チケットが付いて90元(約1530円)の1日乗車券。もう少し贅沢な「ビッグバス」に乗ろうかとも考えたが、ビッグバスの1日乗車券は100元のため、この90元チケットを購入。

係員からパンフレットと安っぽいイヤホンを受け取り、2階席の最前列に着席。座席脇のジャックにイヤホンを差し込み、チャンネルを回して日本語を選択。イヤホンからはバンド沿いの建物の説明が流れる。

程なくバスは発車。イヤホンからの説明を聞きながら風景を眺めていると、5分程でバスは船着き場前で停車。距離にして1㎞程度。ここで次に来るバスに乗り換えるとのこと。

次のバスがいつ来るか分からないし、浦東地区も散策してみたいので、バスを待たずに船着き場へ。窓口で1日乗車券を提示すると、船のチケットを渡される。

桟橋に出ると、すでに大勢の人々が船を待っている。対岸からの船が着岸し、乗ってきた客が降りると、乗船開始。すると大勢の人々が我先にと乗船口へ駆け込む。船内に入ると、ガランとした船内に設置されている座席は数席のみ。どうやら、この数席を巡っての駆け込みのよう。


船は5分程で対岸に着岸。香港のスターフェリーと同程度の所要時間だが、潮風に吹かれながら街並みを眺めつつ海を渡るスターフェリーのような旅情は感じられない。

バスは停まってばかり

船着き場から出ると、駐車場には赤いバスが停まっている。乗車して約15分、ようやくバスは出発。この間、イヤホンをジャックに差し込み、チャンネルを回してみるが、音声案内は一切聞こえず。イヤホンの故障かとも思い、持参したイヤホンを差し込んでも同じ。

バスは高層ビルの間を走る。オープントップなので、頭上にそびえ立つビルが良く見えるが、それにしてもバカでかいビルばかり・・・などと感じていたら、またしても5分程走った東方明珠電視塔前で乗り換えとのこと。

東方明珠電視塔の前で待つこと約20分。ようやく浦東地区を周回するバスがやってきたので、乗車。このバスも音声案内は聞こえない。

乗車したバスは浦東地区の高層ビル街を走り抜ける・・・そして、本当に走り抜けて、黄浦江の下を通るトンネルに入ってしまった。どうやら、係員に浦東地区を周回するバスだと案内されたのは人民広場行のバスのよう。上海の暗黒街を象徴する「大世界」(※現在は工芸館)の前を通過して、乗車から15分程で人民広場のバス停に到着。ここで、3度目の乗り換え。


さすがに、オープントップ席に座っていた身体が冷え切っていたため、乗り換えたバスでは1階の席に着席。今度のバスはイヤホンから案内音声が流れる。音声案内を聞きながら、南京路を進む。しかし、20分程走った新世界大丸前でバスは停車。運転手はバス停の女性係員と話し込んでいる。

バスが出発すれば5分程で到着するバンドで降りて、バンド前の公園トイレに入ろうと思うが、バスは一向に出発する気配がない。そうこうする内に、尿意が強くなってきたので、バスを降りて、新世界大丸に入る。日系デパートならばトイレがあるはず!

トイレに間に合わず、大失敗!

新世界大丸に入り、1階でトイレを探すが見当たらない。そこで螺旋状のエスカレーターで2階に上がると、トイレの案内が。ただし、その場所は現在地とは反対側。尿意をこらえてトイレに向かうが、こらえ切れず、漏れ出したオシッコは止まらない。パンツはビショビショ。防寒のため内部がコーティングされたジーンズを伝って靴の中もビショビショ。

そんな状態でトイレへ急ぐ。トイレにたどり着くと、床も含めて内装は東京のホテル並みのキレイさ。個室には荷物用の棚もある。助かった~!

バッグを棚に置き、靴、靴下、パンツ、ジーンズを脱いで、下半身はスッポンポン状態。バックの中からウエットティッシュを取り出し、身体をぬぐう。続いて、湿った床をトイレットペーパーでぬぐい、キレイな状態へ。濡れた靴下とパンツはコンビニ袋に入れて、ごみ箱へ。使い捨てるはずだったパンツと靴下、そしてパジャマ代わりに持ってきた薄手のウォーキングパンツ(長ズボン)をバックから取り出して着用。便座に座って、靴の中敷きを外し、靴の中をトイレットペーパーで可能な限りぬぐう。多少湿ってはいるものの、なんとか履ける状態に。最後にジーンズの内部コーテイングをトイレットペーパーでぬぐって、コンビニ袋へ収めて、バックの中に。これで復活! しかし、もっと早くトイレを探すべきだったと改めて後悔。

どうせ乗るなら、ビッグバス!

新世界大丸を出る。寒空の下でのオープントップバスは、もう懲り懲り。第一、春秋旅遊バスは停まってばかりだ。11時過ぎからの2時間で、正味30分程度しか乗車していない!
どうせ乗るならば、ビッグバスにすべきだった・・・などと思いつつ、目の前のスターバックスに入り、暖かいコーヒーで体を温めながら、どこに行くか思案。地下鉄で行ける場所ということで、「田子坊」に行ってみることに。

田子坊

南京東路駅から地下鉄2号線に乗り、世紀大道駅で9号線に乗り換えて、打浦キョウ駅へ着いたのは2時半過ぎ。まだ陽も高い。

駅から地上に出ると、駅前の道路の向こう側に「田子坊入口」の看板。細い路地を入っていくと、道の両側にはお洒落なブティックやカフェ、その合間にはキャラクター商品(海賊版?)などを売っている店舗。原宿の竹下通りといった雰囲気。


表通りから数本延びる道を小道が結んでおり、アチコチで道が分岐したり、折れ曲がっている。そうした道を行ったり来たり。1軒の土産物屋の店頭にはマグネットシール。万里の長城などの風景や中国的な柄がプリントされたものもあるが、中には「共産主義革命万歳」といったようなプロパガンダが労働者の絵と共にプリントされたものも。一瞬、買ってみようかとも思うが、「こんなもの貼っていたら、自分の頭の中身を誤解されてしまう」と思い止まる。

香扇閣でマッサージ

人で込み合う田子坊を小一時間散策した後、瑞金二路を准海中路方向に約1km歩いて「香扇閣」へ。

店内に入ると、受付には日本語が併記されたマッサージのメニュー。ここでも英語が通じる。シャワーを使用できるか訊いたところ、「シャワーが使えるのはオイルマッサージのみ」との答え。結局、オイルマッサージの約半額である1時間140元(約2400円)の中国式マッサージを選択。

受付横で湿った靴を脱ぎ、暖房の風が当たる場所に置いて、ロッカールームへ御案内。ここで術衣に着替えて、施術室へ。薄暗い施術室には施術台が5台ほど並んでおり、その1台には先客。

GoogleTranslatorを起動させ、「ヘルニアがあるので腰は揉まないで」「たくさん歩いたので、脚を中心に揉んで」と、いつもの注文を北京語で伝える。

中国式マッサージといっても、その内容は日本のマッサージと変わらない。施術するのは小柄なオバちゃんだが、チカラ加減も程よく、脚の疲れが抜けていく。気持ち良さの中で、少しウトウトしていると、1時間の施術は終了。

ロッカールームで着替え、雨に降られた際の予備に持ってきた靴下を着用。湿っていた靴下はごみ箱へ。暖房の当たる場所に置いておいた靴も乾いている!

南翔饅頭店で早めの夕食

香扇閣を出ると、時刻は5時過ぎ。辺りも薄暗くなっている。瑞金二路を数百m歩いて、准海中路に。東京の銀座通りに相当する准海中路は、その両側に立ち並ぶショッピングビルの照明も沙流ことながら、街路樹全体がLED照明で飾られてキラキラしている。そういえばクリスマスが近い!

准海中路を行き交う人の流れを掻き分けて、地下鉄13号線に一駅乗り、南京西路駅へ。駅から地上に出ると、既に夜。2号線寄りの出口、つまり駅の反対側へと向かう。

駅前のビルの2階には「南翔饅頭店」のネオンサイン。少し早いが「この時間帯なら混んでいないだろう」ということで、ビルに入って2階へ。


南翔饅頭店の前に立つと、外からガラス窓越しに厨房が見える。店内も、客はいるものの、さほど混んではいない。入口で指を1本立てて、一人である旨を伝える。


案内された席に座ると、英語が併記された写真付のメニューが出される。北京語が読めない者には有難い。有名店ということで外国人慣れしている。

メニューの写真を指さしながら注文したのは、看板メニューの小籠包を普通(22元)のと蟹肉入り(32元)の2種類、そして蟹味噌スープの入った饅頭(22元)、上海やきそば(25元)、それに青島ビール(18元)。少し量が多いが、昼食は採っていないので、食べ切れるだろう。

※メニューではなく、注文票です

メニューに「青島小白金」と記載されていたチョッとプレミアムがかった青島ビールを飲んでいると、スープの入った饅頭が出てくる。饅頭に差し込まれたストローには、中・英語で「熱いので注意」と書かれた札が付いている。恐る恐るストローを吸ってみると、スープは激熱。お味の方は、蟹味噌の出汁が効いていて「旨い」の一言。


スープをチビチビ吸っていると、小籠包2篭と上海やきそばが出てくる。食べるペースを考慮して料理を出す鼎泰豊とは異なり、こちらの店では出来たものをドカッと出す方式。


小籠包は1篭に8個入りで、皮が厚くてモッチリしている。中の具も一杯に入っていて、それぞれ豚肉の味、蟹肉の味がしっかり付いている。食べ応えがある小籠包。薄皮で、中の繊細なスープを味わう鼎泰豊の小籠包とは対極。上海焼きそばも、麺はモチモチ。味は醤油味が濃いが、別の調味料の味も強めで、バランスはとれている。スープを飲み終えた饅頭の皮も味が滲み込んでいて、蟹味噌味を2度楽しめる。旨い!

たっぷり食べて、腹いっぱいになったところで、お会計。料金は計119元(約2000円)。鼎泰豊と違って特段のサービスは無いので、当然、サービス料も無し。

バンドの夜景を眺めて、時間潰し

南翔饅頭店を出て、時計を見ると、6時半。まだ、空港に行くには早いので、もう一度バンドからの夜景を眺めることにする。

地下鉄2号線を1駅乗って、南京東路駅で降り、バンドに向かう。天気も良い土曜日の夜ということもあって、南京東路は歩道一杯にバンドに向かう人の波。初詣の参拝道のよう。雑踏のアチコチから、いろんな言葉が聞こえてくる。もちろん「オカーサン待って~」「こっちで良いんだよな」などといった日本語も。

人の波に乗ってバンドに着くと、人で一杯。天気が良いので、夜景の写真を撮り直す。

外為専門銀行だった東京銀行(現・三菱UFJ)の前身「横浜正金銀行」のビルも綺麗だ・・・今は「中国工商銀行」のビルとなっているケド。

バンドの夜景を楽しむ人々の一角では、夜景をバックに結婚アルバムの撮影にいそしむカップルと撮影スタッフが数組。撮影に良い場所は限られているので、一角に集中しており、カメラからのカップルへの写線も交差。

そんなバンドで、約1時間ブラブラ。身体も寒くなってきたので、南京東路駅に戻ることにする。南京東路はバンドに向かう人の波で逆行できないので、裏路地を歩く。コンビニがあったので、中を覗くと、エビ味とピザ味のグリコ・プリッツが売っている。バックのスペースと財布の中身に若干の余裕があったので、数箱購入。

浦東空港に行く地下鉄2号線は、途中で乗り換えが必要

浦東空港に向かうべく、8時頃に南京東路駅から2号線に乗車。空港に向かう地下鉄なので、車内は結構な混雑、大きなトランクを持った人も多い。たまたま席が空いたので、バッグを抱えて座ることが出来たが、数駅先で乗客はぞろぞろ下車。浦東空港はまだ先だが、この列車の終点。

ホームで待っていると、人の乗っていない始発列車が到着。その列車に乗って浦東空港へ・・・それにしても、終点の浦東空港に行く人が多い2号線なのに、途中で同じ2号線を走る始発列車に乗り換えなくてはならないとは? 理解不能!

浦東空港

浦東空港に到着するが、チェックインが開始される10時30分まで1時間半以上。財布の中も寂しくなっていたので、空港コンコースにあるマクドナルドでコーラを買って、スマホでYAHOOニュースを見ながら、時間調整。

ピーチのチェックインカウンターは分かり難い!

チェックイン時間が近づいたので、出発ロビーに向かう。各チェックインカウンターの上には各航空会社の名前が表示されているが、桃色のピーチの表示は見当たらない。ロビー外れの椅子に座ってしばらくすると、どこからか「ピーチのチェックインが始まった」との日本人乗客らしき言葉が耳に入る。

行ってみると、ロビーの床に「ピーチのチェックインはココ」との看板が置かれている。しかし、チェックインカウンターの上にはピーチの表示はなく、航空会社ではない見慣れぬ表示。どうやらチェックイン代行会社の模様。

事前に座席は指定してあるし、預け入れ荷物も無いので、チェックインではパスポートを提示してボーディングパスを受け取るだけ・・・と思っていたら、機内持ち込み荷物の重さを計られる。重量は8kgと、制限の10kg以内(平成30年秋から7kgに改定)。

中国発の飛行機は火気持ち込み厳禁です!

セキュリティーチェックの手前で、スマホや財布等、パスポート以外をバッグに一時収納。X線検査装置にはバッグとコートのみを通せば良いようにしておく。その甲斐あって、セキュリティーチェックはスンナリ通過。

先ずは、ボーディングゲートの場所を確認。ボーディングパスに記載されたD73ゲートは、セキュリティーチェックを抜けたターミナルのほぼ中央。近くの階段を昇ったら所にある喫煙所に向かう。

喫煙所のドアを開けると、そこはターミナルビルの外。周りはパンチングされた鉄板で囲まれているが、屋根は無く、灰皿の置かれた場所の上だけビーチパラソルのような傘が備え付けられている。

さて一服!とばかりに、壁に備え付けられたらライターで火を着けようとするが、ライターの火が点らない。習慣とは恐ろしいもので、手が勝手にポケットへ。取り出した自分のライターで着火。それを見た初老のカップルが驚いた顔・・・そう!中国の空港は一切の火気持ち込み禁止。準備万端でセキュリティーチェックをスンナリ通過したが、持ち込み禁止のライターまでスンナリ通過してしまった!

ライターをポケット奥にしまい込み、以後、壁に備え付けられたらライターを使用。入口から近いライターは点火しないが、奥の方のライターは何とか点火。

※9~12番は全く点火しないライター

深夜の浦東空港内は?

ボーディンゲート前に戻るが、深夜ということもあって開いている飲食店は1軒だけ。ビールの小瓶1本が1000円近い・・・が、手持ちの中国元は11元(約190円)のみ。これじゃ何も買えない!(※数ヶ月後、この11元が大きく役に立つとは思いもせず)ビール1本のためにクレジットカードを使うのもどうかと思案していたら、店は営業終了。時計を見ると、ちょうど午前0時。

飛行機の搭乗時間まで、喫煙所との間を数往復。その際、気付いたことは、喫煙所に向かう階段を昇った所にあるレストランには座り心地の良いソファー。閉店後なので、誰もいない・・・勝手に休息している2~3人の搭乗客を除いて。ただし、座り心地が良い(寝転ぶことも可能)ため、眠ってしまい、搭乗時間を逃さないように御注意!

今回も無事、TRIP終了!

搭乗したビーチ898便は、定刻どおり1時半に浦東空港を離陸、ジェット気流の追い風に乗って、2時間半後の5時には羽田空港に着陸。入国・税関審査を終え、到着ロビーに出る。すでに運行が開始されている京浜急行に乗り、「それにしても上海の地下鉄の運行時間は短かったなぁ」と振り返りつつ、無事、帰宅の途に。オシマイ!

【第2日目の歩行数:3万400歩】

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